2012年7月6日金曜日

大雑把なアプローチ

Clip to Evernote
本ブログで何度も紹介している記事に、以下のものがあります。

R-style » ひねくれ者のアプローチ

私にとっては、とても重要な記事です。
今回は、こちらを踏まえた話です。


アプローチ


いま、
  • 実施するのはそれなりに面倒
  • 積極的にやりたくはない
  • 緊急でやらないといけないわけではない
  • 作業完了の基準が明らかでない
ような仕事があったとします。
この中で、上の4つはその仕事の特性を説明しただけのことですので、特に触れることはありません。

大雑把な人にとって問題になるのは、一番下の「完了の基準があきらかでない」です。
これにより、大雑把な人は、客観的にはどう見ても作業が完了していないにも関わらず、「もう、十分やったかな」と思ってそれを切り上げてしまうのです。

実質作業は途中なわけですから、後に何かしらの問題が現れてくるのは間違いないでしょう。しかしながら、大雑把な人にとっては、仕事を最後まできちんとやり遂げることは困難なのです。

そこで、このとき取り得るアプローチを考えます。
大雑把な人の戦略です。

といっても、ここで考えられることはそう多くありません。
すなわちそれは、「少しずつ、頻繁にやる」ことです。

一回で完全にできないのなら、完全にできないことを認めた上で、頻繁に実施するのです。

これだけでも十分効果はあると思いますが、ある面では単なる心境の変化でしかないとも言えますので、一つだけ行動についても触れておきます。
それは、その作業が実施できるための道具を、あちこちに置いておくことです。とにかく、思いついたらすぐに実施できるように、さらには思いつきやすくしておくようにするのです。


メリット



上述したようなアプローチを用いたときに得られるメリットについて、考えてみます。

明らかに言えるのが、作業をきちんと最後までやらないと決めることで、それに取り掛かる際の気持ちのハードルをとても低くできることです。
必ず適当にやると決心してしまうと、それにかかると予測される時間を限りなく短くできますので、結果として、「じゃあ1分だけやろうか」といった考えになりやすいのです。

ここに、上で書いた「必要な道具はあちこちに置いておく」ことで、さらに取り掛かる際のハードルは低くなります。

すると最終的には、大雑把な人の方が、きちんとしている人よりも作業をたくさん進めることになると想像できます。
加えて、大雑把な人には「苦労して作業を終えた!」といった感覚もありません。

これが、大雑把な人が得られるメリットです。

この話はもう少し発展させることができます。
作業に取り掛かる際のハードルを限界まで低くしていくと、それは「作業」であるにも関わらず、いつしか「気分転換」のような状態になってくるのです。

こうなればもはや、その作業を積極的に行う必要すらありません。
まったく別の、それなりに労力のかかるタスクに取り組んでいる最中に、ふとした気分転換で件の作業が進んでしまうのです。

もちろん、それは「脱線」と紙一重ではありますが、ここでは深入りしないことにします。

いずれにせよ、大雑把な人が、自分を大雑把だと認めて何かを考え始めると、メリットが見えてくるのです。


終わりに



今回ご紹介した記事は、今後もまた出させていただくかもしれません。
とても感銘を受けています。