2012年1月31日火曜日

KJ法の概略

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Google+の方で、KJ法についてのご質問をいただきました。
本ブログでは、特に説明なしにKJ法の名前を出していましたが、この辺で一度触れておこうと思います。

KJ法は、アイデア発想や思考整理に活用できる手法です。
といいつつ、KJ法を理解するには以下の記事を読んでいただけば間違いありません。

シゴタノ! —    KJ法がもたらすもの、あるいは凡人のための発想法

本エントリでは、こちらの記事を元にまとめてみたいと思います。


KJ法の手順


KJ法ではカードを使います。

第一には、テーマに沿ったアイデアを、カード一枚につき一つずつ書きます。これは思いついた順に、ちょうどブレインストーミングを行うように書いていくのが良いかと思います。

第二は、それらのカードをグループに分けます。このグループとは、普通想像されるような既存のものでない方が良いとのことです。
このことは、上記記事内で参考として紹介されているページに書かれています。

KJ法について
分類作業にあたっては先入感を持たず、 同じグループに入れたくなったカードごとにグループを形成するのがよい。
グループ作りでは、カードを分類するだけでなく、それに適切なグループタイトルを付ける作業も行います。もちろんそのままタイトルに使えそうなカードがあれば、それを据えても構わないでしょう。

第三は、テーブルの上で、関係がありそうなグループを近くに配置します。このとき、陽に関係を示したい場合は線を引いたりします。

そして第四は、テーブルの上に置かれたグループを一筆書きします。
そのたどった経路で、文章が書けるということです。


計算量の改善


この第三と第四の手順で何が起きているのかがわかりにくいのですが、先ほどのページから引用して説明してみます。
文章表現の場合、文の前後に2つの文しか置くことができないが、カード配置の場合、2次元空間での配置となるので、隣におけるカードの数が増える。
第三の手順では、関係がありそうだと思ったグループをどんどん近くに置くことができます。それにより、少なくともまったく関係のないグループ同士のことを考慮の外に置くことができます。
そしてそのことが、最終的な第四の手順で「一つのグループに直接関連付けられるのは、前後に置く二つのみ」という難しい制約を達成しやすくしています。

言いかえると、頭の中で考えをこねくり回す負担を小さくしているのです。
(計算量の観点から言えば、劇的に少なくしています。)

この第三の手順の存在が、KJ法の中でも特に秀逸です。


KJ法 Lite


以上がフルサイズのKJ法です。

しかしもう少し手軽に、KJ法の思想だけを拝借してくることも考えられるでしょう。
例えば、
  • 一切合切を書きだす
  • 分類する
  • 並べ替える
  • 成果物の土台になる
といった感じでしょうか。
何よりも、「分類して並べ替える作業は、書きだした後である」ことを理解するのが重要です。

つまり、書きだしている最中には分類などのことは考えないようにするのです。

自明ですが、カードを使うことは本質ではありません。
先のことだけ意識しておけば、別に普通のノートでもテキストエディタでも構わないでしょう。


終わりに


どうも本エントリはまだ続くような気がします。

aTimeLoggerを使用してみて

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以前のエントリで、iOSアプリのaTimeLoggerが無料になっていたので、導入してみたことをご報告しました。

aTimeLogger 1.9.4(無料)App
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
販売元: Sergei Zaplitny - Sergei Zaplitny(サイズ: 6.3 MB)

そのエントリで『iPhone 習慣術』をご紹介したわけですが、その中にこのような記述があります。

『iPhone 習慣術』 (堀 正岳, 佐々木 正悟)
今後も新しいアプリを使うときは、最初の1週間はアプリに慣れる(操作に慣れ、必要なときに自然に起動できる習慣を付ける)ための期間ということを意識してください。

このようなことがわざわざ書いてあるあたり、さすがこのお二人による書籍です。
実際、この「慣れる」期間は非常に重要です。詳細は別の機会に語ってみたいと思いますが、とりあえずこれを意識しておくことには価値があります。

さて、私のaTimeLoggerの使用法も、かなり落ち着いてきました。「アプリに慣れた」と言っていいと思います。
そこで、使ってみて感じたことなどを書いてみます。


ライフログの強化


まず挙げられるのは、私のライフログに新たな側面ができたことです。

殊更にライフログのために導入したつもりはありませんでしたが、確かに、かねてから場所の移動が絡まない行動の記録が一貫して取れていないことは気になっていました。具体的には、机の前に座ったままいろいろな作業をしている、といった状態です。

作業記録はできるだけモレスキンに書いておくようにしていましたが、「この作業に何時間何分費やした」を知る場合には手計算が必要になりますし、作業を「今始めた」「今終えた」ことを時間つきで確実に記述するには、多少手間がかかります。

ここにaTimeLoggerが入ることで、計測を開始して停止するだけで、きっちりと作業のログが取れます。
ライフログの密度が格段に上がったことを感じましたし、この「生活が記録できている」安心感はかなりのものです。


「食事」の時間


次に気づいたのは、食事の時間についてです。同様のことがあてはまるカテゴリは他にもあるのですが、ここでは一番わかりやすい例と思われる「食事」を取り上げます。

私はそれなりに毎日タスクがあります。やりたいことがたくさんです。
他方、私は食事にそれほどこだわりはありません(一般的な意味で)。
私はこれまで、「食事してる暇があったら、何か作業をしたい」と考え、おにぎりを片手にPCのモニタを見るのが当たり前でした。

しかし、aTimeLoggerで食事の時間を計測してみると、朝食は6分、昼食なら9分程度でした。

いつもPCのモニタを見ながら食べていた昼食には、たった9分しかかかっていなかったのです。

計測によって、「食事の時間も惜しい」と言うほどには、そこに時間がかからないことを知りました。
惜しむべき時間は、もっと他にあります。こんなところで急いでも無駄です。

これ以降、お昼を食べることはシングルタスクで処理されるようになりました。気持ちも休まりますし、いい感じです。


「仕事」の時間


重要なタスクをこなす際には、「仕事」というカテゴリを使用しています。一日がんばったかどうかの一つの指標になります。

非常によくあることですが、「仕事」の計測を開始してから実際に仕事に取りかかるまでには、様々な誘惑があります。
いわゆる「脱線」です。特に説明を加えなくても、ほとんどの人が理解できると思います。

しかし「仕事」の計測が始まっていると、「あ、ここで脱線したら、面倒なことになる」との考えが頭をよぎります。
面倒とは、
  • 「仕事」の計測を一度止めて
  • 何秒かカウントしてしまった「仕事」のログを削除して
  • 改めて「読書」など脱線した先のカテゴリの計測を始める
という一連の作業を想像したときに考えることです。やってみるとわかりますが、これはかなり面倒です。しかしやらなければ、人生が記録されないことになってしまいます。

この面倒な作業を行うくらいなら、脱線せずにタスクをこなした方が楽です。
そう感じて、無事作業に取りかかることができた経験が何度もあります。毎回と言ってもいいかもしれません。

これは思わぬ効能でした。

他方で仕事をある程度行い、本当に疲れてくるときもあります。
この場合は、「仕事」の計測を停止し、「休憩」などを開始します。これは普通に、行動を開始する際に計測も行っているだけなので、面倒さはありません。
そしてその結果、頭を切り替えて「きちんと」休憩できるようになりました。
この「きちんと」休憩できている感じは非常に気分が良いので、ぜひ多くの人にも体験してほしいと思っています。


終わりに


ここで挙げた三つのことは、どれもaTimeLogger導入前には想像もしていませんでした。

また内容から明らかですが、別のアプリでも問題ありません。
そこはバリエーションに相当します。

2012年1月28日土曜日

TeXの情報ページまとめ

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訳あって現在、TeX(LaTeX)で文書を作成する必要があります。

そこで、いくつかのWebページを参考にさせていただきました。
それらを、自分用備忘録と、そして感謝の気持ちを表明するために、ここにまとめておきます。


参考ページまとめ


WindowsにLaTeXをインストールしてPDFファイルを作る手順

WindowsにLaTeXをインストールした際は、こちらを参考にしました。


LaTeXコマンドシート一覧

ほとんどのLaTeXコマンドは、こちらで参照できます。


LaTeX - コマンド一覧

上のページで見つからなかった場合には、より詳細になっているこちらのページを参考にしました。


リンク: ¥labelと¥refが対応しない! - 学習する機械、学習しない人間

はじめ画像への\refがうまくいかなかったのですが、こちらのページを参考にして、修正できました。


jbookクラス、¥thebibliographyで出力される「関連図書」を「参考文献」に変えるには[LaTeX chapter]

「関連図書」の表記を「参考文献」に変更する際に参考にしました。


TeX 小技

ページをまたいだ枠を付ける際に参考にしました。
ちなみにこちらで入手できるパッケージは、私の環境だと(Windows 32bit)、
C:/w32tex/share/texmf/tex/latex/base
に置いたらうまくいきました(未確認ですが、このあたりのディレクトリならだいたい問題ないようです)。



エディタ


TeX文書作成は「サクラエディタ」を使用しています。
以下のページから、zipファイルをダウンロードしました。

Sakura Editor - Browse /sakura-installer/1.6.3.0 at SourceForge.net


終わりに


リンク先は変更されることもあると思います。もし利用される際はご注意ください。
また、新たに別のページを参照した場合は、本エントリに追記していきます。

コモディティ

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少し前に、『僕は君たちに武器を配りたい』を読了しました。

『僕は君たちに武器を配りたい』(瀧本 哲史)

非常に感銘を受けたのですが、本ブログでどのように取り上げようか迷っていました。
どうも私は、正面切って本について書くのは得意ではないのかもしれません。
(もちろん経験が乏しいだけかもしれません。ここを判断するのは非常に難しいことです。)

