2012年4月29日日曜日

メモとライフハック

Clip to Evernote
以前、このような記事を書きました。

23-seconds blog: ペンとライフハック

ここで述べたことと本質的には何ら変わりがないのですが、最近新たに気付いたことがありますので、この場でまとめておきます。


情報の消化


今月初めごろから、私の扱う情報量がぐんと多くなりました。
日常的に多くの情報を管理する必要性が出てくる中で、一日に受けた情報を消化しきれずに次の日に臨んでしまうこともありました。

モレスキンへのメモは相変わらずしっかり行っていましたが、それとは別の仕組みがどうしても必要になってきたのです。


メモ帳


上記の必要性とは全く別の話で、訳あってメモ帳とボールペンをいくつかもらいました。
こういった物は様々な機会でもらうことがあり、珍しい話ではないと思います。

結果、自宅に特に使い道のないメモ帳とボールペンがいくつか置かれることとなりました。

私は普段、モレスキンとロディアを思い入れたっぷりに使用していますが、今回もらってきたメモ帳などにはそういった感情は全くありません。ただ置いてあるだけで、邪魔なので捨てようかとも思いました。


文房具


しかし、これらをただ捨ててしまうのは文房具好きとしてどうなのかとの思いに至りました。考えてみれば、捨てられるはずがありません。私は文房具が好きなのです。

何としても、このメモ帳とボールペンを使い切ってやろうと決意しました。

メモ帳はやや大きく、持ち運びには向かないと判断したため、家置きで使用することに決定しました。

これは非常に大きな判断でした。
普段使いのモレスキンとロディアは、帰宅時には鞄の中にあります。そのため、たくさんのメモを残そうと思っても、これらを取り出す手間が発生してきます。すると、よほど記録したいと思うことがない限り、実際にメモが取られることがありません。

しかし、家置きのメモがあると状況が変わってきます。
帰宅すれば、そこにはもうメモが広げて置いてあります。加えて、このメモを使い切ってやろうとする意識もあります。
これは重要です。


結果


その結果、これまでは書かなかったようなことまで、次々にメモに書くようになりました。
自分でも、以前にはこれほど多くの事柄が記録されずに過ぎ去ってしまっていたのかと、大変驚いています。

書いたメモは、破ってモレスキンにマスキングテープで貼り付ければ、管理の手間は全く増えません。

ここで、とても参考になる記事があります。

「超」手帳HACKS!: 私をメモ魔に変えたたった一つのルール
150冊もメモ帳のストックがあると、思考がこう変わりました。 
「メモすると、メモ帳がもったいない」 
から 
「メモしないと、メモ帳がもったいない」

こう考えるようになったおかげで、いろいろメモできるようになりました。
私もこちらを実践したというわけです。

お陰で、冒頭に書いた「情報が消化できていない」との話は、ある程度の改善を見せてきています。
さらなる改善を図るためにもう一つ考えていることがありますので、そちらは今後のエントリでまたご紹介したいと思います。


終わりに


何と言いますか、私はこういった話が大好きです。

Evernoteな思考

Clip to Evernote
本ブログではしばしば出てきますが、私はEvernoteが好きです。

Evernoteが革新的なツールであることは論を待ちません。
ただ、その中で「どのように革新的か」には様々な論があります。

一つ大きなものとして、人間の情報への向き合い方、扱い方が新しいことが挙げられます。
これだけ大量の情報を一か所にまとめて、後からでも取り出せるようにするというのは、これまでになかったことです。やはり、以前にはなかったような情報の扱い方が必要になってくるのです。

そのように新しい形で情報に接していると、いつの間にか私たちの思考の方もEvernoteに合うように変化していることがあります。
こう書くと何だかものすごいことを言っているように見えますが、単に、Evernote内で自分がやりやすいようにいろいろと考えていたのが自然にできるようになったということです。

その結果として、現在は様々なことをEvernote的に考えるようになってきたように感じます。
本エントリでは、このあたりを少し考えてみます。


デフォルトノートブック


Evernoteには、デフォルトノートブックと呼ばれるものがあります。多くの方は、これに「Inbox」といった名前を付けて、入ってくるノートのほとんどをここに一度格納していると思います。もちろん私もそうしています。

一つめのEvernote思考はこのことです。
すなわち、「どんなものでも一度Inboxに入れた方が良いような気がする」という思考です。

わかりやすい例を挙げると、郵便物の扱いがあります。
私は郵便物を取ってくると、いつもそれを部屋の適当な場所に置きます。そして時間が経った後にその場所を見に行き、いくつかある郵便物を順に処分するなり、タスクを抽出するなりして整理していきます。
ここで時間が経った後にと言いましたが、その時間はほんの数十分程度です。わざわざ時間をおく必要はあまりありません。郵便受けから取ってきたら、その場で処理しても一向に構わないのです。

しかし、「Inboxに入れた方が良い気が」します。
なぜかと言われても、「Evernoteがそうだから」としか答えようがありません。

いえ、もちろんメリットはちゃんとあって、説明できないこともないのですが、「Evernoteがそうだから」の方がここでは適切なのです。


分類する


Evernoteでは、ノートブックとタグで情報を分類します。
(この表現は少し怪しいです。)

この際によく言われるのが、「あまりノートブックで完全に分類しようとすると、後で必ず困る」といったことです。
これは本当にそうで、どこにも属さないノートが、なぜだか間違いなく現れてくるのです。

これが二つめのEvernote思考に相当します。

あらかじめかっちりと分類を決めてから何かを整理している状況を見ると、「そのやり方だと、整理する対象がすごく増えたときはどうするのだろう」という疑問が沸くのです。

困ったことに、そういった状況は日常で頻繁にあります。
要は「Aのようなものはここに、Bのようなものはここに入れるようにしましょう」といった話です。
そしてさらに問題になるのが、Evernoteを知らない人に、このような整理の仕方は後に不都合が出てくるのを伝えられないことです。

これはある意味で仕方のないことで、実際に「この情報はどこにも属さない!」といった経験をしていないと、どうしてもわかりにくい部分です。
ただ、その問題をわかっているのに、私がうまく伝えられないために他者にみすみす問題に直面させてしまうのは、心苦しい気もします。


記録しておく


Evernoteでは、「とりあえず入れておこう」との考え方が非常に良く機能します。
これは、多様な情報の分類方法と強力な検索機能のお陰で、欲しい情報にはまず間違いなくたどりつけるためで、後で整理が大変だから保存する量を少なくしておこう、といった心配が要らないのです。
すると、徐々に「とりあえず入れておけば、後は何とかなる」と考えられるようになってきます。

これが三つめのEvernote思考です。
つまり、記録さえしておけば後は何とかなる気がしてくるのです。

これはモレスキンの例に顕著に現れてきます。
私はモレスキンに情報をずらっと書き連ねます。内容で分類はせず、単純に時系列です。
こうしていると、欲しい情報が後から取り出せないことを言われることがあります。

しかし、私は思考回路からして「とりあえず記録しておけば大丈夫」となっているため、どうもこの指摘がピンときません。
何はともあれ、記録するのが先だと思ってしまうのです。
そもそも、整理が大変だからメモを取る量を減らすのでは、元も子もないような気がします。


終わりに


本エントリで挙げたことは、どれも「私が、そんな気がする」話ですので、実際とは異なる部分もあると思います。

収集の日常

Clip to Evernote
このところ考えていることがありますので、ここでまとめてみます。


一週間のこと


おそらく多くの方が悩んでいると思われる、週次レビューについてです。
以前にこちらの記事を読んだのが、ずっと頭に残っていました。

シゴタノ!タスクカフェのランチ会が飲み放題の宴会だった件 [デ] | No Second Life

引用いたします。
大橋さんは「週次レビューを捨てよ」と言っていて、僕も最近どんどん週次が軽くなってきていた。 
最近週次レビューは30分かからないくらい。 
それは日次をしっかりやっているからで、僕は日次はいま「朝一タスク」「日次スタート」「日次レビュー」「日次クローズ」の4つやっている。
とても参考になる記事です。

かねてから、週次レビューの概念がライフハックの考え方に反しているような気がしていました。
すなわち、週の終わりまで普段できないことを溜めておき、時間ができたときにまとめてやることです。

ライフハックとは、「習慣」を指していることが多いです。
一つ一つの効果は小さくても、続けていくことで、将来大きな力になるのがライフハックであると理解しています。

もちろん、ライフハックと週次レビューは全く別の文脈から現れてきたものでしょうから、それはそれで良いのかもしれません。しかし私はライフハックからこの世界に足を踏み入れてきましたので、この辺りには引っかかるものがあります。


実際


現実の問題として、今のところ二つあります。

一つは、別に週次レビューを飛ばしてしまっても、それほど困ることなく日常は回せることです。

私の週次レビューでは、一週間にあったことを振り返り、次週以降に回すタスクを洗い出す作業をします。
ところが、タスクを洗い出そうにも私はそれが発生した時点で記録していますので、週次レビュー時に出てくるタスクがあまりありません。

この意味では、こちらの記事で紹介されている「ZTD」の考え方に近いのかもしれません。

【ぼくらのタイムマネジメントストーリー】第4話 これならできる!今から始める簡単GTD(前編)
そこで現れたのが『ZTD』という考え方です。
これはブログ「Zen Habits」の著者であるババウタ氏が提唱する「Zen to Done」の略で、GTDのシステムを一気に完璧に作り上げようとはせずに簡単な習慣から少しずつ慣らしてゆくことで、最終的にGTDを同じ状態へもってゆこうというプロセス指向の考え方をしています。
もう少し具体的には、GTDの「収集」を簡略化しようとするもののようです。
改めて収集の時間を設けずに、自然にGTDをサイクルを回していくことを目指しています。


もう一つ


そして、ここにもう一つの問題が絡んできます。

もう一つの問題は「さあ、収集しよう。気になっていることを書き出そう。」と構えてしまうと、なぜだか何も思い浮かばないことです。
GTDの考え方からいって、思い浮かばないならそれで良いはずなのですが、残念ながら、これが「本当に気になっていることは存在しない」ことを意味してはいません。なぜなら、週次レビュー以外のタイミングでは、書き出したいようなことはたくさん出てきてしまうためです。

