2012年3月9日金曜日

なじみのないトピック

Clip to Evernote
ずっと、何となく考えていたことがあるのですが、いまひとつしっくりくるような表現が見つからなかったためにはっきりと書くことができませんでした。私はそれを非常に重要だと考えていたにも関わらず、です。
例を挙げると、本ブログの「複雑で好きなもの」というエントリでその類のことを書いてはいます。

ところが、最近読んだ記事に良い表現がありましたので、本エントリではそれをご紹介し、私が考えていることを明らかにしていきたいと思っています。
(「明らかにしていきたい」とは、主に自分に向けて言っています。)


読んだ記事


読んだのはこちらの記事です。

「自分史をかく」というアイデア発想術 – ライフハック心理学

記事の結論自体はまた別のところにありますので、ぜひそちらの方もご確認いただきたいのですが、とりあえずは私のことと関係する部分を参照します。
引用させていただきます。
何か発想する。それを頭の中にとどめ、沈めておく。折に触れて思い出してはまた考えるけれど、十分まとまった時間がとれず、また沈めてしまう。そんなことを何年も、時には十数年も続けているうちに、ある日はたと考えがまとまり急いで論文なり本なりにする。
状況としてはこのようなことです。
何かについて考える際に、例えば算数の計算問題を解くようにすぐに答えを出すのではなく、生活の中で何度も思い出しては消えていき、考えたことのほとんどを無駄にすることを続けていくと、長い時間が経った後にはたと考えがまとまる、という風に私は捉えています。


何度も考える


とにかく、紙やペンは用意せず、必要な知識を前もって大量に頭に入れておき、あらゆるタイミングで考えます。
紙やペンを用意しないと言ったのは、そもそもそれができないほどわずかな隙間の時間を使うことを想定しているためです。

こうすることで、例えば自分にとってなじみのないトピックについてアイデアを出したい場合にも、時間とともにそれが徐々に「自分のものになってくる」感覚が得られ、自然と語るべき言葉が出てきます。

ちなみに、「知識を大量に頭に入れる」部分は、こちらの記事を参考にしています。

R-style » もし、歌の歌詞を作れって言われたとしたら。
「戦隊 OP」あたりのキーワードで検索をかければ、バカみたいな数の動画が見つかる。これをひたすら見る。5?10?・・・いやいや、最低でも30は見ないと。
また、「隙間の時間に考え続ける」の部分はこちらの記事を参考にしています。

私がライトニングトークの5分間に備えて準備したこと | jMatsuzaki
より多くの他人を自分の中に作り出すために、頭の中に長い間”問題”を植え付けておきます。すると様々な環境下で、私の中に居る多くの他人が入れ替わり立ち代わりその”問題”について考え始めます。


自分に浸透している


これまでは、「自分の中に深くその考え方が落ちている」や「考え方が自分に浸透している」といったイメージとして理解していましたが、初めにご紹介した「「自分史をかく」というアイデア発想術」の記事で、それが非常に簡潔に表現されています。
引用いたします。
昔からものを考えては書くということをしてきた人は、たぶんこの「無意識下における発酵」をよく承知していました。もっともこれを人によっては「時間による熟成」と呼んだりするでしょうが、同じような意味です。
「時間が解決している」点を強調するなら、後者の「時間による熟成」が良いでしょう。
しかし、もともとの意味としては前者が良いようにも思います。
もちろん実質的に差はないはずです。


手順をまとめる


私がこういったことをするのは珍しいように思いますが、ここで本エントリで述べた作業の手順をまとめておきます。
  • (例えば)なじみのないトピックについて、アイデアを出したいとする
  • それについての知識を大量にインプットする
  • 隙間の時間に考え続ける。このときは、たくさんの「考えたこと」は消えていく
  • 「時間による熟成」を狙う
  • 自然に語るべきことが見えてくる
文字にしてみると簡単なことです。


終わりに


こういった作業は、締め切りに追われている、高いクオリティを期待されている、といったことがなければ非常に楽しいです。