しかし、このところいろいろ考えることがありますので、少しずつやっていこうかと思っています。


コモディティ


本エントリでは一つ、重要な単語を紹介します。概念と呼ぶのが良いかもしれません。
コモディティ(commodity)です。
コモディティ(commodity)とは英語で石鹸や歯ブラシなどの「日用品」を指すときによく使われる言葉だが、経済学や投資の世界ではちょっと違う意味で使われる。
まずは、英単語として「日用品」だということです。日用品とは、多くの場合それが「歯ブラシ」であることに意味があって、「何という歯ブラシ」であるかにはあまり興味は持たれません。
(歯ブラシにものすごくこだわりがある方は、各自別の例を思い浮かべてもらうのが良いです。)

このあたりが発展して、経済学用語として使用されるようになったのだと思います。
市場に出回っている商品が、個性を失ってしまい、消費者にとってみればどのメーカーのどの商品を買っても大差がない状態。それを「コモディティ化」と呼ぶ。
経済学の定義によれば、コモディティとは「スペックが明確に定義できるもの」のことを指す。
もう少し踏み込むと、「スペックが明確に定義されていて、消費者がそれを基準に購入するもの」と理解しても良いと思います。
この定義を参照すると、本来の意味が「日用品」であるためにわかりにくくなる部分が出てきます。
経済学用語としてのコモディティは、車でも、家でも、買い手がスペックを見ている限り、あらゆる財・サービスにあてはまるということです。

さらに正確に言うなら、「スペックを元にして買われることで、ビジネスモデルが成り立っているもの」とできそうです。
そもそも「スペックを元にして買われない」というのは、「そのモノ以外では必要な価値が得られない」ことを指しています。先の例で言えば、「この石鹸でないとだめ」といったことです。上で触れた、「歯ブラシにものすごくこだわりがある」と同様です。これは多少のスペックの良しあしには左右されずに購入されるでしょう。
このようなことを、コモディティに対してスペシャリティ(speciality)と呼びます。
ただし多くの石鹸は、それほどこだわりのないその他の買い手による消費から利益を得ています。

このように突き詰めると細かい話が出てきますが、とりあえずは数値や肩書によって「スペックが定義できるもの」との理解にしておきます。

さて、ここで触れておきたいことが二つあります。


低価格化


資本主義経済の下では、コモディティ化とは低価格化と同義になります。

ある程度石鹸としての役割が果たせることが前提として、(もちろん石鹸にものすごいこだわりがないことも前提として、)何個入りで、どれくらいの期間使えて、といったスペックが同様な石鹸がいくつかあった場合、判断基準になるのは価格になります。
少しでも安いものが良しとされ、購入されます。資本主義の世界で勝者になれるといってよいでしょう。

勝者になれるのはいいのですが、コモディティ化したモノにおいては、買い手の立場が強くなります。
要するに、ひたすら買い叩かれるしか生きる道がなくなってしまいます。


コモディティ化をたどる


ここまでの話だと、コモディティ化とはとても良くないことのように見えます。実際、その商品が利益を生むには良くないことです。
しかし残念ながら、資本主義の下では、市場に流通するあらゆる商品はコモディティ化していきます。

一時的にスペシャリティを勝ち取るようなモノが現れても、それを支える技術やアイデアは、市場ではすぐに模倣され、低価格化の競争にさらされることになってしまいます。


終わりに


最近、このあたりをすごく考えています。
とりあえずは用語の説明でした。

2012年1月27日金曜日

情報活動と呼吸のアナロジーから広げてみる

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ブログ「R-style」にて、こちらの記事を読みました。

R-style » 情報活動と呼吸のアナロジーから広がるもの

記事の終わりに、このように書いてあります。
きっと他の引き出しを持っている人は、別の連想が広がることでしょう。ぜひ他の人の引き出しの中も見てみたいものです。
そこで私も、これについて少し考えてみたいと思います。


マラソン


初めに考えたのは、長距離走のことです。
よく長距離走では、呼吸のリズムを作るのが大事だと言われます。吸・吸・吐・吐を繰り返すのがセオリーですね。
日常ではこのようにリズムを意識して呼吸することはあまりないため、実践しようとするとかなり違和感を覚えます。しかし、多少苦労してでも続けることで、長い目で見ると楽に走れるようになり、その結果としてパフォーマンスが向上します。

私はこのあたりに、情報活動との共通点を見出します。

継続して情報活動を行っていくには、インプットとアウトプットが生活の中でリズムを持っていると良いです。誰にとっても、「この時間にはこれだけのインプット」「この時間にはアウトプット」のリズムがある方が良いはずです。
そこでそれをあらかじめ決定してしまい、毎日従うことを考えるわけですが、やはり毎日続けていくのは大変です。リズムを崩したくなることもあるでしょうし、一見崩した方が楽に感じられることもあるでしょう。
しかしこれを苦労してでも続けることで、長い目で見るとその方が楽に情報活動を続けることができ、結果としてより質の高い活動が可能になります。


風邪


もう一つ考えたのが、風邪についてです。
風邪をひいて鼻が詰まったりすると、呼吸がしにくくなります。普段はまったく意識しませんが、このときに、今まで呼吸をしていたことに気付きます。苦しくなって初めて、その大事さを考えるのです。

このあたりにも、情報活動との共通点がありそうです。

例えばインプットの質が低下していると感じられるとき、またはその種類が自分に適していないように思うとき、情報活動が苦しくなります。そこで初めて、良いインプットを求めなければ、との気持ちが生まれてきます。良いインプットを得ていた頃には、まるで気づくことのなかったことに対して、その重要さを感じるのです。
または、何らかの外的要因で急に情報活動が途絶えてしまうこともあります。ここにも、同様のロジックが当てはまります。

(もっとも、「なくなって初めて、大事さがわかる」ことは他にもいろいろありそうです。)


違うこと


もちろん、情報活動と呼吸で異なっている点もたくさんあります。
ここで一つ挙げたいのは、情報活動は人の役に立つかもしれないことです。
自分のアウトプットなど広い世界では取るに足らないことですが、それが他の人のインプットとなり、その人の世界が作られるような重大なインパクトを与えることだってありえます。そんなこと、起こらないかもしれませんが、信じたっていいはずです。


終わりに


薄々お気づきの方も多いと思いますが、ここでBUMP OF CHICKENの「supernova」の歌詞から引用して、本エントリを締めます。
誰の存在だって 世界では取るに足らないけど
誰かの世界は それがあって造られる

2012年1月26日木曜日

ユニークな本

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『理系のためのクラウド知的生産術』を読了しました。

『理系のためのクラウド知的生産術』(堀 正岳)

前回記事の終わりにも書きましたが、本書がとても素晴らしくまたユニークであったため、何とか本エントリでそれを伝えたいと思っています。


本書の内容


本書は、インターネットのクラウドサービスを利用することで、理系研究者の日常でいかにして時間を生み出すことができるか、その活用方法について書いた本です。
内容については、この一文がよく表現しているでしょう。理系研究者が時間を生み出すことがすべてのテーマとなっています。
本書ではこのライフハックの考え方に根ざして、Gメール、ドロップボックス、エバーノートのような、それ自体として便利なサービスをご紹介するにとどまらず、いかにしてそれらを利用すれば日常の研究時間を生み出すことができるのかという視点からの解説も試みました。
そして、クラウドサービスとして具体的に登場するのがDropboxやEvernoteなどだということですね。あちこちで言及されていますが、これらのツールはいわば基本的なものであり、その使用法にも特別トリッキーな技が出てきたりしません。

このあたりに、本書が他に類を見ない点の一つめがあると考えています。


唯一無二な点、一つめ


基本的なものしか登場しないということは、本書が具体的なツールに依っていないことを意味します。何も目新しくない書籍は、発表されないためです。

これまでこの界隈の人たち(ライフハック界隈、と呼ぶことにします)が何をやっているのかは、そうでない人にとってはわかりにくいものでした。
ライフハックについての文章などを読むと、このツールが良いとか、こんな新しいツールが出たとか、そういったことはわかります。しかしこれだと「では、この人たちは普段からいろんなツールを使って遊んでいて、それがライフハックというものなのだな」との認識しかもたらしません。
もしライフハックに興味を持って調べてみた人が、そのように感じてしまったとしたら、非常に残念です。ツールをたくさん使えば人生が良くなるとは、とても思えないからです。

本ブログでは何度も強調してきましたが、ライフハックとはそんなことではないはずです。

そしてついに、ツールの話を(それほど)せずにライフハックを紹介する書籍が著されたわけです。
この200ページ弱の本には、ライフハック界隈の人たちがツールを使って何をしているのか、どうしたいのかが書いてあります。
そんな書籍はこれまでなかったろうと思います。

この界隈にまだ足を踏み入れていない人がライフハックを知るには、この本だと言っていいでしょう。


唯一無二な点、二つめ


二つめも、一つめとそう異なることではありません。

これについては、前々回の本ブログのエントリに伏線が張ってあります。
こちらです。


この中で、私のライフハックへの考えとして「それで、人生がどのように変わるか?」との視点を紹介しました。
私がとても大事にしている見方なのですが、本書には、このことがたくさん記されています。

一つだけ引用してみます。
あなたの頭脳は、考え事を抱え込んで不可能なジャグリングをするための場所ではありません。思考をもクラウド上に解き放つことで、私たちは貴重な思考力を次のひらめきのために用意しておくことができるのです。
これを実現するための手段として、ツールやテクニックがあるわけですね。

上の引用文以外にも、徹底して人生や生活がどう変わるかが語られています。
このことは、すでにある程度この界隈のことに知識があり、多くのツールを使用している人にとって非常に価値があると思います。ツールは使っているけど、いま一つメリットがわからなかったりとか、便利に使えていなかったりとか、そんな気がしている人が読むと、たくさんの知見を得られるに違いありません。

