2012年5月6日日曜日

整理する象

Clip to Evernote
このところ、本ブログではEvernoteの話題が多くなっているように感じますが、本エントリでも懲りずに取り上げてみます。なぜだか最近、Evernoteについて考えることが増えてきているのです。


Evernoteの整理


一時期、Evernoteの整理が大変で、との話が盛り上がったことがありました。
詳しくは、インボックスとして設定しているノートブックにノートが溜まっていくスピードがインボックスゼロを実行するよりも早く、結果としてただ保存しただけのノートがどんどん多くなっていき、Evernoteがゴミ置き場になってしまっている、といったものです。

するとその後、その問題に対して回答するムーブメントが起きました。
非常に大雑把にまとめさせていただくと、その内容としては、
  • 整理をそれほど考えなくても、Evernoteは問題なく使える
  • インボックスゼロも、苦しかったらまとめてアーカイブに移してしまって良い
  • そもそも、ゴミ置き場にするのがEvernoteである
といったものがあったと思います。


整理しない


上に箇条書きで挙げたことについては、私も同意します。
Evernoteは、整理に悩むことなく使っていくことが可能なツールであると理解して間違いありません。

ここで断っておくと、もちろん整理するのも良いです。
整理することについては、それほどわかりにくいことはないと思います。自分が考えるルールに従って、ノートを移動させていけば良いわけです。ルールの決め方はいくつもあるでしょうし、どれが正解ということはないはずです。

しかし、整理しないことに関しては、先述したように「整理に悩む必要はない」との一言で終わってしまっています。
ある意味、ここで議論が止まってしまっているわけです。

確かに、本当に議論をここで完全に停止して、今後一切「Evernoteの整理」めいたことはしないとしてしまうのも、それはそれで正しいです。まるで問題なくEvernoteを使っていくことが可能です。

ただ同時に、「Evernoteを整理しない」にバリエーションがあっても良いようにも思います。


積極的に


そこで、ただ何もしないことより、少しだけ積極的な「Evernoteを整理しない」の解釈について考えてみました。
もともと、「Evernoteを整理しない」ことは何もしないことを意味していると思いますが、その解釈を多少広げられないかとの試みです。


内容


このように書くとやけに複雑そうに見えますが、内容は全くそんなことはありません。あくまで「Evernoteを整理しない」の範疇だからです。

以前に本ブログの「考える象」のエントリで、「Evernoteに考えさせる」ことを述べました。
その中身は、適当なキーワードやタグ検索などにより保存してあるノートを無作為に表示させ、それをもとにアイデアを作っていく、とのものです。

この方法はすべてのノートに対して適用することを想定していました。思わぬノートが出てくることを期待するのなら、適用範囲は広い方が良いはずです。

しかし今回は、これをインボックスのノートブックに対して行います。
(前提として、インボックスのノートブックには十分な量のノートが保存されているものとします。「整理しない」方法ですので、無理のない前提だと考えます。)

すると、インボックスのノートブックが無作為に表示されることになります。
このとき、何か意味づけが見いだせそうならタグが付けられますし、また何もなさそうならアーカイブのノートブックに移していきます。これは「Evernoteに考えさせ」ている作業になります。

その後作業の終わりに、インボックスのノートの内でタグが付いているもののみを表示します。これは「-tag:*」で検索すれば実現できます。
そして表示されたノートを、まとめてアーカイブに移します。

これを行っていくことで、意識して整理を行わなくてもEvernoteを使ってアイデア出しをしているだけで、インボックス内のノートが減少する、すなわちEvernoteが整理された状態になっていきます。


まとめ


手順をまとめておきます。
  • アイデア出しをしたい
  • 「Evernoteに考えさせる」作業を、インボックスで行う
  • 最後に、「-tag:*」を入力する
  • 表示されたノートをアーカイブに移す
  • アイデア出しができた
  • Evernoteの整理が進んでいる!
整理ではなく、アイデア出しなのです。

それを理解した上でこの手順を進めていくと、「整理しないと……」といった重圧とは無縁に整理された状態へ近づけていくことが可能になります。
先ほどからの表現に沿えば、「Evernoteに整理させている」のです。


終わりに


とはいえ、整理された状態に近づかなくても、Evernoteは問題なく使えます。