したがって、日常から少しずつ「収集」を行っていく必要が出てくることになり、これが一つめの問題に絡んでいきます。


「収集」しない


そこで、週次レビューにはタスクに関係すること、特に「収集」のことは含めずに進めていこうかと考えています。

完全に週次レビューをやらないわけにはいかないはずです。
それは、「重要だけど、緊急でない」タスクが放置されることになりかねないためです。こういったタスクは、週次レビューなどのタイミングで意識的に取り上げていく必要があります。
このあたりは、単に「日常が回れば良い」といったところとは違ったレイヤにあるのです。

具体的な週次レビューについては、少し考えていることがありますので、後にまたエントリにしたいと思います。


終わりに


もちろん、こなすべきタスクが私よりもずっと多い方は、週次レビューが絶対必要になるのかもしれません。

2012年4月28日土曜日

最近買ったもの

Clip to Evernote
先日まとめて物を買いましたので、ここに記しておこうと思います。
重要なものからそうでないものまで様々ですが、おそらく前者の方がコメントが多くなるはずです。


一つめ


冷蔵庫を買いました。


二つめ


エルバンのローラーボールを買いました。
以下は、私が購入したPen-houseの商品ページです。

J.HERBIN エルバン カートリッジインク用ペン HB-PEN03 スケルトン

特徴は、何と言っても万年筆用のカートリッジが使用できるところです。
手に入りやすくて都合が良いため、私はPelikanのTP/6を使用しています(それ以外のカートリッジについては、私は未確認です)。

万年筆も使用していますが、どうしても「構えて」書く必要があります。
「構えて」とは、万年筆であるとの意識から来るものも多少ありますが、ここでは、キャップをを外した後、自分の姿勢やペン先と紙が成す角度を調整することを指しています。逆にそれらの調整が済めば、万年筆は非常に心地よく使うことができます。

その点このエルバンのローラーボールは、そういった意識もなく、ボールペンのようにさっと取り出して書くことができます。
加えて、自宅に十分なストックがあるインクカートリッジを装着できる、という安心感がありますので、積極的に使えるのも魅力です。
他のボールペンだと、たくさん書いていると、「インクがなくなったらリフィルを手に入れるのが大変だな」との気分になりますので、この効果は絶大です。

どんどん使っていく予定です。


三つめ


ライフのノーブルノートを買いました。
以下はやはりPen-houseの商品ページです。

LIFE ライフ 紙製品(封筒・便箋他) ノーブルノート N35 無地 B5

モレスキンのポケットサイズを普段使いしている私ですが、家置き用に大きめのノートが欲しくなりました。
モレスキンのラージにしようかとも考えたものの、今回は以前から気になっていたライフのノーブルノートにしてみました。

無地のB5サイズにしたのは、それほど大きな理由はありません。今後もいろいろと試してみようと思います。

まだ使用を開始してはいませんので、使い心地などはこれから見ていくことになります。
しかし、デザインも素晴らしく置いておくだけで気分が高揚してきます。
すでに、購入して良かったと思っているノートです。


四つめ


そして、いよいよ真打登場といった趣になってきます。

ほぼ日手帳 2012 spring WEEKS を購入しました。

ほぼ日刊イトイ新聞 - ほぼ日手帳2012 WEEKS

これまで、度重なるほぼ日手帳からの誘惑に耐えてきましたが、ついに今回敗れ購入に至りました。

理由はいくつかありますが、一つ大きなものとして、この「WEEKS」の存在を私が知らなかったことが挙げられます。
やはり私はモレスキンをメインに使いたいと思っていますので、ほぼ日手帳のオリジナルとカズンは大きすぎました。しかしこの度、それらよりずっと小さくて持ち運びやすい「WEEKS」を知り、これをモレスキンと併用することで、私の生活の広範囲をカバーできそうだと感じたのです。
実際、ポメラと共にバッグインバッグにすっと入り、非常に気分が良いです。

もう一つの理由は、スケジュールをアナログで管理したかったためです。
以前にも述べたとおり、私はこれまでiOSアプリの「week calendar」でスケジュール管理をしていましたが、それは別にクラウドと同期せずに単体のデバイス内で閉じていました。
そこでその機能を、そのままアナログに移転したら便利かと思っていたのです。

細かい利用法などはまだまだこれからですが、非常に楽しみです。


終わりに


冷蔵庫はまだ箱も開けていません。

2012年4月24日火曜日

MoveEver概観

Clip to Evernote
つい最近も同じことを書いた気がしますが、今回はそれほど語りたいことがあるわけではありません。
ただ、素晴らしいiOSアプリが登場したので、ぜひここに書き残しておきたいと思っているのです。

これでPCが要らなくなります、と言えば多くの方は察せられるでしょう。


ノートを移動させる


こちらがそのアプリです。


MoveEver 1.0.0(¥85)App
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: Shamrock Records, Inc. - Shamrock Records, Inc.(サイズ: 2 MB)


(アプリの価格は4/23時点のもので、現在セール中のようです。)

誰もが待ち望んだアプリです。

紹介記事があがっていますので、使用方法などはそちらをご覧いただければと思います。

Evernoteのノートを他のノートブックに移動させるアプリ「MoveEver」の使い方 | delaymania

こちらは開発者のお一人による記事です。大好きなブログでもあります。
他にも紹介記事があります。

Evernote内のノートを超簡単にムーブ!MoveEverが便利すぎ
Evernoteハードユーザにとっての神アプリ!!超サクサクEvernoteのノートブック間移動ができるiPhoneアプリ「MoveEver」がアツ過ぎる!! | OZPAの表4
R-style » EvernoteのInbox整理ができる「MoveEver」が登場

アプリの機能としては、Evernoteのノートの移動ができることになります。

これまでiOSデバイス上でそれを行うのは、非常に困難でした。

ここ2年ほどの間に、PCを用いて行う様々な作業のうち、多くの部分はスマートフォンでも実現可能となり、かつ、スマートフォンでも可能であることが実感できるようになってきました。

かくいう私も、調べ物を始めとしてたくさんの作業をスマートフォンから実行できています。
それに伴ってPCを使用する時間が減ってくるわけですが、どうしても、その時間を完全にゼロにするわけにはいきませんでした。

Evernoteのノート整理があったためです。
こればかりは、iOSデバイスからは実現できません。

しかし今回、ノート移動を実現してくれるアプリが現れました。
私と同じようなPCの扱いをしている人にとっては、これは大きな革新です。
なにしろ、数百円のアプリが、PCを不要にするかもしれないのです。

もちろん、発売したばかりのアプリですし、アップデートに期待の点もあるかもしれません。
ですが、アプリの立ち位置や、アプリがもたらす新たな生活の構図に着目すれば、多少の使い勝手など瑣末なことでしょう。
それほどに人生を変え得るアプリです。

ちなみに、Android版の純正Evernoteアプリではノートの移動は容易に実現できます。非常に素晴らしいと思います。
他方のiOSでは、これまでできなかったことができるようになりました。これもまた素晴らしいことです。

また、こうなると、iPadが欲しくなります。
iPadからノートの整理が行えれば、メリットは大きいはずです。

さて、私がPCの使用をゼロにできない理由にはもう一つ、ブログの執筆があります。

こちらの記事を読みました。

iPad&iPhoneブロガーにオススメ!!超優秀iPadブログエディタ「Blogsy」と「するぷろfor iPhone」との相性が最強で最高の環境が誕生 | OZPAの表4

良記事です。

こちらで紹介されているBlogsyがなかなか良さそうだと感じており、これでブログ執筆がこなせるのであれば、完全にPCを排除できる可能性が見えてきます。
(私がポメラ使いであるとの前提が、ここには隠れています。)

いずれにせよ、iPadが欲しくなったというわけです。


終わりに


本エントリでは本当に何も語るつもりはなかったため、節分けなど何も考えていませんでした。
ひょっとするとそこに予期せぬ面白さがあるかもしれませんので、このままにしておきます。

2012年4月22日日曜日

じゃがいもを渡す

Clip to Evernote
以前、本ブログの「スキャンじゃない方」とのエントリで、自炊(スキャンじゃない方)をし始めたことを書きました。


カレー


誰しもそうだと思いますが、料理がまだ得意でないときには、どうしても特定のメニューに偏らざるを得なくなってきます。

そのときに選択肢として挙がりやすいものに、カレーがあります。
もちろん断定はできないものの、味付けや火加減に失敗しにくいことが理由として考えられます。
このあたりも、多くの方に同意していただけるでしょう。


カレー作り


カレー作りの際は、それなりに多くの手順を踏んでいくことになります。

大雑把に表せば、
  • 切る
  • 炒める
  • 煮る
  • ルーを入れる
となります。
もしも、このカレー作りの作業が非常に大規模であり、普通に作っていてはとても夕食の時間に間に合わないことが、作り始める前からわかっていたとします。

この場合にとれる行動は、大きく分けて三つあります。
  • 夕食の時間を延ばしてもらう
  • カレー作りを行う人数を増やす
  • カレーの品質や量を小さくする
私が作るカレーを誰かが待っているとすれば、夕食の時間を延ばすことは現実的ではありません。お腹を空かせて待たせることになってしまいます。一人で食べる場合であっても、私がお腹を空かせることになり、良くありません。
カレーの品質に妥協するのも避けたいところです。「今日はカレー作りが間に合わないから、じゃがいもは入れないことにする」では、寂しいものがあります。

よって、カレー作りを誰かに手伝ってもらうことにします。


作業分担


先ほどカレー作りを手順で分割しましたので、それぞれを担当してくれる人を呼んでくることにします。そして私は「主料理人」として、各人に指示を出す仕事を担当します。
まとめると、
  • 主料理人
  • 切る料理人
  • 炒める料理人
  • 煮る料理人
  • ルーを入れる料理人
で力を合わせてカレーを作ります。