やはり、このような書籍はこれまでになかったでしょう。


余談


以上に挙げた点は、一つめはほとんどライフハックについて知らない人へのメリット、二つめはある程度知っている人へのものです。

さて、本書は基本的にはこの分野のことを知らない人(研究者)が読むことを想定して書かれているようです。
ところがEvernoteについての話で、このような記述がありました。
すると行き当たりばったりだった作業が、ノートの中で次第に形をとっていきます。
私はこのことに大いに共感し、一人盛り上がったりしました。それなりにEvernoteを使っていると、こういった体験をすることがあって、この意味が実感できるのです。
初心者向けの本だと思って気を抜いていると、たまにこういった文章が出てきます。
さすがです。

それからもう一つ、ここまでで私がライフハックと呼んできたのは、すべて私個人の定義によるものです。少なくとも、著者の堀氏が考えていることとは異なっていると思いますので、その点にはご注意いただきたいです。
これは、堀氏が「ライフハック」の単語を出しているのを、私があまり見たことがないためです。

すなわち本エントリは、「理系研究者が時間を生み出すこと」について書かれた書籍を、ライフハックの観点から読み直したものだということもできます。


終わりに


「ユニークである」というのは、理系の人が使う言葉で「唯一の」とか「一意の」といったことを意味しています。
「変わってる」などの意味はありません。
私も昔、これがわからなくて苦労しました。

2012年1月25日水曜日

ブルーバックス

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前回のエントリで、ブログ「R-style」での書評記事を紹介しました。

R-style » 【書評】『理系のためのクラウド知的生産術』(堀 正岳)

私のそのエントリでは、書評にも当該書籍にも触れずに別の話に進んでしまいましたが、このたび件の『理系のためのクラウド知的生産術』を読了しましたので、当初はそれについてのエントリを書こうと思っていました。

『理系のためのクラウド知的生産術』(堀 正岳)


「当初は」


ですがその前に一つ調べておきたいことがありますので、今回はそれをまとめてエントリとしたいと思います。

というのは、こちらの記事を読んでいたときのことです。

すべての研究者に時間の贈り物を「理系のためのクラウド知的生産術」(講談社ブルーバックス) | Lifehacking.jp

本書の発売と概要を紹介している記事です。その冒頭に、このような文章がありました。
それが今回、講談社ブルーバックスという伝統あるシリーズの一冊として「理系のためのクラウド知的生産術」というタイトルで実現しました! 本当にうれしい!
本記事の内容は非常によくわかり、本書を購入するきっかけとなりました。ですが、ここのところだけが疑問がありました。
私は、「講談社ブルーバックス」という名称を初めて目にしました。つまり、このシリーズで書籍を出版できることは、どれほど名誉なことなのだろう、といった疑問です。
調べておきたいのは、このことです。


Wikipedia


ブルーバックス - Wikipedia

まずはやはりWikipediaを確認することにします。
1963年に創刊され、2008年時点でシリーズの数は1500点を超える。
1963年とは、相当に伝統あるシリーズです。
科学は難解である、という先入観を払拭し、多角的観点からの研究を行い、多くの人々が科学への興味と科学的な視点を培うことを目標としている。
なるほど、そういったシリーズなのですね。

「科学は難解である、という先入観を払拭」しようとする試みを、これほど昔から継続して行っていることには、敬意を示したいです。


巻末の「発刊のことば」


各刊の巻末には、「発刊のことば」が載っているようです。
学者や学生はもちろん、産業人も、セールスマンも、ジャーナリストも、家庭の主婦も、みんなが科学を知らなければ、時代の流れに逆らうことになるでしょう。
このような主張があって、長い間書籍を刊行し続けてきたということなのでしょう。
ひと昔前の夢物語もどんどん現実化しており、
さすがに「クラウド知的生産」といった言葉がタイトルに使われるようになることは、夢物語でも想定しなかっただろうと思います。


公式ページ


講談社BOOK倶楽部:ブルーバックス

公式ページもあります。
かなり興味を引くタイトル、概要がたくさんあります。これは大変な場所に足を踏み入れてしまったかもしれません。


終わりに


本エントリは軽い感じになりましたが、『理系のためのクラウド知的生産術』、本当に自信を持ってお勧めできます。
とにかく、こういった本は他にありません。

何とかこれが唯一無二であることを伝えたいのですが、いかんせん私は力不足です。
がんばってみます。

2012年1月24日火曜日

好きな文章の話

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こちらの記事を読みました。

R-style » 【書評】『理系のためのクラウド知的生産術』(堀 正岳)

とても共感する文章がありました。引用させていただきます。
まったく余談になるが、私は著者の文章がとても好きである。本書を購入したのも、新しい知見を得るためではなく、どんな構成なのか、どんな文章が書かれているのか、を読みたかったからである。
今回はこれに関連する話となります。


堀正岳氏の文章


引用文の「著者」とはもちろん堀正岳氏のことですが、私も堀氏の文章が好きです。

最近読んだ氏のブログ記事で、まさに真髄と言うべき文章がありましたので、ぜひご紹介させていただきたいのです。

ScanSnapを導入すると「Evernoteプレミアム1年分」のキャンペーンが開催中 | Lifehacking.jp

まずはタイトルに注目です。見たところ、単なるニュースの紹介記事のようです。私はここから、今回は軽めの記事なのだろうな、と高をくくっていました。

しかし以下の文章に遭遇し、それはもう、仰天しました。
思えば、ScanSnap を初めてみたとき、「これだ!これであの膨大な紙論文や、事務書類の情報を捨てることなく紙そのものは捨てられる!」と思った時の感覚と、Evernoteを初めてみたときの「これだ!これで、行き先のわからない情報がすべて記憶できる!」と思った感覚は似ていました。
ScanSnapとEvernoteがだいたいどのようなものか、なんとなくでもわかっている方には、すごいことがここで述べられているとわかると思います。

私はこういう文章が読みたいのです。


無理やり解釈する


この文章を私などが解釈するのは非常に気の引ける作業ですし、そうしないのが良いのかもしれません。
それでも無理やり解釈すると、個人的にこれをすごいと思ったのには理由が二つありそうです。
(もっとたくさんあるのかもしれませんし、もっと少ないのかもしれません。)


一つめ


一つめはライフハックについてです。以下はあくまで私の考えであり、ご本人は声高にライフハックを叫んだりしない点にはご注意いただきたいです。

本ブログの過去エントリでも触れたことがありますが、私がライフハックだと思っていることにはいくつかの説明があります。
その内の一つとして、便利なツールを前にしたときの私の考え方として「それによって人生はどう変わるか?」というものがあります。私がとても大事にしている視点です。

ScanSnapでいえば、「次々に紙をスキャンできる」ことは単にツールの説明ですが、それによって「情報を捨てることなく紙そのものは捨てられる」ことが革新なのです。
(しかもこの部分が深いところでEvernoteと同質のものであり、そのキャンペーンに価値があることが示されるような記事の構成になっています。すごいです。)

これを確認しておかないと、新しいツールが出るたびに乗り換えて…、といったことになってしまいます。

似たようなことは以前本ブログで述べたことがありますので、ご紹介いたします。

23-seconds blog: モデルの重要性


二つめ


二つめは、記事タイトルとの関連です。

よくブログのセオリーとして、「タイトルはとても重要で、内容をよく表して目を引くようにつけなければいけない」といったものを見ます。
様々な理由から私はこれに納得がいかないのですが、そこで出会ったのがこの記事というわけです。

「ScanSnapを導入すると「Evernoteプレミアム1年分」のキャンペーンが開催中」のタイトルから、まさか記事内容がこんなに熱いことになっているとは、想像できませんでした。
最高です。


終わりに


実は倉下忠憲さんの文章も大好きです。

2012年1月21日土曜日

さらにタスクを振り分ける

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前回エントリでは別の方向に行きかけましたが、戻ってきます。
以下のエントリの続きを書いてみます。

23-seconds blog: タスクを振り分ける

ここまでで、タスク管理を行うツールから「いつかやる」タスクが見えないところに移されています。


「プロジェクト」を別にする


「プロジェクト」とは、達成するまでに複数の行動を要するもののことです。よく挙げられる例としては「セミナーの主催」があります。これを達成するためには、
  • 開催日を決める
  • 会場を押さえる
  • 内容を決める
  • スライドを作る
  • 告知する
  • 開催する
といった感じになるでしょうか。

一方で「タスク」は、その名称から取るべき行動が明らかで、ただ一つであるもののことを言います。非常に有名な例は「牛乳を買う」ですね。

そして行うことは、この「プロジェクト」をタスクリストの外に出すことです。
タスクの中に、プロジェクトが紛れていると非常に都合が悪いのです。


プロジェクトとタスク


プロジェクトは、一日で達成されることはまずありません。そのためここには必ず「進捗度」の概念が持ち込まれます。
タスクにはこれはありません。完了したか、していないかの違いです。

またプロジェクトは、リストに書きだされていても次に取るべき行動が明確ではありません。すると、「このプロジェクトを達成するには…」と頭で考える必要があります。これでは意味がありません。
プロジェクト名を書きだしただけでは、実質ほとんど何もしていないのです。

これらの点から、プロジェクトとタスクでは異なった扱いが必要になることがわかります。


プロジェクトを分けないと…


例えばこういったデイリータスクリストが完成しています。
  • 牛乳買う
  • ブログ書く
  • ランニング
  • セミナーの準備
もちろんリストはもっと下まで続いている、すなわち今日は十分に忙しいものとします。
始めの三つは問題ありません。牛乳を買ってきたらチェックを付け、ブログを書いたらチェックを付けます。ランニングも同様です。

