PCが新しくなったことに気をよくして、オーディオ・インタフェースも購入しました。2月のことでした。PRESONUS AudioBox iTwo です。購入の時点で、最新よりひとつ前のモデルだったものの、見た目も格好良く、選んでみました。よい買い物でした。
PRESONUS AudioBox iTwo には、Studio One のArtist版がバンドルされています。DAWソフトです。これも今年から使い始めることになりました。思い返すと、DAWには、学生のころからいろいろなメーカのものにトライしては、よく理解できずに挫折していました。Studio One だけはなぜかするっと操作することができて、使い続けています。
Studio One が突出して優れているのか、昔のDAWソフトがどれも難しかっただけなのか、私が成長したのか、なんとも言えないところです。2021年は Studio One をずっと使っていきたいと思っています。
書籍『存在の彼方ヘ』(エマニュエル・レヴィナス 著, 合田 正人 訳)に、次のようにありました。
だから、そもそも意味が現出するためにも、主題化は不可避なのだ。主題化というこの詭弁のうちで、哲学は始まる。だが、哲学の使命はこの裏切りを還元することである。PCを新調したことで何の気なしに買ったオーディオ・インタフェースを、今年はこんなに使うことになるとは思いませんでした。配信ライブを見ることになったためです。今年、たくさんの配信ライブを見てきて、楽しみ方がだいぶわかってきた感じがあります。2019年に買ったヘッドフォン audio-technica ATH-AD500X も想定外の活躍をしました。オープン型のヘッドフォンは、配信ライブを見るのにも向いているような気がします。
私は何を隠そうトラックボール派で、ミーハーなので、ロジクールのM570のファンでした。今年、まさかの新モデルM575が出ましたので、すぐに買い換えました。ミーハーだからです。素晴らしく進化していると思います。傾きの角度が変わっているところがよいようです。作業が楽になりました。
新たに、小さいノートを持ち歩くことにしました。ダイアログノートです。メモの類は名刺サイズの情報カードに書いていましたが、持ち歩きには不便でしたし、なんというのか、どうでもいいようなことをがしがしと書くような感じではなかったためです。ダイアログノートを持ってみるとやはり楽しく、情報カードとは違うことを書いている感じがあり、どちらも併用することとなっています。
ダイアログノートと同時期くらいに、新しい万年筆も買いました。LAMY Safari です。ずっと見ないようにしていたのに、ついに買ってしまいました。
Safariは、インクの残りを見る覗き窓があまり格好良くないと、自分に言い聞かせていたはずだったのですが、スケルトンだったらあまり関係ない、どころか、それも格好良いことに気づいてしまったのです。結局、すごく満足しています。関係ないのに、2019年限定カラー、ブロンズのインクも買ってしまいました。Safariは持った感じが軽く、道具としてハードに使える感じが気に入っています。
何の話かといいますと、私は毎年、その年によかった音楽アルバムを六枚選ぶことにしているのです。
さっそく、始めます。
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『Frozen Dust』 / Teruyuki Kurihara
音楽を聴くことには、こんな音楽を作り上げてしまう人がいるんだ、という畏敬の念が、私の根底にあるような気がします。本を読むことも同じかもしれません。
こんな音楽を作り上げてしまう人がいるのです。
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『PSR B1919+21』 / NECO ASOBI
哲学が始まります。
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『スティルライフII』 / haruka nakamura
だから、哲学というのはいつも日常と隣り合わせにあります。
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『Zealot City』 / a crowd of rebellion
非日常も、隣り合わせにあるのかもしれません。私は日常が好きです。非日常も、たぶん好きです。日常と似ているものだと思うからです。
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『Synergetics / Entropy』 / Yui Onodera
音楽は、日常の近くにも遠くにも存在していることができます。だから、ずっと音楽を聴いているのかもしれません。
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『THA BLUE HERB』 / THA BLUE HERB
誰もが、そして私も、日常と非日常を形作っているのです。
終わりに
私の音楽の聴き方にバリエーションができた一年でもありました。カセットテープを買うようになったことと、Bandcampで音源を買うようになったことです。Spotifyばかりでやってきましたが、なぜだか、単一のプラットフォームだけでは聴くことのできない音源に行き当たるものです。
CDを買っていたころからそうでした。欲しい音源が、レンタルCD店で見つからなくなり、近所のCDショップで見つからなくなり、大手CDショップで見つからなくなり、ネット注文でも買えなくなり、いろいろあってカセットテープとBandcampに行き着いたりしています。そういえば、本を買うこともそうです。欲しい本が、書店で見つからなくなり、ネット注文でも買えなくなり、電子書籍でも買えなくなり、ちゃんと発送してくれるのかどきどきしながら古書を取り寄せたりしています。
ずっと、このあたりを試行錯誤している人生のような気がします。それでも、技術が進歩していることの恩恵は受けています。ありがたい限りです。
書籍『青い花』(ノヴァーリス 著, 青山 隆夫 訳)に、次のようにありました。
「どうぞ良心の本性をおしえて下さい」私は日常が好きです。私の好きな記事をご紹介します。
「それができるなら、わしは神になっている。なぜなら良心は理解することによってはじめて生じるものだから。わしに文芸の本質を教えることがおできになるかな」
日常を支えるという非凡な能力 | Notebookers.jp
私の文章をお読みの方も、そうでない方も、今年一年私と関わりのあった方も、そうでない方も、私の好きな日常を、少しずつ支えてくださっています。
日常というのは、非日常のそばにあります。私の日常は、私と関わりのない方々が多くを支えてくださっているものです。
ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いいたします。