じゃがいもを渡す


主料理人は切る料理人に対して、始めにじゃがいもを切ることを頼むことにします。

俯瞰した状況としては、皮付きのじゃがいもを渡して、皮がむかれて食べやすい大きさに切られたじゃがいもが返されれば良いです。

ところが、ここでじゃがいもの渡し方が問題になります。
  1. じゃがいもを一つだけ渡すのか
  2. 使用するじゃがいもをまとめて渡すのが良いのか
  3. じゃがいもが置いてある場所を教えて、そこから取得してもらうのが良いのか
  4. じゃがいもとにんじんをまとめて渡す方が良いのか
  5. じゃがいもがたくさんある場合、先頭のじゃがいもが置いてある場所だけ教えて、あとはその後ろにあるから、勝手に持っていってもらうのが良いのか
まだまだありそうですが、ここまでにしておきます。
順に見ていきます。


方法1


じゃがいもを一つだけ渡す場合には、じゃがいもを全部でいくつ使うのかは主料理人の方で管理することになります。
そして、一つのじゃがいもを切り終わったころに、新たな皮付きのじゃがいもを渡します。
主料理人が他の作業でいっぱいになっていなければ、有効な方法です。

ちなみに、今回は「切られたじゃがいもが返って」くれば良いので、この方法の場合、渡したじゃがいもとは別の、切る料理人が自分で用意したじゃがいもが返される可能性もあります。
そこはとりあえず問題なしとします。


方法2


使用するじゃがいもをまとめて渡す場合には、あらかじめ使用する数がわかっている必要があります。
切っている様子を見ながら適当なところでやめる、というわけにはいきません。


方法3


じゃがいもが置いてある場所を教える場合には、切る料理人からも、切ったじゃがいもが置いてある場所が返されるのが普通です。

ここでは、方法1とは異なり、指定したじゃがいもと切られて返されるじゃがいもは同じものになります。
どうしても「この」じゃがいもを切ってほしい、との状況では、この方法を用いるのが良いです。

方法4


じゃがいもとにんじんをまとめて渡す場合は、この場合だけ見ると効率が良さそうです。
ですが今後、「にんじんはいらないけどじゃがいもだけ一つ切ってほしい」という場面がきっと来ます。

これを実現するためには、主料理人はじゃがいもと空の箱を渡すことになるため、切る料理人は、まず箱の中身が空かどうかを判定する、という余計な作業が必要になります。


方法5


たくさんあるじゃがいもの先頭の場所を教える場合には、主料理人は十分な数のじゃがいもをあらかじめ用意しておく必要があります。
そのため、じゃがいもに無駄が出やすい方法となります。

用意されたじゃがいもを気づかずに使い切ってしまった場合には、切る料理人は何だかわからないものを返してくることになります。
したがって、主料理人は返されたものが切られたじゃがいもかどうかを判定する必要が出てきます。


まとめ


言い忘れていましたが、本エントリの前半はソフトウェア工学の話で、後半はC言語の関数呼出しの話です。


終わりに


本エントリでは、行う作業に着目してカレーを分割しましたが、
  • じゃがいも
  • にんじん
  • たまねぎ
  • カレールー
と分割した場合は、オブジェクト指向になります。

2012年4月21日土曜日

描写できない感覚

Clip to Evernote
日々のタスクを順調にこなしていくことはなかなかに困難です。
それに対応するため、そしてそれ以外にも様々な理由のために、タスクリストやチェックリストといったものが用いられます。

ここで、タスクリストとチェックリストとは似ているようで全く趣を異にするものです。
本ブログでも何度か言っているような気がしますが、非常に重要なことですので、再度明記しておきます。

このように、繰り返し語ることで伝えられることがあります。それについては、以下の記事が参考になります。

シゴタノ! アホみたいにずーっと連呼することで伝わるものもある
一度言って「伝わった」つもりになってても、多くの人はあんまりそういうことを覚えててくれてない。 
だからこそ、アホみたいに同じ事を言い続けることで伝わる、ということもあるのではないかと思います。
素晴らしい記事です。

たとえ語っている内容に強さがなくても、繰り返し語れることはそれ自体がとても強力です。
さらに素晴らしいのは、「繰り返し語ること」なら頑張ればできそうだと思えることです。少なくとも「一回で伝わるようなすごい発信をすること」よりは、やってみようかなとの気持ちになれます。


脱線終わり


脱線しました。一つめの段落からの続きだと思っていただけるとありがたいです。

タスクリストやチェックリストを用いて作業を進めていくにあたって、無視できない事柄があります。
目新しいことではないものの、私などは、このことがタスクリストを用いて作業を行う一つの大きな理由となっています。

それが本エントリのタイトルに掲げてある、「描写できない感覚」です。
これは、タスクが完了した際に、タスクリスト上でそれにチェックを付けたり、横線で消したりしたときに感じる、あの爽快感のことを指しています。

残念ながら、「あの爽快感」としか書けません。
一度でもタスクを「完了」にしたことのある方なら、必ずわかっていただけるはずです。


爽快感


この爽快感は、タスクリストを作成してから作業を行っていかないと得られません。
頭の中だけで「あれやらないと…」と考えていたことを完了させたのでは、なぜか駄目なのです。

そもそもこれは、「タスクをやり遂げたとき」にではなく、「タスクリストでステータスを完了にしたとき」に感じます。
このあたりの理由などは私にはわかりませんが、いずれにせよ、タスク遂行を促進するものがあるのは良いことです。


もう一つ、感覚


さて、日常の作業を進めていく際には、リフレッシュの類のものが必須になります。
リフレッシュには程度の大きなものから小さなものまでありますが、ここで取り上げたいのはちょっとした気分転換のようなものです。

こちらの記事を読みました。

シゴタノ! TC015:ショートカットを設定する
私はほとんど意味もなく、ただ気分的なリフレッシュのために並べ替えすることすらあります。
これは、かなりすごいことをおっしゃっていると思います。

私はTaskChute使いではありませんので、あまりはっきりしたことは言えません。
ですが、この「並べ替え」と呼ばれるものは、アプリケーションが持っている機能の一つと考えて良いでしょう。機能ですので、「必要だから」存在しているはずです。決して、人間をリフレッシュさせるためにあるわけではないでしょう。

にも関わらず気分がリフレッシュするとは、ツールと人間が近づいていることを意味しているのかもしれません。使い慣れないツールでは、こういったことは起こらないと想像できます。
このあたりも、なかなかに描写できない感覚です。

私の場合は、iOSのEvernoteを同期する動作が、これに当たります。
ちょっと疲れてきた、あるいはこれからがんばるぞといったときに、Evernoteを同期すると、気持ちを入れ替えられます。

Linuxの "clear" コマンドも同様かもしれません。
したがって、ある程度作業を行って疲れてくると、 "clear" ばかり打っていたりします。


終わりに


タスクリストとチェックリストは別のものです。

人生のアニメソング

Clip to Evernote
何年か、全力でアニメを見ていた時期がありました。
近頃はすっかり見なくなってしまいましたが、現在の私の基礎を作ったのは間違いなくアニメであり、今でもその思い出や知識など、とても大切にしています。

(要するに、「今はアニメ見てないから知らない」などと言うつもりはなく、「今は見てないけど、アニメって素晴らしいよね」との気持ちだということです。)

さて、なぜだかこのところ、頻繁に当時のアニメソングについて思い返しています。
思い返すこと自体はとても楽しいのですが、どうも、何度も同じことを考えているような気がしてなりません。
そこで、一度この場に記録しておくことにします。

私には、人生のアニソンと呼ぶべき曲がいくつかあります。
これらは、一生忘れずに、大事にしようと決めている曲たちです。

今回はそんな曲を紹介してみます。

アーティスト名 / 曲名 とします。
また、動画をページに組み込むのはあまり気が進まないため、YouTubeへのリンクを置いておくことにします。


紹介


yozuca* / Fragment~The heat haze of summer~

Fragment~The heat haze of summer~ - YouTube

ドリームキャストゲーム『水夏 ~SUIKA~』オープニングテーマ。
いきなりアニメソングではないものを持ってきてしまいましたが、これはまったくもって仕方のないことです。私は悪くありません。
夏になると聞きたくなる曲です。

***

yozuca*  /  ダ・カーポ ~第2ボタンの誓い~

ダ・カーポ ~第2ボタンの誓い~ - yozuca* - YouTube

PCゲーム『D.C. ~ダ・カーポ~』オープニングテーマ。いきなりyozuca*さんが連続になってしまいましたが、これはまったくもって仕方のないことです。私は悪くありません。
私も人生で何度か卒業を経験していますが、そうですね、毎回この曲で泣いています。

***

savage genius / 祈りの詩

祈りの詩 / savage genius - YouTube

テレビアニメ『シムーン』エンディングテーマ。
なんと言いますか、もう少しだけ頑張ってみようかなと思える曲です。

***

tiaraway / Can you feel crying alone?