問題は「セミナーの準備」です。これを見たとき、
  • 行うべきことは?
  • どこまで進んでいるのか?
  • 次行うことは何か?
  • どの程度進めることができそうか?
といったことを考える必要があります。
いま、考えた結果「昨日スライドの骨格を作ったから、今日はそのデザインを考えよう」と思ったとします。もちろん今日は忙しいので、「セミナーの準備」をそれ以上進めることはできません。

するとどうなるでしょうか。
一日を通して、計画通りにタスクがこなせた状態を想像してみます。
ほとんどすべてのタスクに、チェックが付いていると思います。ですが、「セミナーの準備」にはそれがありません。頭で考えた「スライドのデザインを終わらせる」というタスクがきちんと達成されているにも関わらず、です。
まだ「セミナーの準備」は途中だからです。


「セミナーの準備」


そしてこの「セミナーの準備」という記述は、まったくその姿を変えずに、明日のタスクリストにも出現します。
セミナーの準備を進めても、進めていなくても、次の日のタスクリストには何も変わらずに存在しているのです。

これは問題です。
「セミナーの準備」はどこまで進んでいて、あとどれくらいで終わるのかがさっぱりわかりません。

また以前にも触れましたが、タスクリストにいつまでもチェックが付かない項目があるのは良くありません。このタスクリストはすべて完了にならないのが普通である、との認識をもたらし、その意味が薄れてきてしまいます。
さらには、「セミナーの準備」にはどうせチェックは付けられないのだから、との気持ちからそれに一切手をつけない日が出てくることになってしまいます。


焦ることもできないか、焦るか


進んでいるのかいないのか、順調なのかそうでないのか、わからない状態で仕事に取り組めるほど、私たちの精神力は強くないはずです。

他方で進捗度が把握できなければ、「この調子だと終わらないから、急ごう」というわけにもいきません。
もしくは常に焦っているか、どちらかです。

こういった理由から、プロジェクトはタスクと同列で管理することはできないのです。


終わりに


次回はプロジェクトの管理方法の話になりそうです。
今はそういう気分ですので間違いなく続くと思っていますが、明日になればわかりません。

意外とこの概念は大事です。

2012年1月19日木曜日

モデルの重要性

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前回、このようなエントリをしました。

23-seconds blog: タスクを振り分ける

その最後で「すぐやるリスト」から分けた方が良いものが、他にもあるといったことを書きました。
ここではそれについて述べる予定でいたのですが、その前に以下の記事を読みました。

【雑感】その仕組みは仕事を「する」ことにつながっているか? | Find the meaning of my life.



立ち止まって考える良い機会をいただいたと思いますので、今回はそれについてのエントリとします。


記事の内容


記事の本筋は、以下の引用文でよく表現されるはずです。
達人のテクニックやアイデアに触れれば触れるほど、今現在、上手く回っているツール”以外”のツールがとても魅力的に映ります。手に余るくらい沢山のツールを使っていることになってしまったり、今使っているツールに信頼が置けなくなってしまうきらいがあるように思えます。
使っていないツール、目新しいツールを次々に試していて、本来時間をかけるべき対象がおろそかになってしまったり、本当に自分にとって有益なツールがわからなくなってしまうことは、良くないことです。
そういった理解で良いかと思います。


自身について


私はこれまで、「達人」のテクニックを大いに参考にし、実際にタスクがこなせています。あるいは、こなせている実感があります。
事実、ログを見てみると、家内と談笑する時間。愛犬と散歩に出かける時間。本を読む時間。学ぶ時間。考える時間・・・etc これらの時間を以前より確保できていません。その代わり何をしていたかと言えば、新しいタスク管理ソフトを試していたり、カレンダーサービスをより便利にカスタマイズしていたりするわけです。
今のところ私にはこういったことは起こっていません。
ログを見返しても、必要な程度にこれらの時間を取れています。そもそもそのためのタスク管理ですので、うまくいっていると言えます。


実装のバリエーション


「たくさんある魅力的なツール」のほとんどは実装にバリエーションがあるだけで、同じモデルを使いまわしているに過ぎないと思います。

本ブログでは何度も強調してきたことですが、重要なのはモデルの部分です。

このブログのエントリに、具体的なツールの使い方についてのものがないのは、それが理由です。
理論上バリエーションは無限に存在しますし、それよりも「このツールを使っているのは、こういう経緯があって、こういう目的で……」ですとか、「タスク管理にはこういう特徴があるから、そこに注意すると嬉しくなれる」といったことに興味があります。

このような考えの結果として、上記ブログ「Find the meaning of my life.」で危惧しているようなことは私には当てはまらずに済んでいるのだと思います。


新しいツール


言われてみると、私は新しいツールを取り入れることはほとんどしませんので、この界隈に興味がある割にはそういったことに詳しくありません。iPhoneアプリも月に一つ二つ落とすくらいでしょうか。
ブロガーさんたちがよく「私の今月のiPhoneホーム画面」などの企画を行っていますが、私は一か月経ってもほとんど変化せず、面白くありません。

タスク管理などで新しい考え方を知って実践しようとするときも、とりあえず今あるツールで(無理矢理でも)行ってしまいます。Evernote、テキストエディタ、モレスキンあたりです。

何となく、新しいツールを入れるのは面倒な気がします。気が進まないのです。慣れるまでにも時間がかかります。
もちろん自分のことなど良くわかっているはずがありませんので、このあたりは何とも言えません。


情報収集


そんな私ですが、RSSフィードは毎日読んでいます。

これは、今あるモデルに変化を与えるような情報や、まったく新しいモデルを持ち込んでくれる情報と出会うことを目的としています。

要するに、いろいろな人の考えに触れたいのですね。
記事タイトルに「考えたこと」や「雑感」などと書いてあると、飛びついて読みます。
本を読むのも、そういった理由かもしれません。

もちろんツールの紹介記事も好きですが、そのツールの斬新さや設計思想などが見えてきたり、それについての考察が記事を書いた人によって入っていると、より好きです。


終わりに


次こそタスク管理の続きを書きたい、とは思っています。

タスクを振り分ける

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以前、タスク管理の出発点として、タスクのインボックスを用意することについて述べました。

23-seconds blog: タスクのインボックスを用意する

ですので本エントリでは、「やることはすべて書き出されている」状態が達成されたものとして、その次を考えてみます。

行うのは、インボックス内のタスクを振り分けていくことです。


「いつかやる」を別にする



まずは一つのリスト内に、GTDでいう「すぐやる」と「いつかやる」が混在しないようにします。

非常に参考になるエントリがあがっていました。

タスク管理ツールに入れるべきではないたった1つのこと | TRAVELING
GTDで言うところのSomedayリスト=「いつかやる」リストというものを、タスク管理ツールに入れこまないのです。
「すぐやる」ものと「いつかやる」ものは、自分の中で重要度が大きく違うと思いますので、一緒にしてしまうととても見にくくなります。


タスクが達成されない



さらに重要なことがあります。
しかし、一向にこの類いのタスクってなくならないんですよね。完了にならない。いつかやりたいリストはいつかやりたいリストな訳で、ふとやろうと思ってやり始めても何も決まってないから終わらないんですよね。 
こういったものがずっとタスク管理ツールに残っていると、永遠に先送りしてしまうかもしれません。
タスク管理を行うのであれば、最も避けたいのは先送りしてしまうことです。

この例が示している問題は、先送りが起こってしまうことそのものではなく、「このリストは頻繁に先送りが起こるのだ」といった認識を生んでしまうことです。

このあたりはやはり佐々木さんが詳しいです。

こちらの記事はリピートタスクの間隔に関するものですので、「設定」といった言葉が出てきていますが、考え方はあらゆるところに応用できそうです。

誠 Biz.ID:あなたの不安、見積もります:「○日で繰り返す」でリピートタスクの最適な間隔を探る必要がある理由
 タスクはその日に行うことがもっとも合理的で必然的であるからこそ、その日に行うものなのです。必然的でない設定は必ず「今日はやらなくていいや」という気持ちを引き起こし、それが「リストを見ては先送りする」という習慣を強化してしまうものなのです。
もうこうなってしまえば、タスクリストに価値はありません。
先送りが起こるのが普通になるようなリストは、始めから作ってはならないのです。


終わりに



ここまで読んだ方は、「すぐやる」から遠ざけるべきものが他にもあることに気づいていると思います。
それはまた次の機会にします。

2012年1月18日水曜日

ポメラを持つ意味

Clip to Evernote
以前のエントリで、新しいポメラについて詳しく見ました。

23-seconds blog: ポメラ DM100が到着

本エントリではそこから一歩引いて、ポメラを持ち歩くことそのものについて考えてみたいと思います。


ノマドワーキング



何と言っても、ノマドワーキングで非常に役に立ちます。
ここでのノマドは、いわゆる「カフェにMacBook Airを持ちこんで作業する」ことではなく、もう少し軽いものを想定しています。
参考にしたのはこちらの記事です。

企業内でプチノマドワーカーとして仕事をする方法を実験中 | Find the meaning of my life.



