道具を使うことについて、よく考えた一年でした。
特殊な道具ではありません。テキストエディタや、PCのキーボードなどです。
例えば、プログラマにとっては、タッチタイプができることが必ずしもベストなわけではないと、気づきました。コマンドを、いかに間違えずに素早く打ち込むか、ということです。
いわゆる、ホームポジション、タッチタイプといった、文章を書くときの常識と、プログラマの常識は、一致しなくてよいのかもしれません。自分なりに、道具を使い込むことです。PCのキーボードをタイプするだけでも、気づくことがあるものです。
不思議なもので、毎年、いくつかは新しく気づくことがあります。学ぶことがあります。文章を書くことがなければ、思いいたりませんでした。どうも、説明しにくい感覚です。
文章を書くことの道具は、ポメラです。ちなみに、タイピングのときには、ポメラならではの指の動きもあります。
PCの通常のキーボードよりも、ポメラの方が、文章を書くのは早いはずです。また、ポメラで実践できないのでなんとも言えませんが、通常のPCのキーボードの方が、コマンドを打ってUNIXやメインフレームOSやEclipseを操作するのは、早いはずです。
道具を使うことに、自分なりの気分のよい方式を見出しているのでしょう。
やはり、説明しにくいものです。あるいは、説明しにくいことほど、なんとか文章にしたいと感じるのかもしれません。
何の話かといいますと、私は毎年、その年でよかった音楽アルバムを、三枚選ぶことにしているのです。
さっそく、始めます。
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『Nost』 / Ellen Allien
いつまで経っても、私はミニマルテクノが好きです。私の好きな音楽です。
昔と比べると、ミニマルテクノという言葉を聞かなくなったような気がします。強調する必要がなくなったのでしょうか。悪いことではありません。
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『image』 / Maison book girl
音楽アルバムというのは、具体的に、瞬間に鳴っている音とは、別のものを表現することができます。ある程度の長さがあるためでしょう。平たく言うと、空気感とか、世界観とか、雰囲気とか、そういったものです。なかなか、平たくにしか言えないのが、難しいところです。
Maison book girl の音楽を好きになった年でした。
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『Elektrac』 / Shobaleader One
こういったインストで、気分が盛り上がるといいますか、訴えかけるものがあるのが、私は好きです。人間は、意味ではないものも読み取ることができるのです。
それに、日本で生演奏を見られるとは思いませんでした。
終わりに
こちらの記事を読みました。万年筆のことです。
何でそんなことに夢中なの? (gofujita notes)
各々が、自分なりの熱中を見出しているのだ、とは、正しく、綺麗な回答ではあります。同時に、初心者にとっては、突き放されたものでもあります。自分にとっての熱中を、実際に見出してみないと、なかなか、納得しがたいものでしょう。
それでいて、どういった事情で熱中しているのかわからないのに、熱中していることだけは伝わるというのは、すごいことです。素晴らしいことでしょう。インタフェースとはこういうものなのか、とすら思います。
熱中している姿を観察できることは、初心者が、自分なりの楽しさを見出すことのできる未来の、第一歩です。
私は日常が好きです。
私が何度もご紹介させていただいている記事があります。文章を書くことを続けてきてよかったと思います。
日常を支えるという非凡な能力 | Notebookers.jp
この文章をお読みの方も、そうでない方も、私と関わりのあった方も、そうでない方も、私の好きな日常を、皆さまが少しずつ支えてくださっています。ありがとうございました。
これからも、よろしくお願いいたします。