体調がよいというのはいいものです。何をすることにも、何もしないことにも、楽しさがあります。とはいえ、去年の私に、楽しさがなかったわけでもありません。それなりのところで、折り合っていくものなのでしょう。楽しさというのは、自分の中から発見される、抽象的なものなのだと、改めて気づきました。大切な一年になりました。
東プレのキーボード REALFORCE R3S / R3SC13 を買いました。JIS配列の、テンキーレスの、キー荷重30グラムのモデルです。キー荷重30グラムというのは、世のキーボードの中でも軽い部類になると思います。私は、キー荷重45グラムの Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S を使っていると、一日の終わり頃に指が疲れている感じがあって、軽いものを探していました。私にはキー荷重が軽いものが合っているのかもしれません。指や手の力がないのでしょうか。とても調子よく使えています。REALFORCEのシリーズは、R2とR3とで雰囲気がだいぶ違って悩むところでしたけれど、R3Sが発表されて、これだ、という感じが私はします。
HHKB Professional HYBRID Type-S も変わらずに好きで、どちらも使い続けています。キー配列もキー荷重も違うけれど、私はこうして、気に入った複数の道具を並行して使い続けている様子が好きです。
そんな中、こちらの記事を読みました。
「買ってよかった考具2023(るう)」 - by るう - トンネルChannel
とてもよい記事をありがとうございます。多大なる影響を受け、NuPhy のメカニカルキーボード Air75 V2 の Ionic White を購入しました。キースイッチはAloeです。いちばんキー荷重の軽い、37グラムです。これが大変に素晴らしく、Air60 V2 も欲しくなってきています。キー荷重30グラム台の軽いキースイッチが、自分にあっていることに気づきました。
Nintendo Switch のゲーム、スーパーマリオRPGのリメイクをプレイしました。私は今ではゲームをする習慣は皆無で、スマートフォンのアプリのゲームですら一切しません。ちょっと記憶にないくらい、久しぶりに真剣にゲームをしました。それこそ、スーパーマリオRPGのスーパーファミコン版をプレイしたとき以来かもしれません。
当時、スーパーマリオRPGのスーパーファミコン版が私は大好きで、何度も何度もプレイしていました。今年リメイクが発表され、大変に感動しました。長く生きていると嬉しいことがあるものです。プレイしてみると、この人に話しかけるとこう言われるとか、ここに隠し宝箱があるとか、完璧に覚えていて、まったく迷わずクリアできました。完璧に覚えていたおかげで、リメイクで少しだけ変わっている個所にも気づくことができ、とても楽しくプレイできました。
これでもう、私は、ゲームをすることは一生ないような気もします。スーパーマリオRPGのリメイクのリメイクでも出ない限り、でしょうか。人が日々を生きるうえで、最後というのは遍くあり得るわけで、ため息のような感傷があります。
書籍『思考を耕すノートのつくり方 ―自分の知的道具を手に入れる』(倉下 忠憲)に、次のような一節がありました。
もちろん、そうした生き方もひとつの選択ではあるのですが、問題はそうした選択を意識的に選んでいるのかどうかです。それこそじっくり腰を落ち着けて、「自分は仕事にすべての時間を使うのだ」と考えた結果なら、そのように仕事に邁進しても後々後悔はないでしょう。しかし、考えて選択することをせず、ただ巻き込まれ、流されているだけなら、後になって「自分の人生とは何だったのか」という気持ちが出てきたときにうまく対処できなくなります。何の話かといいますと、私は毎年、その年によかった音楽アルバムを六枚選ぶことにしているのです。
さっそく、始めます。
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『王国』 / fishbowl
アルバムというのはよいものです。アルバムにしようという、意図があるからです。
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『FINE LINE』 / パソコン音楽クラブ
自己というのは行為的自覚でなければならないのです。
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『龍凰童子』 / 陰陽座
前を向いて日々を過ごす方がよいはずです。私の選択です。
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『境界 KYOKAI』 / Satomimagae + duenn
行為と自覚の相互作用によって、成り立つ何かがあります。
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『biotop』 / jizue
私は、論理と芸術だと思います。
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『Camellia』 / RAY
世界に論理と芸術があってよかったと思います。なんとなれば、論理と芸術が世界を形作っているのかもしれません。
終わりに
2023年は、音楽のライブにもたくさん足を運ぶことができました。ライブに参加していると、そういえば3年ほど前はこんな光景だったなと思うことも多く、感慨深いものがあります。それまで気づかなかったことに、気づくようになるということは、ほとんど、生きることのすべてです。
書籍『新装版 ダウン・ツ・ヘヴン Down to Heaven』(森 博嗣)に、次のようにありました。
「五分五分だったら、勝てます」僕は答える。私は櫻井敦司のことを忘れません。何か悩むことがあったとき、不安なことがあったとき、迷うことがあったとき、私は、櫻井敦司と BUCK-TICK がいるから大丈夫だと思って、今までの日常を過ごしてきました。ありがとうございました。
「意味がわからない」彼女は首をふった。
「客観的なデータが五分五分の条件を、すべて勝ってきた、だからこそ、生き残っているんです」僕は言った。「五十パーセントも可能性があるならば、必ず勝てます」
「変な自信ね」
「自信ではありません」
「では……、何?」
「予感です」そう答えたけれど、それは二番めに思いついた言葉だった。本当のところは「諦め」だと思える。
日常は非日常だったのかもしれません。日常と非日常が世界を形作っているのかもしれません。そんな世界を、私は好ましく思います。私の好きな記事をご紹介します。
日常を支えるという非凡な能力 | Notebookers.jp
世界には、日常を支えるという非凡な能力があります。無用なセンチメンタルといえば、そうなのかもしれません。でも、私と関係のあった方も、そうでない方も、私の日常と非日常を、等しく支えてくださっています。
一年間、私の大切な日常をありがとうございます。私の大切な非日常をありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。