社内に拘束されている状態で、ノマドやサテライトなど、新しい働き方のメンタルモデルを取り入れるにはどうしたらよいか?という実験を最近行っています。


私の現状


現状私は、
  • モレスキン
  • ロディア
  • 万年筆
  • マスキングテープ
  • ポメラ
  • iPod touch
をバッグインバッグに入れています。このバッグだけ取り出して、簡単にノマドワークに向かうことができます。

モレスキンとロディアは、頭の中にあることを目に見える形にマッピングするために使います。
アイデアの原型のようなものがあってそれをアウトプットしたいときや、頭の中を整理して考えたいときに効果を発揮します。

iPod touchはメモ、スケジュール帳、カメラ、タイマーといった用途に使用します。iPhoneも所有していますが、こういった仕事はiPod touchに割り振ってしまうことで、充電切れの心配が非常に少なくなりますし、取り回しが良くなって機動的になります。
また、iPhoneはどうしても携帯電話としての役割を果たす必要があるため、このノマド持ち物セットに入れてしまうのは抵抗がありますが、iPod touchなら可能です。その結果、iPod touchを万年筆などと並んで「道具」として見ることになり、「モノ」としての愛着がわきます。


ポメラが入って



ポメラ購入以前は、仕事を形にできるのはモレスキンとiPod touchのフリック入力のみでした。
これらは頭の中のことをとりあえずマッピングする、いわば一次的な作業しかできません。
実際に仕事としてアウトプットするには、それをもとにしてしっかりした形式の「成果物」が求められます。モレスキンへの殴り書きというわけにはいきません。
それにはPCなどのツールが必要になる類の話です。

そしてそこにポメラが入ることで、ノマド環境にいても、一次的なアイデア出しから最終的な成果物の作成に近いフェーズまで、自由に行うことができます。

ポメラは私のノマドワーキングに新たな次元を持ち込んでくれたのです。

現在私はバッグインバッグを持つと、「これだけあれば戦える」という強い安心感を覚えます。


ノマド環境を整える



私はノマドワーキングについて、「環境が変わると集中できる」といったことはあまり信じていません。
そもそも、ノマドワーキング自体にそれほど効能があるのかどうかは、疑問に思っています。

しかし『クラウド時代のタスク管理の技術』に、ノマド環境を整えることについての記述があり、私は非常に共感しました。

『クラウド時代のタスク管理の技術』(佐々木正悟)
いっぽうで街をぶらついていると不意にすごいアイデアにぶつかったり、電車の中で急に仕事をする気になることもあります。
そんな「急に脳の状態が理想的になった」タイミングを逃すことは非常にもったいないことです。
「ノマドだから、やる気が出る」のではなく、「やる気が出たから、ノマドでやる」わけですね。
ですので、急にやる気が出たときにも作業できるところに、ノマド環境を構築する価値があります。

この意味で、上に書いた「安心感」云々の話は本質的なのです。


終わりに



矛盾するようですが「ノマドだとできることが制限されるため、集中力が高まる」といったことは、わりと信じています。

ただ「できることが制限されている」ということは、完全に仕事を終えるには、ノマドでない普通の環境でも作業する必要があるわけです。
つまりこの場合、作業をうまく分割して、ノマドでもできる部分を見極める必要があります。

そのあたりが明確な場合は、問題ないと思います。

2012年1月16日月曜日

時間がゆっくり流れる街

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本エントリのために、前提を二つ挙げます。
  • 私は方言のある地域に住んでいます
  • 私はとても農家に近い立場にいます
これを踏まえた上で、先に進みます。


「いちご」



果物のいちごの話です。

私などはこれを、「い」を高く発音します。
同じ地域に住んでいる人たちも同様です。
音楽の「テクノ」と同じと言えば良いでしょうか。

ところが聞くところによると、共通語で「いちご」は三文字を平坦に発音するらしいのです。
動物の「イルカ」と同じイメージですね。


ある人の発言



私はこのことを、同じ地域に住んでいる人から聞いて知りました。ですので信憑性のほどはわかりませんが、そこは置いておきます。

その人が続けて言いました。
都会の人たちが言う「(共通語の)いちご」はただ買って食べるもので、その他たくさんある商品の一つとして見ている気がする。
「(私の地域で言う)いちご」って言うと、農家の人のものすごい苦労とか、人生がかかっている感じとか、いろんなものを含んでる気がする。


モレスキンカウボーイ



ここで思い出したのは、私たちのカリスマ、モレスキンカウボーイのタカヤさんのブログ記事です。


大切な人々に会いに行く旅だったと思う - +++ blanq_text +++

ことばというのは、背後で練り上げた見えないものが含まれる。見えるものは見えないものの終点である。
最高に熱い記事です。

だから、ことばには人を感動させる力があるのだと思います。


背後にあるもの


私がブログで伝えたいことの一つは、このあたりにあります。もう何度も書いている気がしますが、本当に伝えたいので、書きます。

「言葉」には、その背後にたくさんの見えないものがあります。
日常会話などでは、そこまで伝えることができません。そこにどうしても不満がありました。

ですのでブログ上で言葉を尽くすことで、何とかそれに近づけていきたいのです。
もちろんブログでも言葉を使う以上、完全にというわけにはいきません。

でも、見えている部分だけではなく、そこに至った経緯とか、考え方とか、一生懸命伝えようとすることはできます。

私のエントリに、的確なタイトルや簡潔な結論があまりないのは、そういう理由です。
一行で書けるなら、そもそもブログなど書かないのです。


終わりに


本エントリは、前回エントリと大いに関連していますので、見ていただけるとありがたいです。

23-seconds blog: 一期一会

2012年1月14日土曜日

一期一会

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ロックバンド「シド」に、「Dear Tokyo」という楽曲があります(アルバム『センチメンタルマキアート』に収録)。

訳あって、現在の私はこの曲に感慨深いものを感じるのですが、それはまた別の話です。

歌詞から引用させていただきます。
今日のこと 今日一日のこと 胸をはって誇れますか?
とてもいい言葉です。


「今日一日のこと」



ここで問題になるのは、現代において「今日一日」に起こることはものすごく多く、そこに生きる私たちはそれらを逐一覚えていられないということです。

とても興味深い、ブログ「ライフハック心理学」の記事があります。


114 定点観測する仕組みを作る – ライフハック心理学
私達は特別の注意を払って何かを注視しないでいると、すぐそのことについて忘れます。本当に驚くほどあっけなくコロッと忘れてしまうのです。 
「忘れる」ことについては心理学者が色々研究中ですが、スマートフォンを使ってライフログなんかをとっていると、忘れる理由ははっきりしています。刻一刻と行う行動の多種多様生がものすごいのです。
こちらの記事はこのあと別の話題に展開していきますので、ぜひそちらの方も目を通しておくのが良いと思います。


記録する



要するに、忘れているのです。
これに対処するには、記録するしかありません。

今日成したことの記録が残っていないと、私たちは忘れてしまうため、「一日すごく忙しくて頑張ったけど、何を達成したかよくわからない」状況に陥ります。

同記事から再度引用いたします。
つまりなしたことに大した違いはないのに、妙に差があるように感じるのは、定点観測された記録がないからなのです。

何でも記録する



ここで注意したいのは、何でも記録しておくことです。
「今日一日を誇れるかどうか」決定づけるような、大きな出来事だけ記録すれば良いような気もしますが、残念ながら記録時にそのようなことを考えている暇はありませんし、そもそも記録時には判断がつかないものかもしれません。

もっと言うと、そのような大きな出来事がなかったので誇ることのできない一日であった、としてしまうのは非常にさみしいのです。

一期一会な小さなことでも、私の一日を形作る大切な要素です。
記録が残っていると、それがわかります。


終わりに



さて、私の今日の記録を振り返ってみました。
なかなかにタスクがこなせているようです。

そこで、再び「シド」の「Dear Tokyo」から引用いたします。
今日のこと 今日一日のこと 胸をはって誇れそうさ

オブジェクト指向の利点

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オブジェクト指向の利点については、すでに統一された見解があると思います。

本エントリでは私なりにそれを考えてみたいと思います。
つまりは私が、システム開発のどのような点を重要だと考えているかを反映するものになるはずです。

もちろん私もオブジェクト指向についてそれほど理解しているつもりはありませんが、将来理解したときにこのエントリを見返すことができるのは、なかなかに価値がありそうだと思うのです。


一つめの利点



私が一番重要だと考えているのは、並行して開発を進められるようになることです。

システム作りの特徴からいって、開発は一人で行うのが最も理想的であるのは間違いありません。
このことを『人月の神話』では「コンセプトの統一」と呼んでいるわけですが、つまり、システムの大枠から細部に至るまでが統一された思想によって作成されるのが良いのです。

複数人で開発すれば、当然その思想にずれが生じます。
例を挙げれば、仕様にもモデルにも書かれていない部分をどのように実装するかは、それを行う人によって異なってくる、といったことです。

残念ながら、この小さなずれが後にシステム全体の欠陥を招くことになります。

ですので開発は一人で行うのが理想的となるわけですが、その場合、それにかかる期間がまったく現実的でなくなってしまいます。

ここからやむを得ず、複数人で開発することが一般的になりました。
ここでオブジェクト指向は、とても巨大で複雑なシステムを、それぞれの干渉が少なくなるように分割することを可能にします。

現状、システムの本質的な複雑さと大きさに対応する方法は他にありません。


二つめの利点



二つめは、モデルが書けるようになった点です。

やはりシステムは複雑であるため、すでにソースコードから書き始めることはありえなくなっています。

モデルを描く際にオブジェクト指向を念頭に置くと、
[現実] - [モデル] - [ソースコード]
のマッピングがやりやすくなります。
オブジェクト指向は、現実に則した物の見方をしているからです。


三つめの利点



三つめの利点は、GoFデザインパターンのTemplate Methodが利用可能になることです。

これだけは、オブジェクト指向以前には絶対に不可能でした。

簡単に説明すると、システムの大枠を考える人と詳細を実装する人が別にいて、詳細での記述がどうなっているか知らなくても、外から見た挙動さえわかれば問題ないというものです。
詳細に立ち入らなくてよくなった点で、システム開発を楽にしたのは間違いありません。