(YouTubeからは見つかりませんでした。)

プレイステーション2ゲーム『W~ウィッシュ~』オープニングテーマ。
いやあ、名曲です。

***

FictionJunction YUUKA / 瞳の欠片

テレビアニメ『MADLAX』オープニングテーマ。
南里侑香さん、二度めの登場です。
名曲ですね。

***

セフル(浅川悠)・ラン(桑島法子) / flowin'~浮雲~

Flowin' ~Ukigumo~ - YouTube

テレビアニメ『遙かなる時空の中で-八葉抄-』エンディングテーマ。
感動します。

***

極上生徒会執行部  / 偶然天使


テレビアニメ『極上生徒会』エンディングテーマ。
豪華メンバーです。

***

佐藤裕美 / Angelic Symphony

PCゲーム『GALAXY ANGEL Eternal Lovers』オープニングテーマ。
名曲です。


終わりに


今後、他に思いつく曲があればここに追記していきます。

ちなみにですが、今回、一曲選ぶごとに長々と感傷に浸っていたためか、エントリを完成させるまでにびっくりするくらい時間がかかりました。

新しいPocket

Clip to Evernote
特に語りたいことがあるわけではないのですが、早いうちにどうしても書き残しておきたいことが出てきました。

「Read It Later」のことです、といったら多くの人がわかっていただけると思います。


Read It Later


Read It Laterは、私の生活をすっかり変えてしまうほどの強力なサービスでした。
それ以降の私の生活時間の内、かなりの部分をこのRead It Laterに費やしていました。
これがなくなってしまったら、日常生活に支障が出るどころの騒ぎではありません。自分の普段の生活について一から見直す必要が出てくるでしょう。

生活が変わった、とはすなわち、読む時間と集める時間を分離できたということです。これによりいくつかのメリットが得られます。
  1. 際限なく読みたい記事が増えていってしまうのを防ぐことができる
  2. 情報収集にかける時間を区切りやすくなる
  3. 集めておけば、(たとえ接続がオフラインの)隙間時間にも記事を読み進めることができる
  4. 自分の気持ちに応じて作業を進めることが可能になる
簡単に解説しておきます。

1は、「記事を読んでは目についたリンクをクリック」といった情報収集の仕方をしていると、いつまでも読みたい記事が連なっていってしまいます。記事には興味を引くようなタイトルが付けられているでしょうから、当然、ぱっと見た瞬間にはすごく読みたいと感じます。
しかし、それを続けていてはどんなに時間があっても足りませんし、実際のところ、その記事はそれほど読みたくないのです。
記事を発見した瞬間には、目新しさからか読みたいと感じてしまいますが、ここにRead It Laterを用いて読む記事を一列に並ばせることにより、この問題を解決することができます。

2は、Webでの情報収集を読書のように扱える、と書くとわかりやすいかもしれません。
読書は、本を買う時間と読む時間は分かれています。それにより、「朝の10分を読む時間に充てる」といったことが可能になります。
これが、読みたい記事を探しながら目についたものを読むようなスタイルですと、例えば10分間記事を探しているだけで終わってしまうことも考えられます。

3は、Read It Laterは記事をローカルにキャッシュしますので、仮にネットワーク接続がオフラインでも、自分の好きなタイミングで記事を読み進めることができます。

4は、例えば「今は疲れていて文字を読む気分じゃない」ときでも、「RSSの仕分けならできる」かもしれません。
これはRead It Laterに限りませんが、作業を分割しておくと進められるタイミングも増えてきます。


Pocket


さて、そんなRead It Laterがなんとサービス名から変更になり、「Pocket」としてリニューアルしているようです。App Storeのアップデートにも現れています。

リニューアルの様子は以下の記事を読んでいただくのが良いと思います。

Read It Laterが無料化 Pocketと名前を変えて別アプリのように変わった | ごりゅご.com

Read It Later がサービス名を Pocket に変えてマルチメディアの「あとで読む」サービスに変貌 | Lifehacking.jp

ちなみに私はRead It Laterへの愛着が捨てきれないため、いまだアップデートは行っていません。

したがって、Pocketについて語れることはないのです。


終わりに


以上、あまり語ることのないエントリでした。
アプリがリニューアルしたにも関わらず、新しい方を試していないのが原因です。

2012年4月19日木曜日

ライフハックは身を助ける

Clip to Evernote
あまり表明したことはありませんが、私はモレスキンをはじめとする文房具の類が好きです。
それに伴って、手で何かを書くこと、メモすることについていろいろと考えたり、研究、情報収集を行っています。

今回はその中から、メモすることの効能について、私が考えることをお話しいたします。
ここで伝えたいのは、メモではなく、メモすることそのものについてです。

二つの効能を考えています。

一つめは、メモをすると記憶力が良くなることです。
忘れてもいいようにメモするわけですが、それが記憶力を良くすることにつながるというのは不思議に思えます。

例えば、何か聞いたことをメモしようとしたとします。
すると、「聞いただけ」の状態を持った情報に対して、一種の記憶操作が行われます。
それにより、そのままではただ流れていってしまっていたはずの情報が、自分に近いところに引き寄せられます。結果、長く記憶として定着することが期待できるのです。

二つめは、メモをすると物事を忘れられることです。これも、言葉だけ聞くと妙に感じます。

覚えておかなければいけないことをメモとして残すことにより、そのためにかかっていた脳へのストレスやリソースを解放することが可能になります。
そうすることで、「ちょっと覚えておかなければいけない」よりももっと重要で創造的なことに対して、より多くの資源を割り当てることが可能になります。
「これはメモしたから忘れてしまっても構わない」と感じられるのは、とても大きいのです。

ここまでお話ししてきたことを念頭に置くと、もし現状「メモの取り方がわからない」と悩んでいる方がいらっしゃいましたら、形はどうあれ、とりあえずメモを取ってみることから始めても価値はあると言えます。


本題


それでは本題に移ります。

先日、人前で少しだけ話す機会がありました。
あまりつまらないことを話したくないとの気持ちがありましたし、また聞いた人たちにとって少しでも役立つ内容にしたいと思っていました。

そこで話したのが、上に記したようなことです。

内容の出来不出来は置いておくとします。
普段から、ライフハックやその周辺の情報をよく集めている私ですが、今回はその知識が役立って、内容をまとめることができました。

まさに、ライフハックが身を助けました。
ライフハックによって何か有益なことがあったのではなく、本当にライフハック自体が身を助けてくれたということです。


終わりに


アイデア自体は、私がこれまで見聞きしてきた情報を基に構成されているはずです。

2012年4月15日日曜日

マネーログと家計簿

Clip to Evernote
少し前に、『記録するだけでうまくいく』を読了しました。

『記録するだけでうまくいく』佐々木正悟、富さやか)
今回はそこからいろいろと考えた話です。


マネーログと家計簿


本書の2章で、「お金を記録しよう」と題されてマネーログに関わることが述べられています。

本書では「お金を記録すること」の全体をマネーログと呼んでいるようですが、私の状況を説明する上で、少し言葉の意味を規定しなおしておきます。
私の場合、
  • マネーログを残す:お金を「いつ、どこで、何に、いくら」使ったかを記録する
  • 家計簿をつける:とりあえず「何に、いくら」が重要で、そこから今日の合計出費などを計算する
とします。
言葉の定義にはこだわりませんので、大雑把に「マネーログ」は思い出のようなもの、「家計簿」は資産を管理するためのものといった説明で良いかと思います。

ちなみに本書の立場では、マネーログの中に家計簿が含まれているようです。


マネーログ


私はこれまで、マネーログのみは残してきました。
具体的には、
  • レシートを撮影してEvernoteに保存
  • iOSアプリ「Dayta」で金額と用途を記録、Evernoteに保存
となります。

Dayta 2.2(無料)App
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
販売元: Sahil Lavingia - Little Big Things LLC(サイズ: 2.7 MB)


「Dayta」では、様々な数字を素早く記録することが可能です。
私の場合は、お金を使ったら金額を記録し、一日の終わりに用途を付記してEvernoteにメール送信しています。


家計簿


この方法だと、使った金額の合計や資産の現状などは把握できません。あくまで、「いつ、どこで、何に、いくら」使ったかがずらっと並ぶだけです。

しかし私にも、前者のことを知りたい気持ちが出てきました。
そこで、『記録するだけでうまくいく』で紹介されていた資産管理アプリの「CashFlow」を購入してみました。

CashFlow 5.1.3(¥170)App
カテゴリ: ファイナンス, ライフスタイル
販売元: Takuya Murakami - 卓弥 Murakami(サイズ: 2.1 MB)


まだ私からこの「CashFlow」について語れることはありませんので、同書から引用いたします。
この節で紹介するツールは、CashFlowです。シンプルながらも、必要なデータを簡単に入力できて、これひとつで家計全体を管理することができます。iPhone版、Android版がありますから、スマートフォンをお持ちなら、すぐに使いはじめることが可能です。
しばらくはこちらに情報を預けて運用していきたいと思っています。


新しい習慣


「CashFlowで情報を扱うこと」は、今まではかかっていなかった手間です。これを習慣にするのは決して容易ではありません。

しかし今回の私の場合には、すでに「Dayta」で使用金額を記録することは実践していますので、その情報を転用し、「CashFlow」を操作するのを一日の終わりでも良いことにしてしまうことで、上記の問題に対応することとします。

まだ始めたばかりなので何とも言えませんが、この「今までの習慣と結びつける」ことは、他の部分にも適用できる考え方かもしれません。


アプリを立ち上げる


さて、使った金額をその場で記録するとなると、アプリがすぐに起動してくれないと大変です。
最悪、それが原因で記録をとらなくなることだってあり得ます。

そこで、こちらの記事のことを参考にします。

「iPhoneのモッサリは常駐アプリを消せば解消する」は都市伝説だった ガジェットさん家
つまりユーザーがわざわざ手を下さずとも、ほとんどのアプリは早ければ数秒後、遅くとも10分後にはサスペンド(一時停止)に移行する。
記事の内容や意図は(記事タイトルの通りではあるものの、)私の書き方とは全く別のところにありますので、ぜひリンク先を見ていただくのが良いと思います。

引用文のことを逆に捉えると、ほとんどのアプリは高々10分はバックグラウンドで動作している、となります。

このことから、「後でぱっと使いたいアプリは、前もって立ち上げて閉じておく」という小技が思いつきます。
より具体的には、レジに並んでいる間に一度「Dayta」を立ち上げておくといったことがあるでしょう。
お金以外にも、例えば外食で、これから食べる料理の写真を撮るのであれば、料理を待っている間にカメラアプリを一度立ち上げておくのが良いかもしれません。

