2011年12月31日土曜日

まだ書きかけの運命

Clip to Evernote
「すごい」人が好きです。

何かにものすごくこだわっているとか、他の人には難しいことができるとか、そういったことがわかると非常に感動します。
「憧れ」といった表現が正しいのかはわかりませんが、とにかくそのような感情のことです。

人によっては他人に憧れるようなことはあまりないと言う方もいますが、私は頻繁に、また強い度合いであります。

いくつかある私の趣味も、その分野のすごい人への憧れから始まったものが多くあります。
それほど、すごい人への感動・憧れは私の人生において重要なものです。


世の中のすごい人



日本だけでも非常にたくさんのすごい人がいますが、私がそのすごさに(直接か間接かは問いませんが)触れることができ、かつそれを理解できることは、あまり多くないでしょう。
ほんの一部の、「わかりやすくすごい」人しか知らないのです。
もっともっとすごい人に出会いたいと思う私にとって、これは残念な現実です。

しかしこの日本だけでも、すごい人は間違いなくたくさんいます。これは事実です。


みたいもん!の記事



そんなあるとき、この記事に出会いました。

Google「Chrome」新CMが「初音ミク」である理由を作った中の人に聞いてきた :[mi]みたいもん!

Google+にも投稿しましたが、私はこれを読み、そして件の動画を見て、号泣しました。
その投稿に、+Masatake Horiさんからコメントをいただきました。
なぜ涙がでるんだろう、と考えてみるとウェブに希望がもてますね!
私は、この記事と動画を、どう考えたのでしょうか。


初音ミクがつないだ



上の記事で、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が表彰された際、その表彰状に書かれていた言葉が紹介されています。
インターネットに分散する個人の様々な才能を発揮する機会の拡大
私がまず感動したのは、この部分だと思います。

世の中にいるたくさんのすごい人たちが、私にも見えるようになりました。
それにとどまらず、その分散していた「みんな」が一つになったのです。
音楽づくり・歌・絵を描く・動画を作る・コスプレなど、各々が得意なことを持ち寄って、感動を与えてくれました。

やっぱり、すごい人はまだまだたくさんいました。

初音ミクは、その「みんな」をつないでくれました。
そして私たちに、「こんなにすごい人がいるよ」と紹介してくれたのです。


初音ミクと「みんな」の力



同記事から引用いたします。
このCMの制作にあたって、もちろんまずクリプトン・フューチャー・メディアに相談に行き、本山さんは、とてもシンプルなことを言われました。 
「クリエイターをフィーチャーする内容ならオッケー」 
つまり、初音ミクをタレントやキャラクターとして使ってくれるなということです。
それでは、初音ミクは何だったのでしょう。

「初音ミクにコミットしている」人たちはもちろん、素晴らしい創作物のための才能や真剣さ、努力などを持ち合わせているでしょう。
これらの熱い気持ちで、「初音ミクに魂が」込められました。

しかしその人たちが持っていたのは、それだけではありません。
作品を発表するために、ほんの少しの勇気が必要です。

ふつう作品を発表するには、もっと大きな勇気が必要かもしれません。でもほんの少しだけあれば、あとは初音ミクが背中を押してくれます。

そして初音ミクには、日本のWebの力によって、たくさんのほんの少しの勇気が乗っています。

これが初音ミクなのです。


言いたかったこと


すごい人がたくさんいて、その「みんな」が一緒に初音ミクを作ったこと。そこに私は感動したのだと思います。

さらに、それでもまだすごい人は見えないところにいて、この先も初音ミクとWebの物語は続いていきます。
もっとたくさんの「みんな」の、ほんの少しの勇気を楽しみに待っています。
私の力になります。


終わりに


おそらくこれが年内最後のエントリになります。

それでというわけではありませんが、茅原実里さんの「書きかけのDestiny」の歌詞を引用して締めくくりたいと思います。
高鳴りが追いつく憧れが わたしの中でチカラになる
その先を絶えず照らしながら 未来形の今、掴みたいの
書きかけのDestiny