以上の利点



冒頭に「システム開発のどのような点を重要だと考えているかを反映するものになる」と書きました。

私は「システム開発は非常に複雑で大規模なものを相手にするため、本質的に困難である」ことを、何よりも考えています。

その視点で上に挙げた利点を見返してみると、かなり様子がわかりやすくなると思います。


終わりに



もちろん、銀の弾丸にはなりません。

2012年1月12日木曜日

少しずつやること

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このような記事があります。

完ぺきにしなくてもいい「1日15分の掃除を毎日続ける」というお掃除術 : ライフハッカー[日本版]
「完ぺきにキレイにする必要はない」という考え方はとてもいいです。掃除をする15分間だけは、完ぺきに掃除だけに集中しましょう。何度も言いますが、家をチリ一つ落ちていないような状態にするのが目標ではありません。15分前よりも少しキレイに片付けるだけでいいのです。それを続けているうちに、これだけで常にキレイな状態が保てるということが分かると思います。
非常に良さそうな手法です。
個人的にはこういったことをライフハックと呼びたいところです。


少しずつやったことがある



この類のことを実践したことのない人には、直感的に受け入れにくい考え方かと思います。
大したことを言っていないような気がしてしまいますし、「それで楽になるのか?」「そんなに効果があるのか?」といった疑問を持つこともあるでしょう。

このようなマインドがセットされている人とそうでない人の間には、かなり大きな隔たりがあります。

セットされている人が「1日15分の掃除を毎日続ける」という文面を見ると、「ああ、これは間違いなくうまくいくな」と直感的に思います。


マインドの話



ここでは、「15分」とか「毎日」などのキーワードが重要なのではありません。
単にそれは実装の問題ですので、別に何分でも良いし、毎日でなくても構いません。

それ自体が巨大で手数のかかる仕事でも、小さく分割して少しずつ進めようとすると、気合いとかモチベーションとか、そういうものに頼らずに完了できることを「わかる」かどうかの話です。

おそらくこのようなことを考えたことのない人が、最初からこれをわかるのは難しいと思います。

というのは、私がそうだったからです。
このことが身についていなかったころと比べると、物事の見方がかなり異なっていることを実感します。


気合いを入れる



近い視点であり、さらに踏み込んだことが書かれているのがこちらの記事です。


整理が下手な人は「常にモノを捨て続ける」とうまくいくかもしれない | Lifehacking.jp
「なにを当たり前の話を」という感じですが、整理が苦手な人が陥りやすい罠に「いずれ一度にまとめて整理しよう」という気持ちがあります。こうしたもっともらしい仮面を被った怠け心の機先を制するためにも、常に捨て続けるのはよい意識状態といえそうです。
「時間ができたときに」「その気になったときに」、一度にまとめて行うことは、おそらく不可能です。

このあたり、最近の私の大きなテーマになっていますので、これから何度も触れることになると思います。


実際の手順



大きな仕事を少しずつ進めるときに参考になる実際の手順は、『クラウド時代のタスク管理の技術』を参照していただくのが良いと思います。

『クラウド時代のタスク管理の技術』(佐々木 正悟)

体系立った、非常に素晴らしい実例が紹介されています。
ですが本エントリのスコープを越えてしまいますので、ここではそれだけにとどめさせていただきます。


私の応用



ここまでで述べたことはもちろん、部屋の掃除のみに当てはまるものではありません。

私が実践している簡単な例を挙げると、CDのリッピングがあります。

私は音楽が好きで、CDアルバムを一度に十枚ほど買ってくることがありますが、それらをすべてiPodで聞けるようにするまでの作業は、なかなかに面倒です。
ですがそれを「一回に一枚しか処理しない」と決めてしまうと、途端に楽になります。


ライフハックと呼びたい



ようやくここまできて、冒頭に書いた「ライフハックと呼びたいと思います」に触れることができます。

人によってライフハックの定義は異なりますし、一通りでもないと思います。私にもこれ以外の定義はありますが、とりあえず一つ書いてみます。

私は「1日15分の掃除を毎日する」という「手法」そのものではなく、それに伴って考え方が変化したり、多様になったりして、より良い生活につなげることができるような状態を、またはそのように自分をすることを、ライフハックと考えています。

「単純にこれをやったら人生楽になるよ」といったものではないのです。
(そういうものは「Tips」と呼ばれるかもしれません。)

つまり、ここでライフハックと呼んだものは、効果が顕在してくるまでに手間がかかります。


終わりに



私にとって重要なテーマを一気に二つ紹介できました。
気合いを入れて取り組むことと、ライフハックのことです。
この先何度も登場すると思いますので、よろしくお願いします。

2012年1月11日水曜日

便利でないツール

Clip to Evernote
ツールを二つ紹介します。


「picocalc free」



一つめは、iOSアプリの「picocalc free」です。

App Iconpicocalc free 1.0 App Store
Supported Devices: all
Category: 仕事効率化   Price: 0 JPY
Seller: 正行 Akamatsu


これは、自由な数でバッジ表示ができるアプリです。
こちらの記事で詳しく紹介されています。


(旧)Punksteady: 好きな数のアイコンバッジを表示できるアプリが面白い!

数字は直接入力するか、現在のものに足し算・引き算することができます。

機能としてはそれだけです。
アイデア次第で便利に使えるはずです。


「Page Snooze」



二つめは、Chrome拡張機能の「Page Snooze」です。

Chrome ウェブストア - Page Snooze

こちらの記事で紹介されています。


指定した時間になったらタブを自動的に開いてくれるChromeの拡張機能『Page Snooze』 : ライフハッカー[日本版]
後でもう一度見たいタブのどこでもいいので右クリックをすると、最短で5秒から、最長で2週間まで隠すことが可能です。Page Snoozeは、設定された時間になったら自動的にタブをもう一度開きます。
あとで、タブが現れてくるということですね。5秒という設定もできるようです。

機能としてはそれだけです。
アイデア次第で便利に使えるはずです。


二つのツール



さて、問題はここからです。
一見関係ない二つのツールを並べて紹介したのには理由があります。

どちらも、上に示した記事で初めて存在を知り、「これは何かに使えそうだ」とEvernoteにクリップしたものです。

それぞれについてそれなりに時間をかけて考察を行い、また多少使ってもみましたが、良い使用法が思いつきません。
上に、二度にわたって「アイデア次第で便利に使えるはず」と書きましたが、つまりは便利に使えていないのです。

それが共通点です。


Evernoteにクリップすること



それぞれの紹介記事をクリップした際は、「よくわからないけど、何かに使えそう」と思って行いました。まさにEvernoteの使い方ですね。

さてEvernoteは、それら大量に保存された「よくわからない」情報を熟成させ、つながりを生み出し、クリップ時には想像もしていないような価値をもたらしてくれます。
そんないつになるかわからない将来のために、今せっせとEvernoteに情報を溜めるのです。

(余談ですが、「Evernoteって何に使うの?」という質問に答えるのが難しい理由は、このあたりにあると思っています。)

上に示した二つの記事をEvernoteにクリップした日付は順に、2011/8/18、2011/12/28です。
四か月の月日を越えて、「単純な機能でうまく使えば便利そうだけど、それが思いつかないツール情報のノートたち」というつながりができました。
四か月も前のノートが、急に意味を持ったのです。


Evernoteの使用例について



よく「Evernoteの使用例」といった記事を見ることがあります。
それらの多くは「ノートブックの分け方がこうで、タグはこうで…」など、まずEvernoteありきの解説の形を取っています。

それも非常に参考になるのですが、Evernoteをあまり(または、まったく)使っていない人には、「ああ、Evernoteとやらは、こんなに複雑にやらないと便利に使いこなせないのか」と感じられてしまうような気がします。

それはとてももったいないことです。
なぜなら私は、Evernoteは「使いこなす」ものでも「便利な」ものでもないと思っているからです。

ですので本エントリのように、「保存する情報」の視点で、「情報に後から価値が出てくる」ことが言えれば、もっとEvernoteの嬉しさが伝えられるかもしれないと考えたりしています。


要するに…



「Evernoteの使用例」を、反対から見てみました。
たまにはこんな使用例があっても良いかなと思います。


終わりに



ありきたりな締めになりますが、初めに示した二つの便利そうなツールの、良い使い方があったらご一報いただけると嬉しいです。

単純なタスクリストの意味

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以前、本ブログの「タスク管理の最終形」という記事で、単純なタスクリストを用いてタスク管理を行うことの問題点を示しました。

本質的にタスクリストでは仕事が進まない、といった表現があったかと思います。

つまりタスクリストではタスク管理ができないことが言えてしまうのですが、すると、それにはどのような存在意義があるのでしょうか。

世の中には単純なタスクリストを作成するためのツールがとてもたくさんあります。それらの間にある違いを理解し、そこから一つを選択することが難しくなっているほどです。

存在意義のないものがそのようにたくさん作られるとは思えません。
きっと何か、良い使い方があるはずです。


タスクのインボックス



まず言えるのは、タスクのインボックスとして利用することです。

タスクが発生したら、タスクリストの形をしたツールにとりあえず投げ込みます。この場合のツールはデジタルのものが良いと思います。

しかし繰り返しになりますが、このようにインボックスに入れただけではタスクは進みません。
タスク管理の第一歩にはなりますので行う価値はありますが、そこまででしょう。


『IDEA HACKS! 2.0』の記述



『IDEA HACKS! 2.0』(小山 龍介, 原尻 淳一)

以前にもこの記事で触れたことがある、『IDEA HACKS! 2.0』に、非常に興味深い記述がありました。
ここからもう一つ、タスクリストの使い道を定義できそうですので、ご紹介します。

