Wikipediaにも項目があるようです。
Lifehack - Wikipedia
それによれば、ライフハックなる言葉は2004年から使い出されたようです。
今回はそんな話になります。
ライフハックとは
その筋の人たちの間でたびたび話題になることとして、「ライフハックとは何か」があります。
もちろん、その成り立ちははっきりしているようですし、起源に基づいているものが真であるのだとすれば、そこに疑問はないものと思います。
要するに、上で紹介したWikipediaのページに書いてあるようなことが、「ライフハックとは何か」の回答になるということです。
ですが、この世界にある言葉のほとんどがそうであるように、ライフハックもまた、その成り立ちに基づくことでは先の設問への回答を十分に表現することはできません。
ましてや、ライフハックのような類の言葉ではなおさら、起源など考慮されずに各所で独自の解釈が広まっていくことでしょう。
少しここは回りくどい書き方になってしまった上に、これ以上やると言語学などの領域に入ってしまいそうですので、やめておきます。
ここでは、「Wikipediaにライフハックの起源とそれに伴う意味は書いてあるが、その記述でライフハックとは何であるかに回答できるわけではない」と述べたことにしておきます。
「ライフハックLiveshow」にて
以前に、以下のようなエントリを書きました。
23-seconds blog: 「ライフハックLiveshow」概観
こちらの企画の #01 が、YouTubeで視聴できるようになっているようです。
ライフハックLiveshow #01 「3...2...1...キュー!(べい)」 - YouTube
この番組の中で、少しだけ「ライフハックとは何だろう」といった話が触れられています。
そこでは、「ライフハックは、話を聞いていもらえるプラットフォームのようなものになれる点で、価値がある」のような意見が出ていたと思います。
つまり、ライフハックそのものの定義には深入りせずに、自分の声を拡散させるために便利であることにのみ着目しているわけです。
これは一つ、ライフハックについての考え方としてあり得るものだと感じています。
言葉としての「ライフハック」が広まったためにそれを定義づけることが容易でなくなった以上、この方向性にはメリットがあります。
知恵袋
他方で、上記の番組内で少し触れられていることに、ライフハックが揶揄されるとの話がありました。
そこで述べられていたことによると、「ライフハックなんて言っているけど、おばあちゃんの知恵袋と何が違うんだ」といった意見があるようです。
ここで私が取り上げたいのは、このような意見を踏まえた上で、「では、ライフハックとは何だろう」と考えることについてです。
もとい、「では、ライフハックとは何だろうと考えること」についてです。
ライフハックを考えること
「おばあちゃんの知恵袋と何が違う」と問われて、はて、何が違うだろうかと考えるわけです。
そこで思い至る違いはどんなものでも構わないと思いますし、それを体系立てて説明できなくても良いです。さらに言えば、何も違いがなくても別に問題ありません。
ただ、そこにある差異がどんなものかははっきりしないとしても、それがライフハックである以上、そのものが日常を改善する何かであることは、それほど的外れでなく言えるはずです。
むしろ、上述した「おばあちゃんの知恵袋との違いを考えること」において、それが「日常を改善するもの」であることは自明とした上で考えを進めているものと思います。
言いかえれば、「ライフハックとは日常を改善するものだが、さて、それは知恵袋とは何が違うのだろう」との状況です。
すると、ライフハックを考えるためには、日常についてを考える必要が出てきます。
私にとって日常とは、ある面で習慣のことです。
そしてまた別の面では、日常とは人生のことです。
つまり、ライフハックを考えることは、人生について思いを巡らすことになります。
そこで考える内容の良し悪しは別として、いえ、人生について考えたことに良いも悪いもありませんが、ともあれ、普段の生活の中で、人生について考える機会が得られるというのは、きっと悪い話ではないはずです。
これを、私たちの大好きなライフハックの言葉に直せば、「ライフハックについて考えるというライフハック」です。
ライフハックの人たち
これを認めると、また別の疑問が出てきます。
普段からライフハックを叫んでいる人たちは、それほど人生について考えているのだろうか、とのことです。
ここでは、もう一つ私の考えを記しておくことにします。
ライフハックですとか、タスク管理ですとか、そういったことを言っている人(私も含め)の多くは、ある種のロマンチストだと思うのです。
これについてここで深入りはしないことにしますが、ほんの一例を挙げておきます。
私たち(と勝手にひとくくりにしてしまいます)は、生活する中で5分だけ空いた時間があったときに、ぱっと本を開いて少しでも読み進めることで、長期的に見たら人生が変わると本気で信じています。
冷静に考えれば、5分くらいでそれほど本が読み進められるわけではありませんし、そもそもその本にそれほどの力があるとは思えません。
さらには、ここで言う「長期的」がどの程度のものかも、「人生が変わる」が何を指しているのかもわかりません。
それでも私たちは、それを信じて実行するのです。
私はこれをロマンティックだと思います。
終わりに
さて、ライフハックとは何でしょう。