この方法だと「記録しよう!」と思う瞬間が二度になりますので、記録するのを忘れる可能性が減ることも期待できます。


終わりに


もちろん、記録忘れに劇的な効果があるかといえば、全くそんなことはないでしょう。

それから、「高々」とは(おそらく)工学系の人たちが使う言葉で、「最大で」といった意味になります。

2012年4月14日土曜日

ペンとライフハック

Clip to Evernote
本ブログではモレスキンについて何度か取り上げたことがありますが、それに限らず、私は文房具の類が好きです。

今回はそんな話です。


ペンを出す


私は、普段の作業中机の上に複数本のペンを出しています。
こんなところです。インクはどれも黒を基調としています。
結果、割と机の上はペンだらけになります。

多くのペンを出しておくことに、それほど深い意味はありません(でした)。
ペンが好きなので数多く並べておきたいこと、たくさん持っているとついどれも必要な気がしてしまうこと、といったことが理由に当たると思います。


ペンを使う


一番使う頻度が高いのが「KAWECO クラシック スポーツ(万年筆)」になります。
(書き忘れましたが、復刻版の方です。)
これは、ペン先がやわらかめで(個人的な主観によるものです)長文を書いても疲れにくいことや、リフィル(カートリッジ)はペリカン製を使用するため手に入りやすいことが理由となります。

とはいえ、これだけのペンを机の上に並べているわけですから、どのペンも使うことがあります。

積極的に使い分ける基準を決めてはいませんが、各々のペンの性質とそのときの状況に応じて、使われるペンが変わっていきます。


ペンが違う


以前のエントリでも述べたことがありますが、私の記述内容はモレスキンのページにずらっと書かれることになります。

このようにしていると、よく、後で必要な情報が見つけ出せないだろうと思われたりします。
ところが、状況に応じて使用されたペンが異なっているため、「必要な情報」はかなり容易に発見できます。

ここで「必要な情報」とは、ある程度の書いた内容はすでに思い出せているような場面を指しているはずです。
私の経験からになってしまうものの、こういった場合には自分がその記述を行った状況も想像(あるいは想起)できており、結果として、書かれた文字の色や太さといった特徴に着目することで、所望の記述を発見できます。


ペンと情報


さて、ここで改めて状況を確認してみると、「情報の種類に応じて、使用されているペンが異なっている」となります。

これは、よく考えるとなんでもないことです。

「後でわかりやすいように、メモ書きは黒で、スケジュールは緑で……」といったことと一見違いはありませんし、そのようにしなさい、などと言われているのを、誰しもが耳にしたことがあるでしょう。
要は、「情報はペンの色で整理するというライフハック」です。

しかし、そこに至る過程が異なっています。
すぐ上に書いたのは、
  • 情報を整理したい
  • 色分けすればいい
  • ペンを買ってこよう
となっています。
一方で、ここまでで述べてきた私の状況では、
  • ペンが好きだから、買おう
  • どれも使おう
  • 勝手に情報が整理されている!
なのです。


ペンと手間


この差異がもたらすことが、一つ思いつきます。

「情報を整理しなければ!」と必要に迫られて使うペンを分けていると、必ずそれが面倒になってきます。それまでにはなかった手間がかかっているのですから、当然です。
もちろん、それに見合うだけのメリットがあるなら続けられるのでしょうが、実際、メモとはかなりの量が二度と使われずに埋もれていくものです。

見返すかもわからないものに、手間をかけて情報整理しているのです。
(ではメモを取らなくていいかというと、それはまた別の話です。この辺りはライフログにも通じそうです。)

一方の私の状況では、能動的なのは「ペンが好き」の部分だけです。
ペンを買ってくるのも、そのどれもを使うのも、手間ではありません。


ペンとライフハック


非常にメリットが大きそうな私の方法ですが、残念ながら、これをライフハックや整理術としてまとめることはできません。

あえて言うなら、「ペンが好きというライフハック」になります。


終わりに


こうしてまとめてしまうと何でもないようなことに見えますが、勝手に情報が整理されていることに気付いたときといったら、それはもう驚きました。

2012年4月12日木曜日

達成感が要る

Clip to Evernote
今回は、本ブログとしては珍しく(と自分では思っています)始めにエントリのアウトラインを示してみます。
以下の通りです。
  • マルチタスク
  • タイマ
  • ライフハック
マルチタスクをご存じの方は、私の言いたいことが察せられてしまうと思いますが、内緒でお願いします。

内容に入ります。


マルチタスク


CPUを制御する仕組みに、マルチタスクというものがあります。

これは、CPUが一つ(でなくても構いませんが)しかないコンピュータにおいて、同時に複数の仕事をさせるための技術です。

概念のみ説明します。
実際に仕事をするCPUは一つしかありませんので(この表現も厳密に言うと怪しいです)、同時に複数の仕事はできません。
ここでは、一つの仕事はほんの短い時間だけ行い、すごいスピードで行う仕事を替えていきます。
これにより、人間からは同時に複数の仕事を行っているように見えます。

念のため、Wikipediaのページもご紹介しておきます。

マルチタスク - Wikipedia
1つのCPUしかないコンピュータでは、ある瞬間には1つの処理しか実行できない。しかし、CPUの処理時間を数十ミリ秒といった短い時間で区切り、タスク間で1つのCPUをタイムシェアリングすることによって、ユーザーから見ると、複数のアプリケーション(タスク・プロセス)が同時に実行されているように見える。


タイマ


このマルチタスクの概念を念頭に置いて私のタスク遂行に活かしていこうと、タイマを導入しました。いわゆるキッチンタイマのようなものを想像していただければ良いです。
iOSアプリ等ではなく、ハードとしてのキッチンタイマです。これは、単に私の好みであり、深い意味はありません。
(写真を載せようかとも思いましたが、妙な見た目をしており、逆にわからなくなる可能性がありますので、やめます。)

タスクをこなす際のタイマの効能については、こちらの記事が参考になります。

あまりに必要不可欠なので、タイマーツール「SnapTimer」をインストール!! | jMatsuzaki
今やるべき作業の為に使うべき残り時間をリアルタイムに知る事は、有効なコンテキストスイッチ問題への対策となります。
記事ではソフトウェアのタイマを用いていますが、適宜読み替えていただければ問題ありません。

使い方は単純で、この作業は30分だけやってやめたい、と思ったときにタイマをセットします。

上の引用文のことの他に、私は、現在時刻に意識を向ける必要なく取り組んでいるタスクに集中できる点で、非常に効果を実感しています。
朝など、作業に熱中してしまうと困るものの、時計ばかり気にしていると作業が進まない場面があるのです。

その朝、自宅を出る前に60分の時間が取れた際に
  • 前日の振り返り
  • 今日の目標設定
  • RSSの読み進め
  • Evernoteの整理
を15分刻みで行っていくのは、なかなかにスリリングです。
俯瞰すると、四つの作業を同時に行ったように見えるでしょう。


ライフハック


一つ注意すべきことがあります。
それは「タイマが鳴ったら、何も考えずにやめる」ことです。
切りのいいところまでとか、あと三分だけなら大丈夫だとかを、少しでも思う前にやめてしまうのです。
当然のことながら、理由としては、そうでないとタイマをセットした利点が出てこないから、です。

これはぜひ体感してみていただきたい部分で、そのように意識しておけば「何も考えずにやめる」ことはできます。
妙な日本語ですが「意識して何も考えない」ことは、この場合可能なのです。


本当にライフハック


上記のことは、よく見るとライフハックの話ではありません。単なる注意です。
ここからが、該当します。

先に挙げた例の
  • 前日の振り返り
  • 今日の目標設定
  • RSSの読み進め
  • Evernoteの整理
はどれも、私にとって、毎日欠かさずやっておきたいものの、どうしても後回しになりがちなことです。
誰しもそういった性質を持つ作業がいくつかあると思います。

そこで、本エントリで述べたマルチタスクに似た方法で「すべて同時に」手を付けてしまうことで、たとえこなせた量が少なくても、「今日は進められた!」との達成感を得ることができます。

達成感が不必要な方にはまるで無意味な手法ですが、私は大いに必要としていますので、価値があります。


終わりに


冒頭で宣言したアウトラインが、かなりミスリードになっています。
これが、よく言われるトップダウン方式の問題点に相当します。
詳しくは、この辺りのエントリで述べています。

23-seconds blog: KJ法とマインドマップの差異

2012年4月10日火曜日

懸命にやって

Clip to Evernote
ライフハックをはじめ、その近傍の分野に興味がある人は必ず考えることだと思いますが、全く同じ仕事をしても、三時間かかる人と一時間で済む人がいます。
これをもたらす原因は非常にたくさん考えられますが、今回はそのうちの一つを取り上げます。


早さに差が出る


もちろん、もともと能力の差があったりですとか、そういったことは考慮の外に置きます。能力はそう変わらないのに、仕事が終わる早さに大きな差がでるのです。

ここでの「仕事」は、PCを使う作業が主となっていることを想定しています。文書作りですとか、スライド作りなどを思い浮かべていただければ良いと思います。
(その他、宣言する必要のある前提がまだたくさんあるような気がしますが、あまり厳密にやると理系が嫌われる原因になりますので、やめておきます。)


ショートカット


この設問への回答として私が常々考えているのは、「ショートカットキーを覚えているか否か」です。

こちらの記事が参考になります。

時間の価値は人によって違う!30分が100時間を生む5つの考え方 | バンクーバーのWEB屋
アプリケーションのよく使うショートカットを覚える位なら、30分もあれば主要な物は覚えられるかなと思いますが、このまとまった30分を惜しむばかりに、貴重な数百時間を無駄にしてるんじゃないかと思う人がやっぱり多い気がします。
素晴らしい記事です。


ショートカットキーの性質


「ショートカットキーを覚えているか否かで仕事の早さが変わる」には、もう少し説明を加えます。

ショートカットキーは、ひとたびやるべき仕事が発生してしまえば、覚えてなどいられません。早く仕事に取りかからなければいけないからです。
仕事が発生する以前に、「このショートカットを覚えておけば、将来役に立つかもしれない」と考えて、覚えておくものです。

すなわち、将来の自分を楽にするために、前もって手間をかけておくということです。
私が「ショートカットキーを覚えているか否か」との文章で表現したかったのは、この「前もって手間をかけよう」とする姿勢のことです。

