本を読むこととは、行為としては、文字を目で追うことです。本を読んでいるなかで、驚きを発見することがあるのは、不思議なことです。
こちらの記事を読みました。
【企画】2017年の<びっくら本>を募集します #mybooks2017 – R-style
本を紹介するというのは、よいものです。
私も、10冊の本をご紹介します。
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『ゲーデル、エッシャー、バッハ』(ダグラス・R. ホフスタッター 著, 野崎 昭弘, 柳瀬 尚紀, はやし はじめ 訳)
私たちが、階層と再帰に魅了されるのは、なぜなのでしょうか。意味づけと物語に魅了されるのなら、同意できないこともありません。不思議なものです。
階層と再帰に自覚的な人とは、仲良くなれるような気がします。
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『サピエンス全史(上)』『サピエンス全史(下)』(ユヴァル・ノア・ハラリ 著, 柴田 裕之 訳)
人間が、思っていたよりも賢くないと判明するところには、いつも、感動があります。私たちが知識を追い求めるのは、私たちがそれほど賢くないと、把握するためなのかもしれません。
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『ポパーとウィトゲンシュタインとのあいだで交わされた世上名高い一〇分間の大激論の謎』(デヴィッド・エドモンズ, ジョン・エーディナウ 著, 二木 麻里 訳)
ふと、高邁な思想も、崇高な論理も、生身の人間が生み出したものなのだと、気づくことがあります。言葉になりにくい、気づきです。
言葉にならない気づきは、論理的にいって、伝達することが困難です。
考えてみれば、思想に高邁さは不要ですし、論理に崇高さは不要です。
どちらかというと、私はポパーが好きです。
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『ライフハック大全』(堀 正岳)
思想に崇高さは不要ですし、意味づけが過剰になる様子を、私は避けています。語の意味ではなく、使用を問うのだと言ったのは、ウィトゲンシュタインでしたでしょうか。
ライフハックのようにありたいものです。
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『グーテンベルクの銀河系』(マーシャル・マクルーハン 著, 森 常治 訳)
銀河系のような文章が好きです。
私は雑誌が好きです。グーテンベルクの銀河系も好きです。
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『街場の読書論』(内田 樹)
たとえば、何かを、確かに自分で発想したと信じられるための、過程があります。困難でも、伝達されようとするダイナミクスのことかもしれません。少なくとも、伝達されようとする価値があることです。
価値とは見出されるものだからです。
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『数学者たちの楽園』(サイモン・シン 著, 青木 薫 訳)
真剣に何かを作り上げようとする人がいました。
作り手が、真剣で、作る対象に没頭しているとき、受け手は、抽象的であることができます。多様であってよいということです。
抽象的で、個々に多様さを許しているほど、品が良いというか、清廉になります。インタフェースが優れているというわけです。ソフトウェア工学だと、モジュール結合度と呼ばれます。
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『読書礼讃』(アルベルト・マングェル 著, 野中 邦子 訳)
本ばかり読むというのは、よいものです。
まだ、読んでいない本があるからです。
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『生命とは何か』(シュレーディンガー 著, 岡 小天 訳, 鎮目 恭夫 訳)
私の他にも、生命とは何か、などという、とりとめのないことに悩んだ人がいたようです。安心しました。
ところで、生命とは何なのでしょうか。
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『博物誌』(ジュール・ルナール 著, 岸田 国士 訳)
いつだって、驚きというのは、世界の側にあるのです。
終わりに
本を紹介するというのは、よいものです。
まだ、読んでいない本があるからです。