アイデア創出の文脈からの文章になります。
続いて、ToDoの管理です。アイデアを出そうと思うのなら、とにかく徹底的に、今やらないでいいことを一切、頭の中から追い出すこと。ToDo管理はそのためのアイデア環境づくりの方法だといっても過言ではありません。
タスクリストの理想は、やるべきことがすべてそこにあり、頭の中も含めて、他の場所にはない状態であることです。タスクリストの理想であると同時に、タスク管理の出発点とも言えそうです。

ところがここでは、そもそもタスク管理のためには使わないことを言っています。

記憶しておかなければならないことをゼロにし、その結果空いた脳のリソースをすべて演算に回します。
その、演算のためのタスクリストというわけです。


タスク管理とツール



もちろん、「タスク管理」も上記のような状況を目指している部分もあります。

クラウド時代のタスク管理の技術』(佐々木 正悟)

『クラウド時代のタスク管理の技術』でも、このように言われています。
やることを全部クラウド上のデジタルデータにしてしまう。一切合切、全部です。「次にやることは……」などと一瞬でも考えないようにします。「今やっていること」と「次にやること」と「近い将来の見通し」はいつでもクラウド上のツールを見れば確認できるようにする。次にやることはそこに書いてあります。
記憶と演算の話につながっていることが確認できます。

しかし「アイデア出し」の視点から話を進めた場合、その途中で基盤として出てくるのがタスクリストであり、やはりそれはタスク管理のために用いてはいません。

するとここで、冒頭の「タスクリストを作成するツールがたくさんあって、選べない」問題を考え直すことができます。

タスク管理がしたくてタスクリストを使うなら、相応のツールを選ぶ必要があります。
上の引用から言葉を借りれば、「今やっていること」「次にやること」「近い将来の見通し」をすべて管理できるように、注意深く進める必要があります。

一方アイデア出しの道具として使うなら、単純なツールで構わないでしょう。それはアナログでも良いかもしれません。
とりあえず、「やること」が書きだされている状態を目指しているためです。

その後タスク管理も行うのであれば、別のツールを連携させるなどの工夫で対応できます。

見てきた通り、どちらのアプローチでも到達点は同じになりそうです。
しかしたどっていく道のりが異なりますので、適切に選択する必要があります。


終わりに



『IDEA HACKS! 2.0』には、まだまだ紹介したい部分が残っています。
興味深い考え方がたくさん出てきた本でした。

2012年1月8日日曜日

iOSアプリ「aTimeLogger」

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『iPhone 習慣術』 (堀 正岳, 佐々木 正悟)を読みました。


冒頭に「本書の読み方」としてこのような記述があります。
いくつもの習慣作りを同時に始めるのではなく、関心のあるテーマから1つずつ始めていってください。
まずは毎日の時間の使い方を測定してみようかと考えていました。


「delaymania」さんの記事



ブログ「delaymania」で、このようなエントリがあがっていました。

家計簿の時間版!時間のログを残すTogglを使ってみた | delaymania

delaymaniaさんはいつも多彩なネタを読みやすくまとめていらっしゃいます。大好きなブログです。

さて、そのエントリでiOSアプリ「aTimeLogger」が少しだけ触れられていました。
ちなみにエントリ自体はiOSアプリ、サービスの「Toggl」についてですので、そこはご注意ください。


「aTimeLogger」



アプリの存在についてはすでに知っており、導入も検討していました。

その際参考にしたのが「Punksteady」さんです。

ライフログアプリはこれで決まり!aTime Logger

使用法など、詳しくまとめられています。

私はこの記事を後追いで読みました。
ですので実際に「aTimeLogger」をインストールしようとしたとき、それが無料アプリとして紹介されていたのが、350円に変わっているということが起こったのです。

ライフログを記録しよう

「Punksteady」さんのこちらの記事では350円になっていますね。

そのため、他のアプリと比較したりといろいろ考えていたのですが、先にご紹介した「delaymania」さんの記事で、それが無料になっていることを知りました。
さっそくインストールしてみました。


使い方など



「aTimeLogger」の使い方などは、上で挙げた「Punksteady」さんの記事や、以下の記事が参考になります。

「感じるライフログ」を創る 〜 行動を記録する aTimeLogger | ZONOSTYLE

実際の使用感などはまだこれからになりますので、まとまり次第記事にしていこうと思います。


終わりに



これからも『iPhone 習慣術』を参考に、少しずつ日々について考えていきます。

2012年1月6日金曜日

タスクのインボックスを用意する

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タスク管理の始めのステップは、タスクのインボックスを作成することでおそらく問題ないでしょう。

参考になる記事をライフハック心理学の佐々木さんが書いていらっしゃいます。

037 タスクを3ステップに分ける効用。いつまでも取りかかれないタスクを増やさない – ライフハック心理学

タスク管理を考えていく際に読んでおくと良いです。
OmnifocusとToodledoという固有名詞が出てきますが、それぞれを「タスクのデータベース」、「今日実際に取りかかるタスクのリスト」などと読み替えれば問題ないと思います。


今日やるリストに入れない



同記事から引用いたします。
私は、タスク管理するためのツールを「タスク管理システム」と「今日のリスト」に分けています。具体的なツールでいえば、OmnifocusとToodledoです。 
なぜこんなことをしているかというと、いきなりToodledoにいれたくないからです。Toodledoに入れてしまえば、そのタスクを今日中にやらなければなりません。でも今日はやる時間がないかも知れないし、やる気がないかも知れません。
タスクリストを用いてタスク管理を行おうと思い立った場合、そのタスクリストは一つだけである可能性が高いでしょう。
それを参照しながら仕事を進めるのであれば(「今日のリスト」として使うのであれば)、それとは別の「すべてのタスクが書かれている」リストを作成する必要があります。それを本エントリでは「タスクのインボックス」と呼んでいます。

「今日のリスト」は必ず「タスクのインボックス」から作成されるようにします。
もし「今日のリスト」を用意しないとしても(つまり「今日やること」はなんとなく頭の中で決めているとしても)、発生したタスクは一度インボックスに入れます。
たとえ「自分でやる」と決めたことで、今日からいきなりやり始めない。そのためには「今日やることのリスト」の他に、もう1カ所「入れ物」が必要になります。それはなんでもいいのですが、ないと「とりあえず今日やらないけど、今日やることリストに入れる」ということになってしまいます。
もちろん非常に緊急度の高いタスクが急に発生することもあります。
その場合は「今日からいきなり」始めなければいけませんが、そのときも一度インボックスに入れ、多少なりとも「今日のリスト」を組みなおす作業が必要です。

それをしないと「何だかよくわからないけど忙しい」「何だかよくわからないけど、今日のリストが全然終わらなかった」といったことが起こってしまいます。

私たちの今日は既に十分忙しく、本来新たなタスクをこなす時間はないのです。


「非常に緊急度の高い」という判断


さらにインボックスの重要性が増すのは、この点です。

私たち人間は、新しい物好きです。
そのため、後から突然発生したタスクを「非常に高い優先度である」と判断してしまいがちです。
それを繰り返すと、「今日やるリスト」など無関係に、思いついた順に行動して一日が終わってしまいます。

ですので急に発生したタスクもインボックスに入れ、できれば一息置いて、全体を見て吟味する必要があります。

この「新しいタスクに飛びついてしまう」ことは、おそらく意識して避けられるものではないと思います。
システムで対応する必要があるのです。


終わりに



後半の「新しい物好き」の話も、参考になる記事を読んだような気がするのですが、見つかりませんでした。
申し訳ないです。

2012年1月5日木曜日

一言で伝える

Clip to Evernote
『IDEA HACKS!2.0』(小山 龍介、原尻 淳一)を読み進めています。


取り上げてみたい部分がいくつかありますので、読了後にはきちんとした形でエントリにしたいと考えています。

今回は内容に深くは関わらない方向から一つ、触れてみたいと思います。


Webサービス、「ザ・インタビューズ」



同書で「ザ・インタビューズ」というサービスが紹介されています。
引用いたします。
このサービスは誰かにインタビューされ、それに答える仕組みです。ここに登録すると、いろいろな質問がやってきます。それに答えていくことで、インタビューページができあがっていくサービスです。
といったものです。
本書の中でこの「ザ・インタビューズ」がどういった文脈で現れているのかについては、注意深く見ておく必要があります。
今回はとりあえず、これだけ取り出して見てみます。

さて、私はこのサービスをどこかで見た記憶があります。
確かR-styleの記事のはずです。

早速、私のEvernoteの「archive」ノートブックを、「rashita.net インタビューズ」で検索してみます。

見つかりました。

R-style » インタビュー交換サイト「ザ・インタビューズ」に登録してみた


rashitaさんが考える「インタビュー」



同エントリから引用します。
なんだかんだいって「インタビュー」されるのはとても面白い。質問は枠を与えてくれる。
その枠に向かって自分の中のモヤモヤとした考えを流し込む。すると、一つの「形」になる。
 
自分一人ではなかなか形にならなかったであろうことが、質問によって引き出され、そして他人に説明するという過程で成形される。 
こうして出来上がったものを見返すと、「あぁ、自分はこういうことを考えていたのだな」と発見できる。
元々の「自分」や「自分の考え」などはそれ自身ではっきりしているものではなく、質問に答える過程において、私たちの意思が関わらないところで成形されていくものだということです。


「勝手に」成形される


ここからは私の考えです。

多少飛躍がありますが、実はこのあたりに私がブログを書く大きな動機があります。

ある質問に一言で答えると、どうしても自分の考えを完全に表していないように感じてしまいます。
これは上記の通り、もともとの「自分の考え」は頭の中だけにしかない以上、どうしてもモヤモヤとしたものになっているためです。これは本質的にどうしようもないことです。
どんなに言葉を尽くしても、そもそも完全には表現できないものだと思って間違いありません。