上に、「三時間の人と一時間の人」と書きましたが、おそらくショートカットキーが使えるかどうかだけでこれほどの差は付かないと思います。
ですが、ショートカットキーを覚えておこうとしている人は、「前もって手間をかけよう」とする姿勢がありますので、きっとそれ以外にも将来の自分を楽にするための布石が打ってあるでしょう。
それらを全て合わせれば、これくらいの差は付いて然るべきと感じます。


助走


こういった記事もあります。

シゴタノ! SH014:助走をつけると加速しやすい
それが明確になれば、そこに向かって助走を始めることができます。助走距離を伸ばす方法はありますが、ゴールまでの距離を縮める方法はないのです。 
助走は練習と言い換えてもいいでしょう。 
いずれも、最高のスタートを切るための準備です。
助走なら、人知れずつけておけるのです。

こういったことをライフハックと呼んでも良いかもしれませんが、なかなか楽ではありません。
しかし、きっとライフハックとは単純に楽をするためのものではないのでしょう。


終わりに


私には、二つほど座右の銘としている言葉があるのですが、これまであまりそういったことは表明してきませんでした。なんとなく、自分の中に留めておく類のものだろう、と考えていたためです。
ですが、本エントリの内容を受けて、その一つをここに記しておくことにします。

Diggy-MO' の「STAY BEAUTIFUL」という楽曲からの一節です。
懸命にやって簡単だって言ってやれ

2012年4月8日日曜日

あれば便利

Clip to Evernote
以前にもどこかで書いたような気がしますが、訳あって三月末から新しい住まいで生活しています。
ほとんど手ぶらに近い状態で入居しましたので、必要な物は適宜揃えていっています。

その中で、このところは毎日が回ってきている感じがしており、非常に満足です。
ここで言う「毎日が回っている」とは、
  • 「新生活のために、一度だけ」買う必要のある物
  • 「新生活のために、一度だけ」行う必要のある手続きなど
がなくなってきていることと同じ意味です。
言い換えると、日々がルーチン化してきているということです。
早いうちに、さらに安定したルーチンに近づけたいものです。


買う必要のある物


上述した「買う必要のある物」はとても多様にあります。
ここでことさらに必要な物を列挙するつもりはありませんが、一つ言えるのは、どんな物であってもないよりはある方が便利だということです。物には適当な機能がありますから、それがあれば、程度の大小はあれど何かしら生活は便利になります。
これは間違いありません。

ところが、ここで忘れてはいけないのですが、物が多いのは不便です。
物を置くスペース、整理整頓の困難さ、それによるストレス、といった問題が出てきます。あるいは単純に、物を買うお金がかかることもあります。
有益なものが集まりすぎると、不利益になってしまうようです。


断捨離


単体の物自体は便利さをもたらしてくれますから、どうしても物をたくさん買いたくなってしまいます。
ですので私は、以前から気になっていました、はやりの断捨離を実践してみようと思います。

断捨離についての基本的な知識は、私はこちらから仕入れさせていただきました。
(申し訳ありませんが、関連書籍の類は読んでいません。)

「断捨離」の「捨」!~「不思議なくらい心がスーッとする断捨離」を読んで学んだこと~ - iPhoneと本と数学となんやかんやと
「断捨離」の「断」!~「不思議なくらい心がスーッとする断捨離」を読んで学んだこと~ - iPhoneと本と数学となんやかんやと
「断捨離」の「離」!~「不思議なくらい心がスーッとする断捨離」を読んで学んだこと~ - iPhoneと本と数学となんやかんやと

わかりやすく、素晴らしい記事です。
引用の引用になってしまいますが(これを孫引きと呼ぶらしいのですが、合っているでしょうか)、記事中から掲載いたします。文章自体は、『不思議なくらい心がスーッとする断捨離』(やましたひでこ)から来ているようです。
「断」=いらないモノが入ってくるのを断つ
「捨」=家に溜まったガラクタを捨てる
「離」=モノに対する執着から離れ、ゆとりある”自在”の空間にいる
断、捨、離にはそれぞれに意味があるそうです。断捨離とは単に物を捨てるだけではないようです。


断捨離の断


断捨離を実践したことについての記事をいくつか読んだことがありますが、どれもが「断捨離」の「捨」を行っているものでした。
確かに、断捨離ですとか、そういったことが必要だと感じるのは「物が多すぎる!」と感じたときのはずから、「捨」が行われるのが自然なのでしょう。

他方で、「断」や「離」が行われている様子を、私はあまり目にすることがありません(もちろん、私が書籍を読んでいないことも大いに関係あると思います)。

ここで、私が新生活を始めたばかりという特殊な状況であることを活かして、「断」から始める断捨離を行ってみたいと思います。


具体的に


具体的には、物を買いたい、欲しいと思った際に以下のことを考えるようにします。
  • どんな物だってあれば便利である
  • すぐにまた引っ越すかもしれない
一つめのことは「あったら便利だな」との、物を買う際の強力で一見理にかなった動機に対抗するための問いかけです。「あったら便利だな」は、物を買う動機にはならないのです。
二つめは、「もし、すぐにまた引っ越すとしたら、苦労するのではないか?」といった意味です。この考えがあると、なかなか大きな物は買えません。

ですが、やってみると意外に物は要りません。


終わりに


今回はエントリとしては軽い感じになりましたが、私は割と大変なことをしています。

日々の生活をベストに

Clip to Evernote
非常によく言われることに、大きな目標や目的を持って生きなさい、といったものがあります。

そのような生き方はとても素晴らしいことですので、すでに目標を持ってそれに邁進している方はぜひ続けていっていただければと思います。私から言えることは何もありません。

一方、そうでない方もたくさんいらっしゃるはずです。すなわち、人生における目標が見つからない、さらに言えばそれが見つからなくて悩んでいる、という方です。

今回はそんな話です。


目標と成功


俗に言う「成功している人」が語る成功談では、ことさらに目標を持つことの重要性が語られます。
それはもう、語られます。飛行機を改良しても月には行けないそうです。

そのためか、そうでない理由からかはわかりませんが、目標を持つことや未来を思い描くことがとにかく重要であり、それができない人はまったくもって成功することはありえないといった風潮が、どうやらあるように感じます。
目標至上主義と呼べるかもしれません。

別に呼び名は何でも良いのですが、平たく言えば「目標がない人間は駄目だ」という話です。


時間がない


私にはどうにもここに引っかかるものが感じられます。本当に「目標がないと駄目」なのかという疑問です。

目標がある人かない人かを問わず、誰にとっても一日の長さは決まっているため、「良い」とされる行動をとることのできる時間も限られます(読書をする、何かの練習をする、朝四時に起きる、などの行動のことです)。
そして一日は短いわけですから、たとえ目標があってもそれほど多くの「良い」行動はとれません。

すなわち、目標のある人とない人とで、一日の行動はそれほど劇的に差があったりはしないのです。
もちろん、ここから「継続が大事」といった話になると思いますし、それについては私も賛成なのですが、まずはこの「時間の制約のために、一日の行動に大きな差はつかない」ことを確認しておきます。
目標がある人でも、それにそぐわないのに緊急にこなさなければならないような、仕方なくやる作業はたくさんあるはずです。


アプローチ


大きな目標がある人でも、今考える必要があるのは「今とるべき行動」であり、これは目標がない人にとっても同様です。
「今とるべき行動」には良いものも悪いものもあって、それぞれを選択する人がいるから将来に差が出てきます。
これは間違いありません。

以上のことから、目標を持っていなくても、「日々の生活をベストにしていく」というアプローチもありえると思います。
進むべき方向が定まっていなくても、その瞬間、瞬間の行動にベストなものを選択していき、それが積み重なったときに、自然に「成功した人」になれるのではないかと思うわけです。
ある意味、ボトムアップ的な手法と呼べます。


問題点


二つほど問題点が考えられます。

一つは、目標が定まっていないと、個々の行動を何にするか迷ったときに判断する指標がないということです。

これには、大量の情報収集で対応できます。
世の中に「成功談」はたくさんありますし、それ以外にも「良い行動の例」はいくらでもあります。
その情報を集め、自分が何となく良いと思ったものを実践していけば問題はないはずです。

もちろんこの方法だと、何となくふらふらした印象になってしまうかもしれませんが、私はそれが悪いことだとは思いません。むしろ、それが悪いと思うのが目標至上主義に当たる、とも言えるかもしれません。

二つめは、目標がないと何のために苦労して「良い行動」をとっているのかわからなくて継続できない、といった話です。
ただ、自分で挙げておいて何ですが、こちらも私はそれほど問題視していません。
本ブログでは「説明できない」のエントリで述べましたが、「良い行動をとるために良い行動をとっている」のです。


利点


利点もあります。

目標は先に定めるものですから、自分の想像力の範囲に限定されてしまいます。
そのような限定された目標に向かって努力するわけですから、到達点が頭打ちになったような状態になってしまいます。
先の例で言えば、確かに「月に行きたい」と思ったからスペースシャトルを作ることができましたが、それはすなわち「月までしか行けなかった」のです。
「月に行きたい」までしか思いつかなかったということです。

一方、ここまで述べてきた手法では、そのような頭打ちがありません。
現在からは想像もつかないような高みに至ることも可能です。


まとめ


本エントリでの主張は、確かにあまり現実的でないことは理解しています。

ただ、世の中の「目標至上主義」に踊らされて、自分が目標が持てなくても悩んだりしないように、あるいはそのような人が過度に悩んでほしくないと思い、このような話をしました。
(もちろん、単純に「目標至上主義」に疑問があったのも事実です。)
まずは、「日々の生活をベストに」することから始めてみたらどうだろう、というちょっとした提案なのです。

もちろん、冒頭にも述べましたが、目標があるならそれに越したことはありません。

現実的には、「日々の生活をベストに」することを続けていけば、適切な目標が自然に見つかってくるのだと思います。
そうしたら、目標に向かって進んでいけば良いのでしょう。
この辺りは全く論理的ではありませんが、そう思います。


