つまり、まだ起こっていないことについて書くわけですので、ある面では、何でもありません。しかし、どこかの面では何かであるかもしれません。
なお、本エントリでは、その筋の業界用語を説明なしで使うと思いますが、話を円滑に進めるためですので、よろしくお願いします。
ところで、現在はこの前置き部分を書いていますので、実際にはやってみないとわかりませんが、「業界用語を使うと話が円滑に進むように思える」というのは、なかなか興味深いです。
ですが、逆に「話を円滑に進めるために、普遍的な用語を使います」と言うのも成り立つような気がします。
どんな言葉を使っても、話は円滑に進むのでしょうか。円滑に進まない話とは、存在し得ないのでしょうか。
今回は、そんな話です。
タスク管理
そんな仰々しい前置きをしておきながら、タスク管理の話です。
私も多くの方と同様に、様々なタスク管理の考え方や手法を目にして、いくつかは実践もしてきました。
それらの手法にはそれぞれにメリットがあって、なるほどと思うばかりでしたが、一般論として、経験が増えてくるにつれて自分なりにやりたいことが出てきます。
そして、今回の私にもそれがあてはまるわけです。
タスクリストから
まず前提として、私はタスクリストから出発したいです。プロジェクトからでも、コンテクストからでもありません。
さらに言えば、デイリータスクリストからです。
多くのタスク管理の方式からすると、かなり厳しい考え方と言えるでしょうし、これを掲げている人を、私はあまり見たことがありません。
(だからこそ「自分なりにやりたいこと」なわけです。)
その内容を見ていきます。
例えば
例えば、このような(デイリー)タスクリストがあったとします。
- 買い物に行く
- ブログを書く
- ライブのチケットを取る
このリストを上から順に実施していけば、つつがなく一日が終わるわけです。
(もちろん、そのためにはリストが実施する順に並んでいる必要があります。そこのところは省略します。)
一つめ
一つめの問題点に触れます。
上記リストの「ブログを書く」を実施したところ、文章を書き終えたところまでで時間切れとなってしまい、それを成形して、エントリとして投稿するのは明日以降に回すことになったとします。
このとき、タスクリストはどのようになるのでしょうか。
完了していませんので、単純にチェックは付けられません。何かしらの工夫がここに入るはずです。
私は、よく言われるタスク管理で、この部分にうまく対処できないのが不満でした。
もちろん、打つ手がまったくないわけではありません。
一つは、今日の「ブログを書く」を完了にしてしまって、明日のタスクに「文章を成形する」を加えることです。
しかしこの方法では、明日の「文章を成形する」が、今日の「ブログを書く」の中から出てきたものであることが判然としません。
ここには本来階層関係があるはずなのです。
明日には、今日よりもタスクを寄った目線で見ることになりますので、これが明らかでないと、「文章を成形する」が何の話なのかがわからなくなってしまいます。
もう一つは、「ブログを書く」を初めからプロジェクトとして扱うことです。
つまり、
- ブログを書く
- 文章を書く
- 画像を用意する
- 文章を成形する
- エントリとして投稿する
- 買い物に行く
- 文章を書く
- 画像を用意する
- ライブのチケットを取る
ところが、この方法もあまり嬉しくありません。
タスクを実行する前から、そんなにきっちりと先を見通すことはできないということは言うまでもなく、さらに本質的に問題があるのです。
それは、元のタスクをどんなに細かく分解しても、その一つを途中までしか完了できないことが必ず発生してしまうためです。
この例で言えば、「ブログを書く」を分解して「画像を用意する」とのタスクを作っても、実施してみたら、半分まで画像を用意したところで時間切れとなってしまうようなことです。
そして、次に「画像を用意する」を何かのタスクの集まりに変換したとしても、状況は変わりません。
タスクが途中までしか完了できないことがある以上、本エントリの話である、それをどう扱うかの問題は解決しないのです。
Doingログ
他方、私は、上に書いたようなタスクリストとは別に「まさにこれからやること」「まさに今やったこと」を、時刻入りでモレスキンに記入しています。
やはり先の例で言うと、
(20:00) ブログ書くといった具合です。
(21:18) 文章書いた。画像用意する
(21:32) 投稿した!
これはDoingログと呼ぶのかもしれませんが、とりあえず名前は何でも良いです。
そして、ここにようやく、本エントリ冒頭に書いた「私の願望」の話が出てきます。
この節の書き出しは「他方」となっていますが、これが「他方」でなくなるような手順を、誰かに提唱してほしいです。
すなわち、現状はタスクリストとDoingログが別の流れから存在しており、これがすごく無駄に感じるのです。
もちろん、無駄なだけなら気にしなければ良いでしょう。
ですが、もしこの二つをうまく統合できれば、明らかに前半に書いたタスクリストの問題点が解決します。
つまり、「途中までやったタスクの扱い」です。
終わりに
本エントリが、そのような手法を「自分で考える」ではなく、「誰かに考えてほしい」となっているのは、それがどうなっていてほしいのか、自分にも完全には明らかでないためです。
要するに、デザインは大変だという話です。
話が円滑に進みませんでした。