2012年5月26日土曜日

新世界のように

Clip to Evernote
以下の記事を読みました。

47 Keyboard Shortcuts That Work in All Web Browsers - How-To Geek

記事自体も非常に参考になりますが、それとは別に派生して考えることがありました。

今回はそんな話です。


共通のショートカットキー


同記事から引用いたします。
Each major web browser shares a large number of keyboard shortcuts in common. Whether you’re using Mozilla Firefox, Google Chrome, Internet Explorer, Apple Safari, or Opera – these keyboard shortcuts will work in your browser.
(拙訳)
多くのブラウザは、たくさんのキーボードショートカットを共有しています。あなたが使っているのがFirefox でも、Google Chrome でも、IE でも、Safari でも、Opera でも、そういったキーボードショートカットは動作するのです。
つまりこの記事は、様々なブラウザで共通に使えるショートカットキーを紹介したものであるわけです。

この「共通に使える」ことは、個人的にとても重要だと感じています。


辞書登録


PCでの文字入力を楽にする方法の一つに、辞書登録があります。
ライフハック的には基本と言っていいでしょう。

ですが私は、この辞書登録というものがあまり好きではありません。

それは、文字を入力する機会はあらゆる端末に対して発生するため、ある辞書登録に慣れてしまうことで、別の端末での入力が困難になってしまうからです。
要するに、データ同期の問題です。

私は知りませんが、いわゆるクラウドを介してそれを可能にするようなアプリケーションも、ひょっとしたら存在しているかもしれません。
しかし、私が文字を入力する端末には、自分の所有でないものも、ネットワークに常時接続でないものも、ポメラも、iPhoneやiPod touchもあります。
これは別に私が特別なわけではなく、今の時代、多くの人が同じような状況にあるでしょう。

これらの間で完全にデータを同期することは、そう簡単なことではないはずです。
そのために、端末を移動して思った通りに文字入力ができないと、新世界に来たような居心地の悪さを感じることになってしまうのです。

こういったことは、特に文字入力の際にのみ限定して起こります。
おそらく、「キーボードで文字を入力する」との動作は、非常に感覚的なものであるのだと思います。他の、例えばマウスを操作するなどのことでは、こういった微妙な感覚の差異について気になったりはしません。
そのために文字入力では、辞書登録などが「少しでも違ってしまうと気分が良くない」といった印象が生まれるのかもしれません。


話を戻す


そこで、冒頭に掲げた「共通に使える」キーボードショートカットの話に戻ります。
共通に使えるのであれば、一度身に付けてしまえば端末を移動してもそのメリットを得ることができます。

この点で、私は上記の記事に価値を感じたのです。


終わりに


「新世界」で思い出したのですが、しばらく前に、「D-Formation」(茅原実里)を購入しました。
Amazonへのリンクを載せておきます。

Amazon.co.jp: D-Formation: 茅原実里: 音楽

こちらが、非常に素晴らしいアルバムです。

茅原実里さんにとっては4枚目のオリジナルアルバムになるでしょうか。
(このあたりややこしいので、4枚目ということにしてしまいます。)

2枚目「Parade」から3枚目「Sing All Love」への流れを見るに、今回の「D-Formation」はさらにバンドの「生演奏感」や「一体感」を押し進めたものになるものと予想していました。

しかし、それが完全に裏切られる格好となりました。
どちらかといえば、1枚目「Contact」を継承してきたようなコンセプト、音作りになっています。
あえて言うなら、「Contact」の「トランス+ストリングス打ち込み」といった雰囲気ではなく(「Contact」はあまり聞きこんではいませんので、この部分は不確かです)、少し前のエレクトロ・ブームを踏まえた上での、新しい「強いエレクトロ」とでもするのが良いでしょうか。

確かにこうして提示されてみると、シングル曲「Planet patrol」や「TERMINATED」を伏線として、こういったアルバムにしてくるというのは、鋭い人には予見できたのかもしれません。
実際、本アルバムではシングル曲としての「伏線」が絶妙に使われています。

それから、上述した「強いエレクトロ」との意味では、トラック1「D-FORMATION」からトラック3「嘘ツキParADox」の流れが素晴らしいです。
アルバム「D-Formation」という世界への入り口としてもそうですし、楽曲としても、陳腐な表現になりますが、エレクトロがまた次の時代へ至ったことが感じられます。
衝撃的な3曲です。

その後、「Planet patrol」や「Defection」が絶妙に使われて中盤が進んでいきます。

そして、なんといってもトラック10「暁月夜」が壮絶です。
私はこの曲を何度聞いても鳥肌が立ちます。

もちろん、一番わかりやすいのが感想のバイオリンソロです。
初めて聞いた際には、そのあまりの強烈さに私の行動が停止してしまいました。

目立つのはそのソロ部分なのですが、それより少し前でギターがリードする箇所があり、そちらも聞き逃せません。
そして、最後のサビの後にあるCメロで、ボーカルとバイオリンがユニゾンしています。こちらも、バイオリンのソロパートに匹敵するくらい素晴らしい部分です。

アルバムはここから終盤に入っていきますが、大まかな全体の流れとして、ダーク寄りの前半から徐々に明るくなっていくような構成になっています。

この、俯瞰したときの様子についても忘れずに着目しておくべきです。

間違いなく、2012年版の「three albums of the year」有力候補です。