2012年9月18日火曜日

思い浮かぶために

Clip to Evernote
私のように、何の変哲もない生活を送っていても、アイデアというものが必要になることがあります。私が必要なこともあれば、周囲の人が必要としているのを目にするような場合もあります。

私個人としては、ライフハックや発想など様々な文脈から、アイデアにまつわる話をいろいろと仕入れてきていますので、いざアイデアが必要な段になっても、まったく打つ手なし、となることはそれほどありません。
一方、同様の状況の下で、周囲の人が「打つ手なし」になってしまっている様子は、多少は目にしたりもします。その際には、自分の知識を用いてなんとかアドバイスしたいと考えるものの、このジャンルに存在する特殊な「メソッド」のようなものを、今まさに困っているときに紹介したところで、その解決には役立たなかったりします。こういったものは、普段から、身につけたり背景を理解しておくことで、有事の際に価値が出てくるものなのかもしれません。

とはいえ、このジャンルの情報を積極的に集めている人でなくても、アイデアが必要になる場面は訪れます。
その際に、何か良いアドバイスはないものかと考えた結果が、本エントリです。

今回はそんな話です。


段階


考えたのは、「アイデアの現状を明らかにする」ことです。
『Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術』には、下記のような記述があります。

『Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術』(倉下忠憲) 
さきほど、アイデアが生まれる工程を、 
「種を集める」
「種を育てる」
「実を収穫する」
 
の三つに分けました。
本書では、アイデアの様子を一貫して「種」や「実」などになぞらえているため上記のような表現になっていますが、その詳細はここでは置いておくことにします。しかし、少なくとも上の引用文から、アイデアを形にするためにはいくつかの工程を踏むのだということが読みとれます。

本エントリでも、それに着目します。
アイデアが必要で困っているときには、どうしても「アイデアが思い浮かばない!」と一括りに考えがちですが、「思い浮かばない!」にもいろいろあると思ったわけです。

まずはそれを明らかにすることで、初めのステップである「今何を考えたら良いのか」を考えることができます。

本エントリでは、「アイデアの現状」として三つの状況を挙げます。
  • アイデアがない
  • アイデアがある
  • アイデアがあるけど、見つからない
以下、順に見ていきます。


アイデアがない


ここで言う「アイデアがない」とは、対象についての知識などが絶対的に(この言葉はあまり好きでないです)不足しており、原理的に、どうあがいても成果物を形にできない状況を指します。
例としては、自分がまったくなじみのないトピックについての文章を書かなければいけない、といったことです。

この場合の対策としては、多様にバリエーションはあるでしょうが、基本的には「情報を集めること」になります。本ブログでは過去に「なじみのないトピック」とのエントリを書いていますので、何かの参考になるかもしれません。

「アイデアがない」についてのここまでの話は、このように改めて文章に起こしてみると、当たり前のことのように思えます。
しかし、今回重要なのは、実際に「アイデアがない」状況に出くわしたときに「何も思い浮かばない!」と早合点してしまわないことの方です。「本当は、知識が全然足りていないのかもしれない」と一度考えてみるのは、悪くないはずです。


アイデアがある


「アイデアがある」とは、成果物の素のようなものは頭の中にあるが、それが成果物に結びつかない状態を指します。やはり文章作成を例にすれば、書くトピックはなんとなく決まっているけど、何を書いたら良いかわからないような状況になります。

このようなときには、往々にして頭の中だけで話が進んでしまっていることが多いように思います。

そのため、対策としては、大雑把に言うと「紙に書き出す」ことになります。もう少し言うなら、「成果物とは異なる場所に書き出す」とでもなるでしょうか。これはつまり、原稿用紙に文章を書くのが完成形なら、大きな無地の紙に書き出す、といった意味です。

可能なら、マインドマップなどの知られたメソッドを用いるのも良いですし、単に箇条書きにしたり、図を書いたりするだけでも効果的でしょう。ここではとにかく、頭の中だけで話を進めようとしないことです。


アイデアがあるけど、見つからない


このパターンが一番厄介で、一番あり得そうだと思います。

「アイデアがあるけど見つからない」とは、対象についての知識は足りているのに、成果物の素になるアイデアがない状態を指します。上で述べた「アイデアがない」とは、対象についての知識はすでに足りている点で異なるわけです。
例としては「今日のブログに書くことがない」があるでしょう。ブログを書くための元情報が本当に何一つないような状況は、おそらくそうないと思われるためです。

おなじみ「アイデアは既存のものの組み合わせ」の話は、この「アイデアがあるけど見つからない」に適用されることでしょうし、いわゆる「アイデア出しのメソッド」と呼ばれるものも、多くはこの問題の解決を図ろうとするもののはずです。

すなわち、たくさんの先人たちがこの問題に苦労させられているわけで、私がおいそれと解決策を提示できるものではないのでしょう。
ただ、ちなみにですが、私が知っている先人の知恵の中では、初めての人にも手軽に拝借できるのは「トリガーワード」かなと、なんとなく思います。もちろん、初めての人の場合はどのようなトリガーワードを用いるかが次の問題になってしまうわけですが、きっとこれ自体は取っつきやすいメソッドのはずです。


思い浮かばない


いろいろ言いましたが、本エントリの場合、重要な点は複雑ではありません。
「思い浮かばない!」と言ったときに、実際には何が引っかかっているのかをよく確認することです。

そうでないと、そもそも、「思い浮かぶ」という言葉につかみどころがなさすぎますので、「思い浮かばないものは仕方ない」とか、よくわからない話になってきたりするのです。


終わりに


説明なしで「トリガーワード」やその他を言ってしまいました。
これらはできるだけ広い意味ということにしておきます。