終わりに


もちろん、月に行くのがそんなに楽天的な話ではないことは理解しています(駄洒落ではありません)。
もともとは私ではありませんが)例として使わせていただきました。

2012年4月7日土曜日

TextEver概観

Clip to Evernote
現在すべての話題をさらっている、業界騒然のiOSアプリがあります。
(私の観測範囲の話です。)

こちらです。

TextEver – Evernote ノートをさらに速くとれます。 1.1(¥85)App
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: Gosubits - Andrey BELONOGOV(サイズ: 4.1 MB)


Evernoteにメモを送信できるアプリです。
使用方法などはぜひこちらの記事をご覧いただければと思います。

Evernote系メモアプリに新星登場!TextEver

また、こちらの記事も参考になります。

R-style » Evernoteにメモを送信してくれるTextEverに注目してみた

今回は、このアプリについて書いてみます。


履歴が残る


多くの皆さんが言及していますので私から詳しくは説明しませんが、FastEverにはなかった履歴の機能があります。

FastEver - 素早く簡単にEvernoteにメモ 1.9.4(¥85)App
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: rakko entertainment - rakko entertainment(サイズ: 1.3 MB)


この時点で、FastEverとは全く別のアプリと考えて良いと思います。
私もFastEverでEvernoteに数多くのメモを送ってきましたが、この「履歴がある」ことはまるで新しい体験です。


忘れる


「新しい体験」を構成する一つは、今書いて保存したメモがすぐ見たいことがたまにあり、それを解決してくれることです。
こちらの記事でも言及されています。

TextEverは履歴の残るFastEver? | | 作家の作業日報 | あすなろBLOG
送信済みメモの履歴が残らない。そこがけっこう困るのです。送信直後に「あれ?どんなメモをおくったっけ?」と思うこともあるからです。
このことは非常に納得できます。
当然ですが、ある面でメモはその事柄を忘れるために書いていますので、書いて保存したメモを思い出すのは困難です。


見える


もう一つは、自然に過去のメモが目に入ってくることです。
この意味では、以下の記事で紹介されている通り、Tap2Everでも良さそうです。
(駄洒落ではありません。)

Tap2Everを使ってEvernoteにブログのネタ帳を作成する

Tap2Ever - Evernoteのノート作成をさらに手軽に 1.1.2(¥170)App
カテゴリ: 仕事効率化
販売元: IKKI Corp. - IKKI Corp.(サイズ: 2.5 MB)


とりあえずTextEverで話を進めます。

純粋なFastEver使いにとっては、これまでに書いたメモが特に意識せずに見えるといった経験はありません。

いま、メモは何かしらのアイデアや着想を残しておこうとして取ることが多いです。
すると、過去のメモを自然に目にすることによって、思わぬ新しいアイデアが生まれる余地が出てきます。

新しい体験と述べたのは、この点においてです。
もちろんですが、思わぬ新しいアイデアを必ず思いつくことのできる仕組みというわけではありません。単に、アイデアが生まれる余地があるだけのことです。


アナログメモ


このFastEverとTextEverをもって、私のアナログメモツールであるモレスキンとロディアのモデルが、ある一面においてデジタルでも再現できたと感じています。

FastEverは書いたらおしまいとの点で、ロディアの役目を果たします。ロディアにメモしたら、その紙は切り取られてモレスキンに送られるためです。
TextEverは、新たなメモを書こうとした際に過去のものが目に入るため、この部分がモレスキンに相当します。モレスキンにメモする場合には前に書いたものが必ず見えるためです。

他方、モレスキンには母艦としての大きな役割がありますが、そこはEvernoteに任せることになるでしょう。
ただ、Evernoteは「同期」ですがTextEverは「履歴」ですので、TextEverの方が手間なく過去のメモを見ることができます。これは無視できないポイントです。

いずれにせよ、この辺りに着目していけば、おのずと二つのアプリを使い分ける基準もそれほど悩むことなく見えてきます。


終わりに


次に考えるべきは、ホーム画面での置き場所です。

2012年4月5日木曜日

手帳周りのこと

Clip to Evernote
訳あって、(と言っても今回は察せられる方も多いでしょうが、)最近は手帳関連について考えをめぐらすことが多くなっています。

そこで、今回は私の手帳周りについてまとめておこうと思います。
今後、少しずつその手帳周りを新たにしていこうと考えていますので、そのための原状把握の意味が強いです。

ここでは『クラウド時代のハイブリッド手帳術』(倉下忠憲)の章立てを参考にし、手帳の機能を四つ定めます。
  • スケジュール管理
  • タスク管理
  • メモ環境
  • 目標管理
多少順序を変更して進めていくことにします。


メモ環境


私はこのメモ環境を最も重視しています。まずメモ環境ありきで、他の三項目は手帳としてより良くしたもの、より高性能にしたものと捉えます。

ここには、モレスキン(ポケット)とiOSアプリのFastEverを使用します。

FastEver - 素早く簡単にEvernoteにメモ 1.9.4(¥170)App
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: rakko entertainment - rakko entertainment(サイズ: 1.3 MB)


モレスキンに書かれるメモとEvernoteに保存されるメモではやや性質が異なり、非常に陳腐なたとえで恐縮ですが、モレスキンがキャッシュメモリで、Evernoteがハードディスクであると言えます。
この差異は情報へのアクセスの早さに起因しています。つまり、モレスキンに書かれたメモはすぐに取り出すことが可能ですが、Evernoteの場合は多少困難になります。

そのため、それに合った内容のメモが書かれることになります。
しかし、いざメモを取る段には、その差異のことは意識せずに可能な方を採用することにし、後ほど情報の同期作業を行うことで対応します。要するに、Evernoteを見ながら必要な部分はモレスキンに書き写したり、その逆をしたりといったことです。

すべての情報はこのメモ環境で捕捉され、ここから必要に応じてタスクやスケジュールに展開していきます。情報のインボックスというわけです。
「まずメモ環境ありき」と言ったのは、この点においてとなります。

ちなみに、ここではロディアが使われることもありますが、このメモ環境の話においては、モレスキンのバリエーションとの位置づけになります。
この詳細は以下のエントリで過去に述べていますので、ご覧いただけると良いと思います。こちらの内容は今回のエントリにとって非常に重要です。

23-seconds blog: ロディアと情報の向き


タスク管理


ここからは、全て一度「メモ環境」に入っていることを前提とします。

タスクはEvernoteかモレスキン上のロディアに集めることにしています。
ですが、Evernoteの方は最近あまり使用しなくなっており、ほとんどモレスキン内で完結しています。
こちらがマスタータスクリストに相当します。

これを参照しながら、一日の始めに今日行うタスクを順番通りに並べます。
一日の始めにはモレスキンの新しいページに日付を書くので、その下に書くことになります。
これがデイリータスクリストです。

冒頭で述べた、新たにしたいと考えている部分は主にこのあたりです。
マスタータスクリストを、もう少し複雑さのない場所に置きたいと思ってはいますが、ここは長い目で変えていくことにします。


スケジュール管理


スケジュールは、iOSアプリのWeek Calendarで管理しています。

Week Calendar 4.3.1(¥170)App
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
販売元: UtiliTap - UtiliTap(サイズ: 9 MB)


モレスキンではやや遠くのスケジュールが管理しにくいので、この部分には独立したツールを使っています。


目標管理


こちらもモレスキン上のロディアを用いることにしていますが、今のところそれほど表だって実践してはいません。
しかし、最近ある場面で必要と感じたことがありましたので、これからは行っていくつもりです。


終わりに


ここまで述べたことは「手帳」なのか、という話もあるかもしれませんが、こちらも『クラウド時代のハイブリッド手帳術』に則り、これらすべて含めて「手帳」です。

2012年4月3日火曜日

タスクを管理したいとき

Clip to Evernote
本ブログの右上部分に、私が興味あることをいくつか掲げているのですが、今回はそこから一つないしは二つを取り上げます。


ソフトウェア工学


情報屋さんが関係するジャンルの一つに、ソフトウェア工学と呼ばれるものがあります。
これは非常に大雑把に言うと、ソフトウェアを作ることそのものではなく、ソフトウェアをどのように作ったら良いか、すなわちその作り方を考えようとする学問分野です。

そこには様々な考え方がありますが、大抵は、闇雲にソフトウェアを作り始めるようなことはしてはならない、という立場を取ります。
闇雲にではなく、体系的な作り方を定めてからそれに沿って作ろうとします。
その結果、製品の完成までにかかる期間が短くなったり、その期間を予め見積もることが可能になります(可能にすることを目指します)。

ところで、ここには一つ前提があります。
その前提は、「そんな面倒なことを考えている暇があったら、闇雲でも何でもどんどん製品を作り始めればいいじゃないか」との大きな疑問に対する回答になります。

それは、作成するソフトウェアが、非常に大きな規模であり、それに伴ってとても一人の人間が全体像を把握できないほどの複雑さを持っているということです。
この点において、「先のことはわからないけどとにかく作ってみよう!」といったアプローチでは、現実的には製品を完成させることができないのです。


タスク管理


ここまでの話は、特に私が改めて言及するまでもないことです。
ちなみに、ここは少し重要で、先述したことは十分に研究されていることであり、異議を唱える余地はまずないだろうことを確認しておきます。

さて、ここで持ち出したいのは、タスク管理のことです。
タスク管理を非常に大雑把に言えば、タスクをこなす前に「どのようにタスクをこなしていくべきか」を考えることになると思います。
(もちろんそれだけではないはずです。)

ここまで言えばもう察せられるでしょうが、タスク管理について、「そんなことを考えている暇があったら、一つでもタスクをこなした方が早い」といった批判は当たらないのです。「そんなことを考えている」方が早いわけです。


タスクとソフトウェア


もちろん、上記のことはタスクとソフトウェアが似た性質を持っていることが必要になりますが、私は以下の点で適当だと考えます。
  • 作業するのは人間
  • (闇雲にやると)所要時間の正確な見積もりが不可能
  • 複数回行った際、毎回同じことをしているようで、その実毎回創造的な作業が必要
それぞれについて詳しくは述べません(というか、記述から明らかなのであまり説明することがないのです)が、これにより、ソフトウェア工学の話をタスク管理に適用することはそう的外れではないはずです。


