2012年9月30日日曜日

もしも5個しか

Clip to Evernote
仕事術と呼ばれるものにはある種独特の雰囲気があって、何と言いますか、やけに「細かい」のです。これは、仕事術というものが持つ雰囲気を知らないと一見わかりにくかったりしますが、逆にそれを理解できれば、大きなメリットを得られます。
それから、仕事術について情報を集めていると、徐々に似たような話を目にするようになってきます。きっとそれは、多くの人にとって効果のあった「術」ですので、大事にしたいところです。

この話を二つ合わせると、仕事術の界隈では、細かくて同じような話を何度も目にするというわけです。
そう聞くと何だか良くないもののように感じられますが、もちろんそんなことはありません。そうなっている理由がきちんとあって、その上で仕事術というものから効果が得られるわけです。
(話がややこしくなりますが、必ずしもその理由を理解していないといけないこともないと思います。それもまたライフハックや仕事術といったものの良いところのはずです。)

さて、別の話で、その昔「もしもiPhoneアプリを10個しかダウンロードできないとしたら」との話がはやったことがありました。本ブログでも、それに追従したエントリを書いたことがあります。
ここでiPhoneアプリというものを考えてみると、細かくて、似た機能を持つものの中から、自分に合ったものを探求する対象であると言えそうです。

そこで本エントリでは、「もしも仕事術を5個しか使えないとしたら」との設問を掲げて、それを考えてみたいと思います。

今回はそんな話です。


その1


さっそく行きます。
「もしも仕事術を5個しか使えないとしたら」の一つめは、「Doingログ」です。

「Doingログ」とは、今まさにとりかかろうとしていることを書き出す、との考え方です。ToDoリストがいつかの未来に行うことについて書き出したものであるのに対し、Doingログは、現在とちょっと先の未来についてのものになります。

個人的には、わかりきっていることのために短期記憶の領域を使わない、といったあたりがその効果になると感じています。


その2


二つめは、「ファースト・タスク」です。

これは、「重要で大変な仕事は、一日の初めにとりかかる」とのことです。転じて、一日の初めめでいかずとも、大変な仕事は午前中の早いうちに行うことも含んで良いでしょう。

この効果はわかりやすいです。時間が遅くなればなるほど次の二点が問題になるので、それを避けるためです。それは、徐々に頭が疲れてくることと、予測できない割り込みの作業が発生しやすくなることです。


その3


三つめは、「水を飲むこと」です。

これについては、以前本ブログでエントリを書いていますので、そちらをご参照いただければと思います。

23-seconds blog: 水を飲むこと

少し前のエントリですが、今でも同様に効果を感じています。

すごく大雑把に言うと、水を飲むと集中力が上がるのです。


その4


四つめは、「5分だけとりかかる」です。

これは、気が進まないとか、時間がかかりそうなタスクに対して、とりあえず5分だけとりかかってみるということです。

これのメリットはたくさんあります。
やってみると、実はそんなに厄介なタスクではなかったり、意外なところに問題点があって人に相談しないといけなかったり、とりかかってみないと効率の良い手順が見えてこなかったりするのです。


その5


五つめは「タスクを分割する」です。

こちらは非常に有名な話ですので、私から改めて説明することはあまり残っていないでしょうし、それをきちんとやろうとすると数エントリかかってしまう気がします。

しかし、それでいて、やはり大きな効果があるのです。


感想など


iPhoneアプリのときと同じく、5つに絞るのはなかなか大変でした。ご紹介したい、有益な仕事術は他にもいろいろありますが、私にとって本当に重要で、現実に役立っているものを一生懸命選んだつもりです。
いま一度見返してみると、特殊なツールを使用したりですとか、あまり複雑なものは挙がってきませんでした。数を絞ろうとすると、このようになるのかもしれません。

それから、「仕事術5つ」を考えることには、「iPhoneアプリ10個」のときにはなかった面白さ(と、難しさ)があります。
それは、「仕事術」自体を考える必要があることです。

iPhoneアプリの場合は、アプリの数え方について疑問や個人差が発生することはありません。「アプリ10個」は、誰にとっても10個のアプリです。
しかし、仕事術の場合は
  • どこまでが仕事術か
  • 「仕事術1つ」とは何のことか
といったことをまずは考えないと、「仕事術の数」なるものを数えることができません。

これはもちろん逆も然りで、すなわち、だからこそ「iPhoneアプリ10個」を挙げる方が面白いとも言えます。どちらが正しいということはないのでしょう。

いずれにせよ、そのように、それ自体を考えなければいけない場面は世の中にきっとたくさんあって、それはたぶん思ったよりも身近な話なのです。


終わりに


「仕事術のiPhoneアプリっぽさ」とは、なかなか興味深いテーマな気がします。