しかしたくさんの言葉を用いれば用いただけ、完全に近づけることができます。

私は日常生活で、人から質問されて返答したときに、「言葉」が自分の考えや伝えたいことと異なってしまうのが不満でした。

一言では伝えられませんので、ブログを書こうと思いました。
もちろんこれも完全ではありませんが、ブログなら少しでもそれに近づくように記述できるのです。


インタビューへの回答


これまでの話を総合すると、
  • 一言で答えると、不正確になる
  • 長かったら、インタビューにならない
ことが言えます。
おそらくこのあたりのせめぎ合いが、質問と回答の手続きを面白くしているのだと思います。

つまり、短く答えようとすると、ほんのわずかな一面しか表現できない言葉をむりやり持ってくることになり、それが「自分はこういうことを考えていたのだな」という意外な発見につながる。一方、長く答えようとすると、結局完全には表現できないことを、何とかそうしようと苦労することで、やはり見えてくるものがある。
こういうことでしょう。

そうであるなら、「ザ・インタビューズ」上で短く回答し、同じ質問にブログ上で長く回答することで両方のメリットを享受できます。


終わりに



というわけで、後ほど「ザ・インタビューズ」に登録してみます。

2012年1月3日火曜日

タスク管理の最終形

Clip to Evernote
ブロガーjMatsuzakiさんが、アシタノレシピの記事でタスク管理のステップを熱く定義しています。
見出しのみ引用させていただきます。

タスク管理を高度化する4つのSTEP
1.ドーナツの穴
2.GTD
3.段階的計画
4.タスクシュート
これによれば、GTDの先にはまだステップが二つあります。

「段階的計画」では書き出されたタスクに対して必要な時間を見積もり、計画を立てることが可能になります。
「タスクシュート」では日々の計画がルーチンに基づいており、高い精度でその日全体のタスク遂行にかかる時間を見積もります。

非常に有益な記事でした。

なんとなくGTDとデイリータスクリストを意識してタスク管理を行っていましたが、結局「今日自分はいくつのタスクをこなせるのか」が把握できずにいました。
私にとってのタスク管理とは、最低限やりたいことを忘れずにいられるものでしかなかったのです。


タスク管理の本を読了




佐々木氏のタスク管理についての本を読了しました。

引用させていただきます。
なのに私達は、わりと簡単に仕事を「先送り」にしてしまいます。翌日どのくらい仕事をしなければいけないのかを知らないままに、3ヶ月後に締め切りの仕事を進めながら、「今日はくたびれた」というような理由で「翌日」や「翌々日」に仕事を回しているのです。
ああ、これがタスク管理かと思いました。
ここ以外も本書では、全体を通して「人」に焦点が当たっています。
私自身は、「今これをやれば翌日には本当に楽になるのか? やらないと翌日はとても厳しくなるか?」に対する答えいつでも知りたいと、ずっと思っていました。そして今ではそれがわかるようになっています。
例えばこういった部分です。
「私は今これをしていれば、3ヶ月後の締め切りに間に合うのか、あるいは間に合わないのか、まるでわからない」という「人間の不安」を解消しています。
決して「こうすると仕事がすごくできるようになる」方法を語ってはいません。


タスクリスト、ひいてはGTDへの疑問


佐々木氏も現在すっかり市民権を得たTo-doリストに疑問を呈し、その先のタスク管理を唱えています。
同書から引用いたします。
どうも私たちは「タスクリストに書きさえすれば仕事が進む」と思うところがあるらしく、むやみやたらと詰め込んだタスク満載のリストを作り出したあげく「こんなにできるわけがない」とリストを投げ出したりします。
単純なタスクリスト(To-doリスト)の問題です。本質的に、タスクリストでは仕事は進まないのです。
これがGTDへの疑問につながることを、jMatsuzakiさんが非常に端的に述べています。

GTD初心者が陥りやすい5つの落とし穴 | jMatsuzaki
GTDを実践する事で得られるのは精度の高いTodoリストです。あくまでTodoリストなのです。 
つまり、それぞれのタスクをいつやるかは依然として未定のままです。
「GTDで得られるのは単なるTodoリスト」である。これを読んだときの私の衝撃といったらありませんでした。
最終的に、GTDでは仕事は進まないのです。


佐々木氏のタスク管理システム


『クラウド時代のタスク管理の技術』で紹介されているシステムも、GTDの先にあるものでした。
私はこれが、GTDの限界を見事に飛び越え「人」を楽にする、タスク管理手法の最終形だと考えています。
具体的には、
  • タスクごとにかかる時間が見積もれる
  • 一日の計画が立てられる
  • それがルーチンに立脚し、高い精度である
  • プロジェクトがタスク管理フェーズに落とし込まれている
  • プロジェクトの進捗状況がわかる
といったあたりです。


今後の私



上にも書きましたが、現状私はGTDとデイリータスクリストで運用しています。
これから「最終形」に向かっていきたいわけですが、やはり一足飛びにというわけにはいかないでしょう。

ですのでとりあえずはこれまで通り、さまざまな方面から情報を集めながら、自身のタスク管理システムを少しずつ良くしていくことを考えます。

ここで、
  • 「良くする」は、「最終形である佐々木氏のシステムに近づける」と完全に同義であること
  • 私が今後タスク管理手法の話をするときは、(陽には示されていなくても)常にその「最終形」を念頭に置いていること
を宣言します。
その上で、タスク管理というものを考えていきます。


終わりに



jMatsuzakiさんの文章を紹介すると、つい自分の語り口も熱くなってきます。

2012年1月2日月曜日

今年の目標

Clip to Evernote
新年ですので、やはり今年の目標を書いてみます。


目標その一



目標の一つめは「ブログを週5本書くこと」にします。

そのためのシステムとして、
  • モレスキンの、拡張ポケットの左ページにチェックリスト付箋を貼る
  • その一番上に、「(日曜日の日付)~(次の土曜日の日付)」を書く
  • ブログ更新したら、更新日とタイトルを書く
  • 日曜夜の週次レビュー時に、古いものをモレスキン内に移す
  • 新しいものを用意する
という作業をすでに行っていますので、これを継続します。
こんな感じです。


これを行うと、
  • 今週何本書いたか
  • どんな記事を書いたか
が一目でわかります。
特に「どんな記事を書いたか」は、「この話題が続いているから、次は別のことを書こう」など、アイデアをまとめる際に非常に役に立ちます。このあたりは、もう少し掘り下げることができそうですね。


目標その二


二つめは「Google+に一日一投稿すること」にします。とりあえず自分ルールとして、「ブログ更新しました」だけでも良しとします。

Google+は、それなりに有益な情報を共有する場と言えるようです。
このことについては、ぜひLifehacking.jpの記事を参照していただきたいです。

つまり Google+ は Facebook に似通った SNS 的なあのサイトだけのことを指すのではなく、ありとあらゆる情報が流れ込み人が共有してゆく新しいGoogleの在り方そのものだと解釈することもできそうです。
いつもながら素晴らしい考察です。
Twitterのように何となく言いたいことを投げてみる感じでも、Facebookのようにリアルでの関係をウェブ上にマッピングしたものでもなく、「良い情報に出会う、それを共有する」ことを目指すのがGoogle+である。私はそう理解しました。
Google検索を拡張したものと言えそうです。

すなわちGoogle+に投稿できるということは一つのアウトプットを作り出すことであるため、ある程度の質と量のインプットを元にする必要があるのです。

この目標のためのシステムとして、iOSアプリのStreaksを使用します。

App IconStreaks - Motivational Calendar 3.3 App Store
Supported Devices: all
Category: 仕事効率化   Price: 170 JPY
Seller: Fanzter, Inc.


これは、毎日(に近い頻度で)続けたいことを設定し、実行できたらカレンダーにチェックを付けていくアプリです。
さっそく「Google+に投稿」のカレンダーを作成します。


二つの目標



これらは、どちらもアウトプットに関するものです。
つまり、「アウトプットをたくさんする」といった目標をブレークダウンしたものと捉えなおすこともできるわけですが、ここではそれは重要ではありません。

ブログR-styleで年末に、目標についての連載が行われていました。そこからひとつ引用させていただきます。

R-style » 目標について3:目標とのつきあい方を見直す
よく目標が達成できなかった時に「もっと頑張ろう」と考えがちですが、頑張りを広げることよりも、目標そのものをシャープにした方がよいかもしれません。すくなくとも「もっと頑張ろう」と考えても一日が36時間になったりはしませんので。
とても素晴らしい記事です。
あまり目標を広げても良いことはないようです。

私は読書や音楽など、ぜひ続けていきたい趣味がたくさんあります。何かについて考えることも好きです。
やりたいことはたくさんありますので、素朴にやれば「本を何冊読む」などの目標を立てるところです。

しかし今回は目標をシャープにするため、たくさんあるやりたいことや趣味から導かれそうな目標を「アウトプットをたくさんする」に集約してみます。
この目標を意識することで、それに必要なインプットとして多くの「やりたいこと」を自然に実行していけるはずとの考えです。

ですのでこれからは
  • 本を読んだ
  • 良い記事を読んだ
  • 音楽を聴いた
  • ガジェットを購入して、使用した
などを、積極的に公開していきます。


目標の達成



ここまでの内容からわかる通りですが、目標そのものが達成できなくても、あまり深刻にとらえないことにします。
本当にやりたいことは、そこではないからです。
もちろんあまりに達成できないようなら、やりたいこともできていないと判断します。時間の使い方など、大いに反省する必要があるでしょう。


終わりに



という目標を考えてみました。

ちなみに、「チェックリスト付箋」は無印良品で買いました。


こちらも、さらなる使い道を模索中です。