タスクが多い


以上から言えることがあります。
やはりソフトウェアの話からタスク管理を捉えなおすと、タスク管理に価値が出てくるのは、タスクの量が非常に多く闇雲ではとても終わらないような状況においてとなります。
よく「忙しいときほどきちんとタスク管理を行うべきだ」といった話を見かけますが、それどころではなく、そもそも忙しいときのためにタスク管理があるのです。
他方で、数学的には、タスクが十分に少なければどんなに闇雲に取りかかっても全て完了させられるとも言えるわけです(もちろん「数学的には」なので、実際には違います)。


裏側と勇気


実は(というほどではありませんが)、タスクをこなすことには別のアプローチもあります。この点において、タスクをこなすことはソフトウェア作りほどは複雑でないと言ってもいいでしょう。

こちらの記事が参考になります。非常に素晴らしい記事です。

苦しいときはタスク管理システムをシンプルに戻すことも選択肢の1つ

内容は記事タイトルがよく表していますので引用はしませんが、すなわちタスクをこなす際に「とりあえずやってみる(に近い)」方法でも、何とかなるのです。
もちろんタスク管理をしっかり行った場合よりはいろいろと無理も出てくるでしょうが、何とかはなります。

これは非常に勇気の出る事実です。

あまりにタスクが多い場合には、もちろんしっかりとしたタスク管理手法を用いるのが良いです。
しかし、もしそれで苦しくなってしまっても、今度は「とりあえずやってみる」アプローチを採ることが可能です。そして「とりあえずやってみる」内に、再びしっかりとタスクを管理したいと思うようになったのなら、またタスク管理手法を持ち出してくれば良いのです。

いずれにせよ、タスクを進めることだけはできるわけです。


終わりに


やはり二つでした。

2012年4月1日日曜日

説明できない

Clip to Evernote
二度めのご紹介をさせていただくことになりますが、以下の素晴らしい記事を読みました。

情熱の矛先を決める!「手段」が「目的」になったときこそ最高!! | jMatsuzaki

以前の私のエントリでは、この「手段」や「目的」の言葉について少し考察しました。

実は、そちらの記事を基に考えたことが別にありますので、今回はそれについて言語化してみたいと思います。


説明がつかない


先に掲げた記事について、特に本エントリで参考にしたいのはこの部分です。引用させていただきます。
私は時に人から「汝、作曲なんぞをして、何を成し遂げようと言うのか!?」と聞かれることがありますが、そんな時は大変戸惑い、そして動揺します。 
なぜなら「作曲するために作曲している」というこの状態を、誤解なしにどう完結に伝えれば良いか分からないからです。
少し脱線しますが、私がこちらを読んだときの感動といったら、それはもう筆舌に尽くし難いものがあります。私にもこういった状況は多々あって、つまり、どんなに工夫しても人に説明できないようなことです。私がおかしいのかとも思いましたが、同じことを考えている方がいらっしゃいました。大変に心強く感じます。


車の運転


上記のことと直接に合致するわけではありませんが、私の話をいくつかします。

私は車を運転する機会が多くあります。
もうしばらく前のことですが、免許を取りたてのころは運転というものが大嫌いでした。

それでも継続して車を運転していたのですが、あるときから今度は運転が好きになりました。このころは、いろいろと運転について考えたり、積極的に運転したりといった生活を送っていました。

ところが、そのような生活を続けていると、またあるときから運転について何も思わなくなりました。好きでも嫌いでもないし、考えることも特にありません。ただ毎日、運転を続けるだけです。


Evernote


次はEvernoteの話です。

大きな可能性を感じてEvernoteを利用し始めましたが、やはり使い始めたばかりのころは試行錯誤の連続で、「まだまだEvernoteを使えていない」と考えていました。

しばらく使ってくると、Evernoteについて考えることや語りたいことがたくさん出てくるようになりました。「Evernoteはこうあるべきだ!」とか、そういったことです。

そして最後です。現在まで継続してEvernoteを使い続けていますが、今は特に言いたいことはありません。もちろんEvernoteが無くなっては困るのでしょうが、そもそも「無くなったら」などとも考えません。ただ毎日使っているだけです。


それ以外にも


ここで、先に掲げた引用文の話に戻れます。

おそらく上に書いたようなことが理由となるのだと思いますが、人に「なぜEvernoteを使うのか」と尋ねられた場合、これがどうしてもうまく答えられません。これだけ毎日利用していますので、人からは、何か大きな理由や壮大なこだわりがあるように思われるのですが、特に何もありません。
いえ、もちろんEvernoteに対する強い情熱のようなものはあるのですが、わからないのです。

「Evernoteを使うためにEvernoteを使っている」が、一番しっくりくる回答なのです。

そして、他にもここでのEvernoteのようなことはたくさんあります。

私はモレスキンやiPhoneも好きです。どちらもそこそこ長い付き合いです。
そして、「なぜモレスキンを使うのか」と尋ねられれば「モレスキンを使うため」なわけです。


新しいツール


ここから、冒頭に掲げた記事とは少し違う方向に進んでみます(が、本質はそう変わらないはずです)。
参考にするのは以下の記事です。

シゴタノ! —    ロディアを使い始めて改めて気づいた大切な2つのこと

引用いたします。
ロディアに限らず、新しいツールを導入するときにありがちな高揚感にヤられているだけではないのか、と思ったからです。
何かしらの新しいツールを導入すると、何となくの目新しさからか、「このツールで生産性が大きく上がった!」と錯覚することがある、といった話かと思います。

つまり、ツールが目新しく感じられなくなるまで待って、本当にそれが生産性を高めているかを確認する必要があると言えるはずです。

ここで私が考えたのは、その判断基準の一つとして、これまで述べてきた「Evernoteを使うためにEvernoteを使っている」状態に至っているかどうか、を用いることができるのではないかということです。

ここでの「判断基準」が指すのは、「ツールが目新しくなくなったかどうか」なのはもちろんですが、「本当に生産性が高まっているかどうか」であっても構わないと思います。
これは要するに「生産性が高まった」をどう解釈するかの問題になってしまうのですが、本ブログでは「四年に一度の話」のエントリで近いことを述べているため、ここでは割愛します。


終わりに


私は吉野家の牛丼をよく食べるのですが、それも本エントリと同様の話になります。

スキャンじゃない方

Clip to Evernote
訳あって、何日か前から初めての自炊(スキャンじゃない方)生活を行っています。

それと関連している話かどうかは微妙ですが、以前、あるテレビ番組を見たことを思い出しました。
今回はそんな話です。


番組内容


番組内容をまとめたWebページがありました。

スーパー主婦直伝 これであなたもハッピークッキン!|NHK あさイチ

スーパー主婦と呼ばれる方々が、食事のメニューに悩む世の主婦達を助けようとするのが趣旨のようです。
この中で、一つ衝撃を受けたものがありました。
ページ中ほどにある、「五法の表」がそれです。

こちらに参考画像がありますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2011/11/28/images/p08b.jpg

この表に作った食事のメニューを記録していき、表の一部のカテゴリにその記録が偏らないようにすることで、自然にメニューがマンネリ化することを防ぐことができるのです。


衝撃を受けた


おそらく、本ブログを読んでくださるような方は、私が何を言いたいか察してきていると思います。

この「五法の表」制度をアイデア出しの文脈から捉えた場合、これから述べる二点において非常に優れたメソッドだと言えるのです。

アイデア出しの話に持ち込みたかったというわけです。


一点め


「これから述べる二点」と言いましたが、それほど大層なものではありません。

一つめは、ただ記録を溜めておけば役に立つことです。

記録が少ないうちは特に何も考える必要はなく、ただ作ったメニューをログとして並べておけば良いです。しかし徐々に記録が溜まっていくと、おそらくカテゴリに偏りが発生してくるのでしょうが、そのときこのメソッドが力を発揮します。
そして、そのようにこのメソッドに力を発揮させるためには、何も特別な準備が必要ありません。ただ記録しておけば良いのです。


二点め


二点めは、発想を限定することで、そうしない場合には決して生まれないアイデアを出そうとしている点です。

記録が蓄積していった結果、例えば「鶏」で「揚げる」料理が少ないから、今日のメニューをそれにしようと決めたとします。
すると、その時点で自動的に発想を区切ることができます。

「発想を限定することでより良い発想が得られる」といった話は各所でされていますので、私からは特に述べませんが、とにかくそうなのです。

まさにこの点で、この「五法の表」制度はアイデア出しメソッドの真髄の要素を用いています。


別の話


さて、ここで別の切り口の話をします。「アイデア出し」そのものについてになります。

「アイデア出し」「発想法」などと言うと、どうしても「クリエイティブな職業」や「ブレーンストーミング」といった単語が関連してくるように思えます。

しかし、本エントリで紹介したことからもわかるように、「アイデア出し」とはそれほど仰々しいものではなく、身の回りに普通に存在していることで、とてもたくさんの人に関係あることです。
同時に、とてもたくさんの人が「アイデア出し」について困っています。

ですので、もっと多くの人にこの「アイデア出し」と呼ばれるような分野や考え方に興味を持ってもらいたいと思っています。
それを知ることで皆さんの毎日の生活が楽になり、その結果世界が少し良くなるはずです。


さらに別の話


まだ、別の話があります。

アイデア出しの文脈でよく言われることに「全く別のジャンルのものを見てみる」といったことがあります。(バリエーションはたくさんあります。)

本エントリで紹介したことは、アイデア発想のメソッドを得るために食事の献立を決める話を見にいったという解釈に立てば、まさに別ジャンルを参考にした実例となっています。
そういったことは実際に起こり得ることを理解して、この先も意識しておきます。


終わりに


「自炊(スキャンじゃない方)」と一度言ってみたかったので、今回それが叶いました。